2021.05.04
冷蔵冷凍車の査定ポイントはここ!高額買取してもらうには
こんにちは!グットラックshimaです!
突然ですが、必要なくなったトラックはどうしていますか?
中古トラックとして買取してもらいたいけど、高く買い取ってもらえるか不安な方も多いのではないでしょうか。
買取前の査定で見られる部分や、高く売るポイントがわからないという話もよく聞きます。
そこで今回は、トラックの中でも「冷蔵冷凍車」について。
査定で見られる部分や高く売るポイントについて、詳しくお話しします。
トラック買取一覧
目次
冷蔵冷凍車の買取査定でチェックされるポイントは?
冷蔵冷凍車は、通常のトラックと異なる冷蔵冷凍機能が付いています。
そのため、通常のトラックの査定ポイントにプラスしてチェックされる部分があります。
チェックポイントは全部で6つ。
- 冷蔵冷凍の方法
- 冷蔵冷凍の機能
- メーカーの種類
- 床の素材や形状
- 車両のサイズ
- スタンバイ機能の有無
それぞれ詳しく見ていきましょう。
冷蔵冷凍の方法
冷蔵冷凍の方法には以下の3種類があります。
- 機械式
- 窒素式
- 蓄冷式
機械式
機械式は一般的なクーラーと同様の方法で、冷媒を利用して冷気を庫内に送り出し冷やしています。
温度管理が1℃刻みで可能で、キャブ内に備えてあるサーモスタットにより、希望温度に設定できます。
そのため、外気や走行距離などの条件により庫内の温度を調節できるのがメリットです。
冷凍雇用のエンジンを兼ね備えている車種を選べば、冷却機能の動力をキープできるので、長距離運転に向いている方式です。
ただし、庫内に冷気が回るため、積荷(食材など)によっては乾燥に気をつける必要があります。
窒素式
窒素式は、液体窒素を使用し冷却する方法で、予冷時間が少なく-40℃以下の温度設定もできます。
また、機械式と同様に希望温度設定が可能。
より冷えた状態で運搬しなければならない積荷輸送に適しています。
ただし、液体窒素は消耗品なので、定期的に補充の必要があります。
蓄電式
蓄電式は、庫内に設置した冷やした冷凍板の冷気を利用して積荷を冷やす方式です。
夜間電力などを利用して、走行前にあらかじめ冷凍板を冷凍させておくため、エンジンに影響がない、停車中も冷却できて経済的、冷気が回らないので庫内が乾燥しにくいといったメリットがあります。
ただし、冷却時間には限界があるので、輸送範囲は近距離がおすすめです。
上記の3種類以外にも、冷却機能を持たせず保冷シートで内部をコーティングした「保冷トラック」もあります。
近距離移動が多い場合やキンキンに冷やす必要はないという場合に使用されている種類のトラックです。
冷蔵冷凍車の査定額を大きく左右する重要ポイントは、温度設定の有無です。
また、主に設定温度により呼称が変わり、-5℃までなら中温型(またはチルド型)、-25℃以上は低温型と呼ばれ、冷凍機やメーカーによっても設定出来る温度の条件は様々です。
冷凍機の動力もサブエンジン式、PTOエンジン式、直結型等があり、それらによっても査定評価が変わってきます。
冷蔵冷凍の機能
どの方式でも重要なのが、冷凍機能が正常に保たれているかです。
冷蔵庫の場合は最低でも4℃程度まで、冷凍庫の場合は最低でも-18℃程度まで下がっていなければ、積荷を正常に運送できません。
冷えが悪い場合は、荷室の損傷やパッキン等の劣化、冷媒ガスやコンプレッサーが正常に動いていない可能性もあります。
設定した温度から大きく開きがある場合は修理が必要です。
修理費用は高額なため、査定額にも響いてしまいます。
メーカーの種類
国内には、多くのトラック用冷凍機メーカーがあります。
その中でも人気なのは、「菱重コールドチェーン」「サーモキング」「デンソー」「東プレ」「東芝キャリア」です。
査定評価を左右するほど特に人気があるのは「東プレ」「菱重コールドチェーン」です。
東プレは、自動車用プレス部品の製造開発メーカーとして1935年に設立されました。
