2022.03.28
トラックのあおりの種類は?メンテナンスや効率UPのポイントも紹介
こんにちは!グットラックshimaです!
荷台に天井がない平ボディやダンプトラックなどのトラックには、側面に「あおり」という囲いが付いています。
そんな「あおり」は載せ替えが可能で、使い方次第で作業効率がかなり上がるパーツなんです。
そこで今回は、トラックの「あおり」の種類を詳しく解説します。
メンテナンス面や修理費用、「あおり」の開閉作業を効率UPさせるポイントについても解説しますので、日常的にトラックを運転するという方はぜひ参考にしてみてくださいね。
中古あおり部品一覧
目次
トラックの「あおり」とは?
平ボディやダンプカーなど、荷台がフラットになっているトラックには、「あおり」が必要です。
あおりとは積載物が落下することを防ぐもので、これがないとカーブを曲がる時などに荷台に積んでいたものが落下してしまう可能性があります。
安全に走行する上で欠かせないあおりですが、間違った使い方や経年劣化によって異常が出やすいパーツでもあります。
また、トラックのあおりは、まるごと載せ替えることが可能です。
古くなったものを変えたいときや最大積載量を変えたいときには、板金屋に依頼することで新品のあおりに変更することができます。
トラックの「あおり」の種類を詳しく紹介!
トラックのあおりには、大きく分けて4つの種類があります。
素材の違いだけでなくデザインも豊富に用意されているため、選ぶ際の参考になるよう詳しくご紹介していきます!
トラックのあおりの種類は4つ
それぞれ材質や見た目が異なり、適した役割にも違いがありますので、トラックの目的に合ったあおりを選ぶようにしましょう。
銅製のあおり
何もオプションを付けずに平ボディのトラックを購入した際に、デフォルトで付いているのが銅で作られたあおりです。
他の素材と比べても比較的重く、慣れるまでは開閉に苦労する人も多いですが、とても頑丈なため鉄製品などの硬くて重いものの運搬には最適です。
デメリットとしては、重量があることの他に錆びやすいことでしょう。
銅製のあおりを使っている場合は防錆スプレーなどを使用し、こまめにメンテナンスをすることが大切です。
アルミ製のあおり
数あるあおりの中で、もっとも人気が高いのがアルミで作られたあおりです。
耐久性に優れていて錆びにくく、軽量でもあるので、女性でも簡単に開閉できるのが特徴です。
また、非常に軽いため他のあおりよりも大幅に重量を軽くでき、最大積載量を増やすことができます。
一方で傷がつきやすいというデメリットもあり、重くて鋭い荷物を運ぶ時にはあまり適していません。
ステンレス製のあおり
アルミとよく似たステンレス素材で作られたあおりもあります。
メリット・デメリットともにアルミと共通している部分も多いですが、大きく違うのは錆びにくいという点です。
銅製やアルミ製よりもさらに錆びにくく、特に海の近くの地域などで活躍します。
木製のあおり
目にすることは少ないですが、木製のあおりを使っているトラックもあります。
メリットとしては、錆びないことと柔軟性があることでしょう。
さらに、金属製のあおりに比べて滑りにくいという特徴があり、壊れやすいデリケートな荷物を運ぶ際には他のものよりも適しています。
トラックのあおりはデザインも豊富!
