2020.10.03
使わない放置トラックはそのままでいい!? 保管の注意点と放置のリスク
こんにちは!グットラックshimaです!
会社や自宅に、長期間乗らずに放置しているトラックはありませんか?
故障や事故、または現在はトラックに乗らないなど、さまざまな事情があるかもしれません。
しかし、放置したままだと費用がかかってしまうなどリスクがあることをご存知でしょうか?
そこで今回は放置しているトラックについて、放置を続けてしまったときの注意点や排気・売却方法などについて詳しくご紹介します。
目次
放置しているトラックは費用がかかる!買取依頼は早めがおすすめ
放置トラックは乗らない場合でもさまざまな費用が発生します。
主にかかる費用は以下の3つです。
① 自動車税
トラックを乗る・乗らないに問わず、トラックを所有していることで発生する税金。
毎年4月1日時点でトラックを所有している場合、用途や排気量に応じた金額を支払います。
② 自動車重量税
トラックの新規登録時や車検の際にトラックの重量に応じて支払う税金。
新車は3年、車検の際は2年または1年分を支払います。
なお、トラックを廃車にした場合は残りの車検期間に対する金額が戻ってきます。
③ 自賠責保険料
トラックをはじめ、車に乗るにあたって必ず入らなくてはいけない自賠責保険。
なお、トラックの自賠責保険の期限が切れてしまっている場合、そのトラックが公道を走行しなければ罪には問われません。
このほかにも、賃料が発生する駐車場にトラックを放置している場合は駐車場代が発生してしまいます。
放置期間が長くなるほど本来はかからないはずの費用がかさみ、トラックの劣化も進んでしまいます。
たとえば放置期間に比例してオイル類は劣化が進みますし、ブレーキやエンジン周りもすぐに錆び、各パーツのゴムも弾性を失うことに。
劣化が進むほどに不具合が増え、いざトラックを売却したいと思った時に査定額が下がってしまいます。
使用しないトラックがある場合は放置せず、早めの売却を検討しましょう。
トラック買取実績
売るのが難しい放置トラックを処分したい場合は?
トラックを長い期間放置してしまった結果、劣化が進んで売却できず、廃棄処分(廃車)を余儀なくされることも。
廃棄処分する場合には、永久抹消登録という手続きが必要です。
手続きに必要な書類や方法について詳しく見ていきましょう。
トラックの廃棄処分(永久抹消登録)方法
永久抹消登録の必要書類
- 車検証
- 所有者の印鑑証明書(発行から3カ月以内のもの)
- 所有者の実印が押印されている委任状(代理人を立てる場合)
- 移動報告番号と解体通知書(解体業者から受け取る)
- 手数料納付書(運輸支局から受け取る)
- 永久抹消登録申請書(運輸支局から受け取る)
- 自動車税、自動車取得税、自動車重量税申告書(運輸支局内の税事務所から受け取る)
- 所有者の実印
- ナンバープレート(前方、後方の2枚)
※事業用トラックの場合は事業用自動車等連絡書も必要
※車両総重量が8トン以上または最大積載量が5トン以上のダンプの場合は「土砂等運搬大型自動車廃止届出書」も必要
永久抹消登録の流れ
- ナンバープレートを外して解体業者でトラックを解体し、解体業者から「解体報告記録日」「移動報告番号」を受け取る
- 解体後15日以内に必要書類を揃えて管轄の運輸支局に行き、必要書類とともにナンバープレートを運輸支局へ返却する
- 申請書へ必要情報と「解体報告記録日」「移動報告番号」を記入して提出し、登録が完了したら、運輸支局から「廃車証明書」を受け取る
また、税申告窓口で自動車税廃止の手続きも行うことで、後日に自動車税の還付金を受け取ることができます。
忘れずに手続きしてくださいね。
放置トラックをそのまま保管したい場合は?
トラックを売却や廃棄処分せず、事情によってトラックを長期間乗らずに保管しておく必要がある場合、ただ放置してしまうと劣化が進むため適切な処置を行わなくてはいけません。
長期間トラックに乗らない場合は、以下の対策をとりましょう。
① 月に1回エンジンをかける
全くエンジンをかけずに放置しているとトラックの劣化が進みます。
定期的にエンジンをかけ、軽く走行するようにしましょう。
② タイヤの空気圧を高くする
定期的にエンジンをかけるのが難しい場合は、タイヤが平らに変形(フラットスポット)しないよう、タイヤの空気圧を高くしておくか、リフトなどでトラックを持ち上げておきます。
③ 燃料を満タンにする
タンク内が錆びつかないよう、燃料は満タンにしておきましょう。
または、燃料劣化防止材を使用するのもおすすめです。
④ 保管前に整備する
トラックを長期間保管する前に、エンジンオイルを新品に交換したり、バッテリーのマイナス端子を外して漏電を予防したりと、しっかり整備しておくことも大事です。
⑤ 雨風の影響を受けにくい場所で保管する
トラックを雨風が当たる場所に長期間保管していると劣化が進むため、倉庫やガレージなど屋内で保管しましょう。
それが難しい場合は、屋根付きの車庫やカバーをかけて保管してください。
トラックは1カ月以上エンジンをかけない状態が続くと、エンジンオイルのオイルパンが落ち、エンジン内部が傷ついて焼きつきを起こす場合も。
長期間保管したトラックに再び乗る場合は、エンジンオイルの量や状態を確認し、問題がある場合はエンジンオイルを交換してから乗るようにしてください。
また、ブレーキに錆が発生すると固着してしまう恐れがあるため、長期間乗っていないトラックに乗る際は、一度整備工場などで点検整備を受けた方が安心です。
トラックの放置は劣化につながる!廃車や買取の検討を
トラックを長期間放置すると、税金や保険料などさまざまな費用が発生してしまいます。
また、トラックを長期保管する際は、タイヤやエンジンオイルといった整備のほか、保管場所にも気をつけないと、劣化につながります。
そうなってしまうと、買取依頼しようと思った時にはもう買取が難しく、廃棄処分しなくてはならない場合も。
トラックを長期保管する際はきちんと管理し、今後乗る予定がないトラックは早めに買取依頼をした方がお得です。
トラックの購入や今の車両の買取、各種手続きのご相談まで、ぜひグットラックshimaへお気軽にお問い合わせくださいね!