冷蔵冷凍車市場に参入したのは1968年で、トプレックス株式会社設立後のことです。
菱重コールドチェーンは、三菱グループのグループ会社で1972年に設立されました。
長年培ってきた輸送用冷凍装置の技術力は高いと定評があります。
床の素材や形状
トラックは床の形状がさまざまで「ステンレス」「アルミ」「キーストン」の3種類があります。
この中で一番査定評価が高いのは、キーストンです。
キーストン床とは床面に凸凹に溝を切り、冷気が床面を循環できる構造になってます。
また水滴などが溝に落ちる構造になってますので、冷凍時に床と積荷が張り付くのを防ぐことが出来ます。
床の形状にかかわらず、ジョロダー用のレールなどが装備されている床は、パレット移動等が容易にでき、需要が多いので査定評価が上がります。
車両のサイズ
中古車市場では小型~大型まで需要がありますが、近年ではEC需要の増加に伴い小口配送向けの1t〜3tクラスの小型サイズの冷蔵冷凍車や、大型車などは長距離車輛が多いため、低走行の冷蔵冷凍車の需要が高く、査定評価も上がります。
スタンバイ機能の有無
スタンバイ機能とは、エンジン停止時でも外部電力からの電力供給で冷凍運転ができる機能です。
主に夜間に事前に荷物を積んでおきたいときや、事前に庫内を冷やしたいときなどに重宝します。
スタンバイ機能が装備されていることでも需要が高まり、査定評価が上がります。
他にも後方にパワーゲートや、側面にスライド扉等が付いてるとプラス査定が期待できます。
冷蔵冷凍車の高額査定を叶えるポイントも知っておこう!
査定のポイントがわかったら、なるべく高く買い取ってもらうために、所有している冷蔵冷凍車をしっかり整備しておきたいところですね。
ここでは、査定額アップを叶えるためにどのようにしたらいいのか、そのポイントをお伝えします。
査定額アップのポイントは以下の2つです。
- トラック専門の買取業者を選ぶ
- きれいに掃除をする
トラック専門の買取業者を選ぶ
トラックの査定には、特別な知識が必要です。
なかでも冷蔵冷凍車は特殊車両に分類されており、査定にはより専門的な知識が必要とされます。
そのため、トラック専門の買取業者の中でも、冷蔵冷凍車を取り扱っている知識豊富な買取業者を探し、査定をしてもらうのがおすすめです。
きれいに掃除をする
冷蔵冷凍の機械部分のメンテナンスには専門知識が必要なので、むやみに自分でいじらないようにしましょう。
ただし、食品や医薬品を積む可能性のある庫内や、長い時間過ごすこともあるドライバーの空間である車内を、しっかりと清掃しておくことは大事。
特に庫内の清潔感や消臭具合は査定額に大きく影響します。
床や側面は調理器具用などの専用洗剤で磨き、水垢やカビがある場合にはハイトール(車両用専用特殊洗剤)などを使用して落としましょう。
また、車内はシートのシミや室内の臭いが査定額に大きく影響します。
シートにシミがある場合は、シミ取りなどを使用しできる限り落としましょう。
室内の臭い、特にタバコ臭は消臭剤などを使用し、臭いを消しておくと査定額アップをねらえます。
きれいに清掃していくことで、このトラックを大切に使用していたんだということが伝わり、査定員からの評価も上がるでしょう。
トラック買取一覧
査定のポイントを抑えて、買取査定額アップを実現!!
冷蔵冷凍車の査定ポイント、おわかりいただけたでしょうか。
以下の6つの点で査定でチェックされるポイントを押さえて備えましょう。
- 冷蔵冷凍の方法
- 冷蔵冷凍の機能
- メーカーの種類
- 床の素材や形状
- 車両のサイズ
- スタンバイ機能の有無
高額査定に向けての準備としては「専門の買取業者を選ぶこと」と「きれいに掃除をすること」。
今まで大切に使用してきたトラックが、少しでも高く査定されるように、庫内も車内もピカピカにして送り出しましょう!
もし、トラックの査定をどこに頼んだらいいか迷う!という時には、グットラックshimaでのトラックの買い取りもぜひ視野に入れてくださいね。
査定額が他店より1円でも安い場合は、ぜひお気軽にご相談ください!