2022.06.05
トラックのハイドロプレーニング現象とは?対処法や予防策も確認!
こんにちは!グットラックshimaです!
雪解け時の路面や、雨が降り濡れている路面には危険が潜んでいるのをご存知ですか?
今回は、トラックでの雨天時の運転で注意したい「ハイドロプレーニング現象」について。
どういった現象が起こるのか、どのような悪影響を与えるのか、ハイドロプレーニング現象が起きた場合の対処法や予防策もあわせてご紹介します。
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目次
トラックのハイドロプレーニング現象とは?どんな影響がある?
路面が濡れている状態で起こる「ハイドロプレーニング現象」とは、どんな現象なのでしょうか。
ハイドロプレーニング現象とは、車が水の上で滑ってコントロール不能な状態になることです。
慌ててハンドルを切っても、ドライバーにはなす術がありません。
通常、路面が乾いている時はタイヤと路面の摩擦の力で車輪が回転し、ハンドルで方向を操作して走行できます。
しかし、水が溜まっている状態の路面では、タイヤと路面の間に水が入りこんで摩擦がなくなります。
そのためタイヤが空転してしまい、トラックが水の上に浮いて滑ってしまうのです。
とくにトラックのように重い荷物を運んでいるときに起こすと、大きな事故につながる可能性が高いので気をつけましょう。
ハイドロプレーニング現象が起こる原因となるものもチェック
ハイドロプレーニング現象が起こる原因はいくつかあるため、それぞれご紹介します。
雨天時に水の膜が張った道路を走行する
ゲリラ豪雨のように短時間に大量の雨が降る場合、道路に水があふれてタイヤが排水できる量を上回る水が溜まるため、ハイドロプレーニング現象が起こりやすくなります。
トラックなど重みのある車両が通るとタイヤの跡(轍)ができることがあり、雨が少ない場合でもその場所に水が溜まることで起きる可能性があります。
走行速度が速すぎる
また、トラックの走行速度が速すぎることも要因の1つ。
高速道路での発生が多く、次の速度で走行すると現象が起こりやすいと言われています。
- ノーマルタイヤで80km/h以上
- スタッドレスタイヤだと60km/h以上
空気圧不足や溝の減り
タイヤが空気圧不足だと路面と接地する部分が広くなるため、タイヤと路面の間の水を排水しきれなくなって滑ってしまう可能性が高まります。
また、タイヤは使用していると、どんどん摩耗していきます。
溝がすり減って2mm程度までの浅さになってしまうと、滑りやすくなってハイドロプレーニング現象を起こしやすくなります。
トラックでハイドロプレーニング現象が起きた場合の対処法とは
トラック走行中に、ハイドロプレーニング現象が起きてしまった場合の対処法も知っておきましょう。
ハンドルの制御が効かない場合、慌てずに「何もしないこと」が対処法となります。
ハンドルを横に切ってしまうと、対向車にぶつかる可能性があるため、そのままの状態で保ちましょう。
また、もしブレーキを踏んでも、ハイドロプレーニング現象が起きている状態ではブレーキの効果がありません。
ブレーキも踏まずに、タイヤの回転に合わせて少しずつ減速していくことが大切です。
水溜りから抜け出してタイヤが道路に接地するのを待ち、コントロール可能な状態になってから、操作を行ってください。
無事回復ができたら、スピードを出しすぎないよう安全運転を心がけましょう。
トラックでハイドロプレーニング現象を起こさないための予防策も確認
トラックのハイドロプレーニング現象で事故を発生させないためにも、予防策を確認しておきましょう。
雨天時、濡れている路面は速度を控えて走行する
スピードが速くなるほど、タイヤと地面の間の水は排出されにくくなって滑りやすくなります。
雨天時はスピードを落とし、ハンドルコントロールが可能な状態で走行しましょう。
タイヤの空気圧を十分にしておく
タイヤの空気圧が指定値よりも低いと、タイヤの摩擦力を維持できません。
タイヤと路面の間の水も排水しきれなくなってしまうため、定期的にタイヤの空気圧が不足していないか点検することが大切です。
タイヤの溝がすり減っていないか確認する
タイヤの溝が残っていないと、トラックが滑走しやすい状態となってしまいます。
グリップ性能が劣ることで排水性が低下し、制動距離が長くなってしまうため、日頃のスリップサインのチェックも重要です。
スリップサインが1箇所でも出ると危険なため、こまめに点検しましょう。
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トラックのハイドロプレーニング現象は雨天時に注意!
ハイドロプレーニング現象とは、雨天時など路面が濡れている状態で走行した時に、タイヤが水の上に浮いて滑ってしまう状態のことを指します。
タイヤと路面との摩擦がなくなることで、ハンドル操作やアクセル、ブレーキなどがコントロール不能となります。
ハイドロプレーニング現象は走行速度にも要因があり、ノーマルタイヤで80km/h以上、スタッドレスタイヤだと60km/h以上の時に現象が起こりやすいです。
もし現象が起こってしまった場合は、ブレーキを踏まず、ハンドルもそのままの状態で操作しないようにしましょう。
タイヤの回転に合わせて少しずつ減速していくことが大切です。
雨天時の走行では速度を控えること、タイヤの空気圧を事前に確認すること、タイヤの溝が十分にあるかを確認することがハイドロプレーニング現象の予防策となります。
安全に運転するためにも、タイヤのチェックは日頃から行いましょう!
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