2021.04.27
トラックのタイヤサイズの見方とは?サイズ変更は自分でできる?
こんにちは!グットラックshimaです!
寿命を迎えたトラックのタイヤを交換する際に、タイヤのサイズを間違ってしまうと、大きなトラブルや事故を引き起こしてしまう可能性があります。
そうならないためにも、トラックに合ったタイヤのサイズを選ぶことが大切です。
トラックのタイヤのサイズは、メーカーのホームページなどで確認することができますが、実はタイヤの刻印を見れば確認することができるのをご存知でしょうか?
そこで今回はトラックのタイヤのサイズについて、タイヤに書かれた情報の見方やサイズ変更などもあわせてご紹介します。
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目次
トラックのタイヤのサイズの見方は?
トラックの走りに大きな影響を与える、最重要パーツであるタイヤ。
トラックのタイヤ交換は走行距離が3〜5万km、もしくはタイヤ製造から3〜4年経過した頃が寿命の目安とも言われています。
※詳しくは「トラックのタイヤの寿命、判断目安は?寿命を延ばす方法も!」もチェックしてください!
タイヤサイズの確認はメーカーのホームページで確認することができますが、タイヤの側面部分・サイドウォールの刻印を見ればわかります。
サイドウォールには「275/65R22.5 155/158L」のように、英語と数字を組み合わせて刻印されており、それぞれの数字が意味を持っています。
刻印にはいくつかパターンがあるのですが、よく見られる表記として「275/65R22.5 155/158L」「165R14 8PR」を例に解説しますね!
【275/65R22.5 155/158L】
・275:タイヤの幅
トラックを正面から見た際のタイヤの幅を表し、この場合は295=295mmということを意味します。
・65:タイヤの偏平率
タイヤの幅に対する偏平率を意味し、この場合は80%です。
・R:ラジアルタイヤ
この「R」はサイズではなく、ラジアルタイヤであることを意味します。
※ラジアルタイヤなどタイヤの種類については「トラック用タイヤの種類や特徴は?トレッドパターンの特徴も紹介!」をチェックしてください!
・22.5:タイヤの内径
タイヤに装着されているホイールのサイズを表し、22.5inch(インチ)ということを意味します。
なお、1inch=25.4mmなので、22.5inch=571.5mmです。
・155/158:タイヤの荷重指数
タイヤの荷重指数(ロードインデックス)を表し、トラックのタイヤを指定の空気圧にした場合にタイヤが支えられる負荷能力を意味します。
この場合は155が単輪の場合、158が複輪の場合の荷重指数です。
・L:速度記号
荷重指数の範囲の負荷がかかった状態で走行可能な最高速度を表し、記号によって意味が異なります。
Lの場合は120km/hまでということを意味します。
このほか、Jの場合は100km/h、Hの場合は210km/hまでということを表します。
【165R14 8PR】
・ 165:タイヤの幅
・R:ラジアルタイヤ
・14:タイヤの内径
・8PR:荷重指数(強度)
荷重指数(強度)を示す数値でプライレーティング(PR)と呼ばれており、タイヤ内側に巻きつけられた補強材が、何枚重なっているかを示しています。
そのため、高ければ高いほどタイヤの耐久性が強いです。
8PRであれば、1本あたり単輪で520kg、複輪で495kgを支えることが可能。
このほか、4PR、10PR、12PR、14PR、16PRなどがあります。
今回は基本的な刻印の確認方法をご紹介しましたが、トラックのタイヤの表記や表記方法は車種によって異なります。
代表的なトラックごとの主なタイヤサイズについて、いくつかご紹介しますので参考にしてください。
小型トラックで主に使用しているタイヤサイズ
【刻印:205/85R16 117/115L】
主に小型トラック(2tトラック)で使用しています。
この刻印は「タイヤ幅205mm、偏平率85%、断面の高さがおよそ174、ラジアルタイヤ、タイヤ内径16inch、ロードインデックス単輪117・複輪115」ということを意味します。
中型トラックで主に使用しているタイヤサイズ
【刻印:225/80R17.5 123/122L】
主に中型トラック(4tトラック)で使用しているサイズです。
この刻印は「タイヤ幅225mm、偏平率80%、ラジアルタイヤ、タイヤ内径17.5inch、ロードインデックス単輪123・複輪122」ということを意味します。
大型トラックやトレーラーで主に使用しているタイヤサイズ
【刻印:11R22.5 16PR】
主に大型トラックやトレーラー、ダンプカー用で使用し、ヨコハマやダンロップ、ブリヂストンなどで取り扱っています。
この刻印は「タイヤ幅11inch、ラジアルタイヤ、タイヤ内径22.5inch、PR(プライレーティング)16」ということを意味します。
タイヤを購入する際は、サイズや種類を間違えないようしっかり確認しましょう。
トラックと乗用車のタイヤサイズの違いとは?
