2020.08.20
トラックのエンジンがかからない!原因や対処法、修理費用の目安は?
こんにちは!シマ商会です!
仕事で使っている人も多いトラック。
突然「エンジンがかからない!」となってしまったら、とても困りますよね。
エンジンはどんな時にかからなくなるのか原因がわかっていたら、事前に対策をとって突然のエンジントラブルを回避できるかもしれません。
対処法まで知っていれば、さらに安心ですよね。
今回はエンジンがかからない場合の原因や対処法をお話します。
あわせて自分で対処することが難しい場合の、修理費用の目安もご紹介しますね。
目次
トラックのエンジンがかからない原因4つ!対処法もご紹介!
エンジンがかからない場合に、どこをチェックしたらいいのでしょう。
可能性が高いと思われる原因として、主に4つが挙げられます。
それぞれの対処法も参考にしてくださいね!
①バッテリー上がり
さまざまな原因の中でも可能性が高いのは、バッテリー上がりです。
バッテリー上がりは、エンジンがかかっていないときにルームランプをつけたままなど、電力を消費してしまった場合に起こります。
電力を消費し過ぎてしまうとエンジンを作動させる電力がなくなってしまい、エンジンがかからなくなるのです。
また、古くなったバッテリーは性能が下がり、エンジンがかからなくなることも。
「カチカチ」「ガガガ」「ジジジ」という音がしたらバッテリー上がりを疑ってみましょう。
バッテリーが上がってしまったときの対処法は、まず故障していないトラック(24v)のバッテリーが上がってしまったトラックのバッテリーを、24v用ブースターケーブルでつなぎます。
次に故障していない24vトラックのエンジンをかけ、故障しているトラックのエンジンをかけます。
エンジンがかかったら、そのまま少しかけっぱなしにして電力を蓄電します。
ただしバッテリーが古くなっているときは、バッテリーをつないでもエンジンはかかりません。
その場合は新しいバッテリーを購入し交換する必要があるため、整備工場や修理工場に連絡しましょう。
②オルタネーター(発電機)の故障
オルタネーターとは、バッテリーに電気を送る発電機のことです。
このオルタネーターが故障するとバッテリーに電気が送られず、エンジンがかからなくなってしまいます。
まれに、ファンベルトの劣化によってオルタネーターが動かなくなってしまうことも。
その場合は「カタカタ」という音がすることもあるので、音もよく聞きながらキーを回してみましょう。ファンベルトのたるみをとると修理できます。
オルタネーターが故障した場合は、交換するより他ありません。
しかし交換するのは修理するよりも高額になるため、事前に見積りを取って費用の確認をしておくことをおすすめします。
③ガス欠
単純にガソリンが切れてしまうと、エンジンはかかりません。
近くのガソリンスタンドなどに連絡して、ガソリンを補充してもらいましょう。
しかしトラックなどのディーゼルエンジンを使用していると、燃料ラインに空気が混入してしまうエア噛みが発生し、給油してもエンジンがかからないことがあります。
その場合は、エア抜きをしてみましょう。
エア噛みが原因であれば、エンジンがかかることがあります。
④セル・スターターの故障
「セル・スターター」とはエンジンのピストンを始動させる力を供給する部品。
セルモーターは使用方法にもよりますが10~15年が平均寿命で、異常や劣化があると回転しません。
そのため、セルが回るかどうかで異常の有無がわかります。
何度かキーを回してみると、噛んでいるギアが外れて回ることがあります。
また、キーを回してエアコンやメーターパネルの表示が正常に作動するのにエンジンがかからないときは、セル・スターターの故障の可能性が高いです。
セル・スターターが故障した場合は、まずエンジンルーム内のセル・スターターを棒で叩いて刺激してみましょう。
叩いた衝撃でマグネットが飛び出し、セルが回る場合があります。
しかし応急処置にすぎませんので、すぐに整備工場や修理工場にみてもらう必要があります。
応急処置がきかない場合にも同様です。
必ず専門家にしっかりとみてもらいましょう。
エンジンの中古部品
「トラックのエンジンがかからない!」緊急時の連絡先は?
