2022.11.26

加藤製作所の建機の特徴は?種類ごとにも詳しく解説

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こんにちは!グットラックshimaです!

 

建設現場で、黄色い車体に「KATO」とロゴマークの入った建機を目にしたことはありませんか?

「KATO」とは、株式会社加藤製作所のこと。

加藤製作所は125年以上の歴史を持つ、いわば建機メーカーのパイオニアです。

 

今回は加藤製作所の歴史や、建機の種類や特徴についての情報をご紹介。

加藤製作所の建機の購入を検討されている方は、ぜひ参考にしてください。

 

 

建機で有名な加藤製作所の会社の特徴は?

加藤製作所の建機は国内のみならず海外でも高い人気を誇っており、特にクレーン車のシェアは国内トップクラス。

 

今やグローバル企業として展開する加藤製作所。

では、加藤製作所はどのようにどのように大企業へと成長したのか、歴史を見てみましょう。

 

加藤製作所の歴史

加藤製作所の創業は1895年のこと。

現在の加藤製作所の前身である加藤鉄工所が創業されました。

当時は、個人事業として農家向けに「くわ」や「すき」を作っていました。

 

その後、1923年に当時の鉄道省指定の工場となり、内燃機関車の生産を開始します。

内燃機関車とは内部で燃料を燃やし、そこから動力を生み出す機関車のこと。

具体的にはディーゼル機関車、ガスタービン機関車、ガソリン機関車などのことです。

加藤製作所はここから順調に事業を拡大していきます。

 

1935年には株式会社加藤製作所を設立。

1938年にはエンジン、トラクター、ロードローラー、クレーン車両などの生産を開始します。

1960年代に入ると、自動車やダンプカーなどの大型トラックなどの普及により、内燃機関車の需要が大幅に減少。

そのため、1960年代後半には機関車事業から撤退し、以降は建機や特装車の製造に転換していきました。

 

その後、建設用クレーン、油圧ショベルなど、時代のニーズに合わせた製品を数多く世に送り出し、その品質と技術力の高さを国内外から認められるようになっていきます。

 

2006年には中国、2016年にはタイ、2018年にはヨーロッパへと進出。

加藤製作所のさらなるグローバルな企業展開が期待されています。

 

オリジナリティを重視する社風

創業125年を越える老舗の重機メーカーでありながらも、オリジナリティを重視する社風は加藤製作所の特徴のひとつ。

たとえ開発に時間がかかろうとしても、他社の技術提携に頼らず、会社独自の方法を目指します。

オリジナルの製品だからこその付加価値は加藤製作所の強みでもあります。

 

そんな加藤製作所らしさが表れているのが、スノースイーパ(除雪車)。

空港の滑走路で使われることもあるためさまざまな規制がある中、折れにくいブラシを持ち、広範囲の素早い除雪が可能なスノースイーパが求められていました。

 

試行錯誤した末、前方に3本ブラシを取り付け、ブラシでかいた雪をブロワで飛ばしながら進んでいくスノースイーパを開発。

除雪幅最大6mを実現しました。

今やこの装備がほぼ標準装備で、現在は除雪のメイン重機として雪国で重宝されています。

 

さらなるグローバル化と地域貢献

現在、加藤製作所はさらなるグローバル化を目標に、中国やASEAN地域を中心とした海外市場の攻略を目指しています。

オリジナリティを重視する社風で培った長年の経験と技術力で、国内外の多くの顧客のニーズに応えた重機を開発し続けています。

 

加藤製作所が力を入れているのは海外市場だけではありません。

プロバスケットボールチーム「東京エクセレンス」を子会社化。

オーナーとして運営しています。

また、小中学生向けのチアリーディング教室やバスケットボール教室なども開催。

青少年育成や地域貢献にも注力しています。

 

中古建機一覧

 

 

加藤製作所の建機はどんなものがある?特徴を紹介!