あおりは、特にダンプカーの場合は大きく目立つ部分。
あおりのデザインを変えることで見た目のイメージを大幅に変えることも可能です。
<あおりのデザイン例>
- 板チョコ:板チョコのように表面が凸凹していて、比較的軽いのが特徴
- 額縁:1番人気のデザイン。周辺を縁で囲んだデザインで、おしゃれさ重視の人に人気
- 船底:底が内側に窪んでいて、土砂ダンプに付けるのに適したデザイン
- 面一(ツライチ):表面に凹凸の無い一枚板のデザイン。シンプル派の人に人気
人気のあおりは通常のものより50万円ほど高くなることもありますが、載せ替え可能なパーツだからこそ個性を出すことができます。
トラックの「あおり」のメンテナンス面や修理費用もチェック
使い方次第で作業効率がかなり上がり、便利な「あおり」ですが、故障がしやすく実は消耗品扱いのパーツなのです。
そのため、よくある故障や対処の方法、メンテナンスの方法、修理になった場合の費用目安について知っておくと安心です。
きちんとメンテナンスをし、安全に荷物を運べるようにしましょう。
「あおり」に多い故障と対処法とは
木製以外のあおりを使っていて一番多い故障の原因は、「サビ」によるものでしょう
荷物の積み下ろしや、載せた荷物と擦れて傷ができること、さらに経年劣化によってもサビは発生しやすくなります。
こまめに防錆スプレーを吹きかけたり、その日の汚れはその日のうちに落としていくことでできるだけ錆びさせないようにすることができます。
風や雨が強い日だけでなく、日頃から荷台シートをかけておくことも効果があります。
また、開閉動作を繰り返したり荷物の積み下ろしの際にぶつかったりすることで「あおりが閉まらない」ということも起きます。
「あおりが重くてきしむ」程度の場合は丁番に潤滑スプレーをかけることで直ることもありますが、調子が悪いと感じたら早めに修理や交換に出すようにしてください。
あおりのメンテナンス方法とは
あおりが不調なまま放置して運転し続けると、最悪の場合あおりが落下して大きな事故につながることも考えられます。
あおりは日頃のメンテナンスをしっかり行えば長く快適に使用することができます。
防錆スプレーを塗ったり、潤滑スプレーを丁番に吹き付けたり、日頃から荷台シートをかけておくことで、サビや故障を防ぐ効果が期待できますよ。
修理の程度によっては中古のトラックを購入できるほどの費用になってしまうこともあるので、これらの処置を行ってあおりの寿命を延ばすことが大切です。
日ごろからメンテナンスをしていれば、ちょっとした不調にも気がつきやすくなるので、メンテナンスはこまめにするようにしましょう。
あおりの修理費用の目安
あおりは頻繁に交換することは少ないですが、あおりを支えている丁番やロックレバーは交換が必要なことも多くあります。
これらの部品の交換だけで済めば、数千円程度で自分で交換することができたりと、金額が高額になることは少ないです。
しかし、あおりそのものが歪んでしまったり、割れたり折れたりしていると、あおり自体の交換が必要になってきます。
ちょっとした修理でも10万円を超えることがあり、高額になるとトラックを購入できるくらいの費用になることもあるので、修理前には必ず見積もりを出してもらいましょう。
トラックの「あおり」の開閉作業を効率UPさせるポイントは?
あおりの開閉には、一苦労するという方も多いでしょう。
あおりは基本的には重たく、自分で開閉するとなるとかなりの重労働になってしまいます。
しかし、最近ではあおりの開閉作業を補助する器具や部品が多く普及しており、女性でも簡単にあおりの開閉作業が行いやすくなりました。
また、サポート器具を使うことによって急にあおりが落ちることが減り、あおりの破損やケガのリスクを減らすこともできます。
あおりの開閉作業を効率よく行えるようになるアイテムを紹介します。
セイコーラック
「セイコーラック」を使うと、バネの力でスムーズな開閉ができるようになります。
あおりの開閉をサポートする器具として1番オーソドックスなものになります。
主に耐久性の高い「SRU型」とサイズが小さめで軽い「SRN型」の2つに分けられており、大型車ならSRU型、中・小型車、低床ならSRN型がおすすめです。
トラック用品のお店や自動車の部品会社などで購入することができます。
スーパースケットマックス
「スーパースケットマックス」は、主に大型トラックに装備されている器具で、ボルトで簡単に取り付けることが可能です。
片手であおり開閉ができるようになるほど軽くしてくれるアイテムで、力がない女性でも簡単に開閉作業が行えるようになります。
取り付けた後に目立ってしまうことが難点ですが、カラースプレーなどであおりと同じ色に塗装してしまえば解決します。
アオリバランサー
セイコーラックと似ている器具で、「アオリバランサー」というものもあります。
圧縮スプリングで開閉が楽になる仕組みで、最近のトラックには新車購入時の初期装備として付いていることも多くあります。
セイコーラックより、寿命が短いというデメリットもあります。
10年くらいで劣化すると言われていますが、不調が出始める時期を逆算して7年ほど経ってから交換すると安心でしょう。
中古あおり部品一覧
トラックのあおりは種類がたくさん!メンテナンスもしっかりと
トラックの「あおり」とは、積んだ荷物が落下することを防ぐもので、これがないとカーブを曲がる時などに荷台に積んでいたものが落下してしまう可能性があります。
あおりの素材やデザインには種類が多いため、運搬する荷物の特徴などを考えて選べると良いですね。
また、あおりは日頃のメンテナンスをしっかり行えば長く快適に使用することができるため、定期的に行いましょう。
最悪の場合大きな事故につながることもあるので、少しでも不調が現れたら修理や交換に出してくださいね。
あおりは非常に重いため、開閉作業に苦労する人も少なくありません。
開閉作業をサポートする器具も多く販売されているため、効率を高めたいという方はぜひ取り入れてみてください。
より詳細にトラックの部品購入について知りたいという方は、ぜひグットラックshimaへお気軽にお問い合わせください。