トラックのエンジンは、故障箇所によって自分で解決できない場合も多くあります。
そんなときは、どのように行動したらいいのでしょうか。
ここでは、緊急時の連絡先をご紹介します。
緊急連絡先①JAF(ロードサービス)
JAFは一般社団法人日本自動車連盟(JAPAN AUTOMOBILE FEDERATION)の略で、自動車に関する様々な業務を取り扱っています。
個人会員と法人会員があり、会員になれば通常は有料で1万円以上するロードサービスが無料で受けられます。
会社によっては法人会員になっているところもあるので、会員かどうか確認しておくと安心ですね。
緊急連絡先②近隣のガソリンスタンド
ガス欠やバッテリー上がりなど故障の原因がわかっていて解決できないときは、近隣にガソリンスタンドがあれば、直接行って対処してもらえるか聞いてみるのもいいでしょう。
充電費用の相場は2,000~3,000円程度です。
出張サービス(10,000円程度~)のあるガソリンスタンドもあります。
緊急連絡先③加入している任意保険会社
任意の自動車保険に加入していれば、契約内容によって、さまざまなロードサービスを無料で受けられる場合があります。
保険の契約内容を確認しておき、必要に応じて連絡できるようにしておきましょう。
緊急連絡先④カーバッテリー110番
「カーバッテリー110番」をご存知でしょうか?
電話1本で最短5分でかけつけてくれる、バッテリー修理専門の会社です。
バッテリー修理の度合いによって、8980円~とJAF非会員価格の1万円以上する修理費よりは安く済む場合もあります。
JAF非会員でガソリンスタンドもない保険も使えない…とピンチの時には心強いロードサービスです。
エンジンがかからない場合のトラック修理費用は?
エンジンがかからないときの対策と大体のかかる料金は、上で少しご紹介しましたが、高くても何十万もかかりません。
しかし、エンジンの故障が原因の場合の修理費用は、依頼先や箇所によって費用に幅がありますが、エンジンの一部の修理であっても50~100万円ほどかかってしまいます。
また、修理ではなく載せ替えになってしまった場合には100~200万ほどかかります。
どちらにしても高額となりますので、見積りを取ってからの判断がいいでしょう。
修理や載せ替えで、こんなにも費用がかかってしまうのか…と思った方には「買取に出して、トラックを買い替える」という方法もあります。
トラックに限らず、毎日使用していると車は年々燃費が悪くなり、部品も劣化していきます。
エンジンを修理しても、さらに他の箇所が故障したりといったことがあれば、修理費だけでけっこうな金額になってしまう恐れも。
いっそのこと買取に出して買取金額を新しいトラックを買う資金にする、というのもおすすめです。
新しいトラックは燃費がよく故障も少ないですから、維持費が安くなり仕事の効率もアップするでしょう。
エンジンがかからない原因を頭に入れて対処法を万全に!
エンジンがかからなくなる原因は4つです。
- バッテリー上がり
- オルタネーター(発電機)の故障
- ガス欠
- セルスターターの故障
それぞれの対処法も覚えておくと安心ですね。
対処してもエンジンがかからなかったり、原因がわからず困ったときには、下記に連絡してみましょう。
- JAF(ロードサービス)
- 近隣のガソリンスタンド
- 加入している任意保険会社
- カーバッテリー110番
簡単な対処で済む場合には費用も高額にはなりませんが、エンジンそのものの修理となると、依頼業者や修理箇所にもよりますが、50~100万円程かかることがあります。載せ替えとなると、100~200万円程度かかります。
費用が高額だと感じた場合には、トラックの買取をおすすめします。
買取で得たお金は、新しいトラックの購入費用に充てることができますよ。
トラックが新しくなれば、燃費は良くなり修理も減るので維持費が安く済みます。
仕事の効率もあがるでしょう。
所有してるトラックの状態に応じて、臨機応変に判断していくと良いでしょう。