トラックのタイヤサイズは普通乗用車とは異なります。
普通乗用車のタイヤサイズは、サイドウォールに「195/65R15 91H」のように表記され、見方についてはトラックと同じです。
トラック用タイヤは乗用車のタイヤよりも荷物を積んで走るため、強度が高いものが多いです。
そのため、トラック用タイヤと乗用車用タイヤの違いとしては、プライレーティング数の表示があるかどうかという点になってきます。
タイヤ強度を示すプライレーティング数は、主にバイアスタイヤやバン・小型トラック用、トラック・バス用タイヤに表示されるもの。
先程もご紹介しましたが、タイヤサイズのすぐ後に、数字と共に「PR」の刻印があります。
また、乗用車のタイヤはトラックよりも荷重指数(ロードインデックス)が低く、負荷能力の限界が来やすいのも特徴です。
トラックタイヤのサイズ変更はなるべくしないほうが良い理由
装着したいホイールと純正タイヤのサイズが合わない場合は、「インチアップ」という方法があります。
インチアップとは、タイヤの外径をそのままでホイールを大径化してタイヤの偏平率を下げるという方法です。
このように、トラックのタイヤをメーカーが推奨するタイヤよりもサイズを大きくすることは可能ですが、以下のようなさまざまなリスクがあるためおすすめはしません。
タイヤのサイズを変更した場合のリスク
タイヤのサイズを変更した場合、どのようなリスクがあるのか見ていきましょう。
リスク①乗り心地が悪くなる
インチアップするとホイールと地面の距離が近くなるため、路面から受けるショックが大きくなります。
そのため、騒音や振動が大きくなったり、ハンドルが重くなったりと、トラックの乗り心地が悪くなります。
リスク②燃費が悪くなる
タイヤの幅が広くなると路面の抵抗が増すため、燃費が悪化します。
リスク③操縦が不安定になる
加減速の多い街中を走行する場合は、車両の重心位置が高くなるため操縦が不安定になります。
リスク④車検に通らない場合もある
インチアップして外径が変わってしまった場合は、速度メーターに誤差が生じるため車検に通りません。
リスク⑤大事故につながる場合もある
タイヤが薄くなるとタイヤを傷めるリスクが高まります。
タイヤを傷めると轍などにハンドルを取られやすくなり、大事故の原因になってしまうケースも。
このような点から、トラックのタイヤのインチアップは実際にはほとんどありません。
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トラックのタイヤ購入時は、しっかりサイズの確認を!
トラックのタイヤサイズの確認はメーカーのホームページなどで確認することもできますが、タイヤの側面部分・サイドウォールの刻印を見ればわかります。
装着したいホイールと純正タイヤのサイズが合わない場合は、「インチアップ」をしてタイヤのサイズを大きくすることは可能ですが、さまざまなリスクがあるためおすすめしません。
車検が通らない可能性や大事故につながるリスクもありますので、トラック購入時に装着しているタイヤのサイズを参考に選ぶようにしましょう。
トラックの部品購入はグットラックshimaへ、お気軽にお問い合わせください。
豊富な品揃えと安心・信用・満足をお客様にお届けするため、スタッフ一同、心よりお待ちしております。