加藤製作所の主力製品は荷役機械と建設機械。

荷役機械とは荷を積み込んだり下ろしたりする機械のことです。

 

加藤製作所の特徴のひとつが開発、製造から販売、アフターメンテナンスまで一貫体制で提供していること。

点検整備や定期自主検査などを行うサービス工場は日本全国に展開しており、いつでもどこでもベストコンディションで安心して使用することができます。

 

また、その安全性の高さにも定評があります。

小さな事故でも死亡事故につながる可能性があるため、最善の注意を払い、十分な安全対策が施されています。

 

主な加藤製作所の建機をご紹介

主な加藤製作所の建機の特徴を確認しましょう。

 

ラフテレーンクレーン

加藤製作所の主力製品のひとつであるラフテレーンクレーン。

ラフテレーンクレーンとは、ひとつの運転席で走行とクレーン操作が行える自走式クレーンのこと。

ラフテレーン(rough terrain)とは不整地という意味で、その名の通り不整地や比較的軟弱な地盤を走行します。

市街地などの狭い現場でも活躍しており、トレーラーに積載して移動とセッティングの手間が省けるのが最大のメリットです。

 

ラフテレーンクレーンは「ラフター」という通称で呼ばれることが多いのですが、この「ラフター」は加藤製作所の登録商標です。

このことからも、加藤製作所のラフテレーンクレーンの存在の大きさを感じます。

 

加藤製作所のラフテレーンクレーンの特徴は、「EJIB」という技術が盛り込まれていることです。

「EJIB」とは、これまで車外で行っていたジブの装着・格納作業の一部を車内で操作できるようにし、ジブ起伏シリンダの伸縮動作をジブ振出などに利用すること。

「EJIB」によりオペレーターの負担は軽減され、クレーンの伸縮動作をコンパクトに行えるなどのメリットがあり、作業の省力化や安全性の向上が期待できます。

 

オールテレーンクレーン

オールテレーンクレーンもラフテレーンクレーンと同様にクレーンの一種です。

大型特殊車両に分類されるラフテレーンクレーンとは異なり、トラックと同じ大型車両に分類されます。

運転席と、クレーンの操縦席が異なり、より操縦しやすい設計になっています。

ラフテレーンクレーンより大型にできるため、吊り上げ能力を高めることができます。

 

加藤製作所のオールテレーンクレーンの特徴は、伸縮スピードが速く信頼性と剛性を併せ持っていること。

また、タッチパネル式のディスプレイを採用しており、燃費や作業時間をチェックすることでさらに省エネに。

国土交通省の超低騒音型にも指定されています。

ちなみに、オールテレーンクレーンの通称「オルタークレーン」の「オルター」も加藤製作所の商品名です。

 

油圧ショベル

油圧シャベルは、「土を掘る」「土をトラックへ積み込む」「岩などを粉砕する」「地面を整地する」などの作業が可能です。

 

加藤製作所の油圧ショベルには「NETIS」登録技術が採用されています。

「NETIS」とは民間企業によって開発された技術を公共工事に活用するために国土交通省が整備した新技術情報提供システムです。

 

「NETIS」に登録されている建機は、工期の短縮やコストカット、エンジン負荷の低減などが可能。

環境にもオペレーターにも優しい設計が特徴です。

 

グットラックshimaでは、加藤製作所以外にもさまざまなメーカーの建機を取り扱っております。

ご興味をお持ちの方はお気軽にお問い合わせください。

 

 

加藤製作所の建機の特徴はオペレーターのことを考えた独自の設計

加藤製作所は125年以上の歴史を持つ、老舗の建機メーカー。

その技術力の高さは国内外から高い評価を得ています。

 

オリジナリティを重視する社風が、既存の考え方にとらわれず、オペレーターの使いやすさやニーズを重視した建機を開発します。

開発、製造から販売、アフターメンテナンスまで一貫体制で提供していることも、加藤製作所が選ばれる理由のひとつといえるでしょう。

 

加藤製作所の主な建機は、ラフテレーンクレーンやオールテレーンクレーン、油圧ショベルなど。

路面清掃車やスノースイーパ(除雪車)なども有名です。

 

グットラックshimaでは、加藤製作所をはじめさまざまなメーカーの中古建機を販売しております。

掲載のない車両でもお探しすることが可能ですので、ぜひお気軽にお問い合わせください!

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