2020.07.21
トラックの燃料タンクの交換はいつ必要?費用や交換方法もご紹介!
こんにちは!シマ商会です!
エンジンがトラックの心臓部なら、燃料はその動力に様々なパワーを届ける「血液」のようなもの。
その源を貯めておく、燃料タンクそのものの交換が必要になることもあります。
今回はトラックの燃料タンクについて、交換が必要となる場合や費用のお話をご紹介します。
中古タンク部品一覧
目次
トラックの燃料タンクを交換するのはどんなとき?
トラックの燃料タンクの交換が必要になるときには、次のようなパターンがあります。
燃料タンクそのものおよび結合部のサビ
燃料タンクは主に金属でできており、車両の外側に設置されているものが大半です。
そのため雨風の影響を受けやすく、ちょっと整備を怠ると錆びてしまいがち。
そのほか降雪地帯では雪そのものよりも融雪剤の影響を受け、錆びやすい傾向にあります。
燃料タンクの外側のサビだけでなく結合部のサビが発生すると、効率よく燃料からエネルギー変換した動力をエンジンに送れません。
サビが確認できた場合は早急に交換をしましょう。
燃料タンクの破損
燃料タンクは車両の下部に設置されていることから、大きな石や段差などで傷ついてしまうことも珍しくありません。
破損に気づかないままにしていると故障だけでなく事故に繋がりかねないため、定期的にメンテナンスやチェックをして早めの交換が必要です。
燃料タンクの増量(大型トラックの場合)
大型トラックは標準仕様の車体なら、道路交通法で定められた最大総重量上限より小さく作られています。
これはトラックという性質上、標準仕様の車両だけでなく架装をそれぞれカスタマイズすることが前提となっており、あらかじめ定められた範囲内であれば架装だけでなくキャブやシャーシーその他のパーツをカスタマイズすることも可能です。
カスタマイズの際に、燃料タンクをより大きなものに変えたり、増設してタンク2個積載にするといったように工夫することも多くみられます。
その場合の燃料タンクの交換というのも、ひとつのケースです。
なお、トラックは最大総重量が法律で決まっており、車体部分の重さ+最大積載量が最大総重量の制限以下でなくてはいけません。
つまり増設前にすでに総重量がギリギリであれば、その分最大積載量を減らさなければいけないので注意しましょう。
トラックの燃料タンクの交換にかかる費用は?
トラックの燃料タンクを交換するには「燃料タンク本体価格」+「載せ替え手数料」がかかります。
燃料タンク本体価格は、2tトラックに使用される100Lで2万円後半からあり、大型トラック仕様の物は20万円~30万円くらいまでの範囲があります。
中古であれば、同容量で最大約6~7万円位あれば購入できます。
交換費用(工賃)は単純に交換であれば1時間6,000円として12,000円前後(載せ替え時間のみで2時間以内を想定)、増設であればもう少し見ておいた方が良いでしょう。
その他、サビが原因の交換でパーツが使えない場合や増設時などは部品代(数百円~1万円前後)も追加になります。
とはいえ、これは一つの目安であって、地域ごとの相場やトラックの年式などで合うパーツが取り寄せもしくは製造中止、という場合などには値段の差が開いてしまう可能性もあります。
工賃やパーツなどに関しては、きちんと見積もりしてもらうのがオススメです。
トラックの燃料タンクを自分で交換することは可能?
トラックの燃料タンク自体は、実はカーパーツのオークションサイトなどでの出品も多く、交換手数料・工賃をとられるのがイヤ!という声も耳にします。
結論からいえば、トラックの燃料タンクの交換自体には資格もなく自分でもできます。
新品で燃料タンクを購入すれば説明書が付いてきますので、「基本的に『その通り作業をすれば整備士以外でも交換自体は可能』」といえます。
ただし、接続パーツはいくつもあり、その緩みが新たなサビや故障の原因・最悪事故にもつながりかねません。
金属パーツを組み合わせますので、当然力も必要です。もしちょっと不安かも…。と思うなら、持込交換が可能な業者に依頼するのがオススメです。
一般的な交換手順は次の通りです。
- 現時点でつながっている燃料タンクの燃料を抜き、今つながっているタンクを外す
- シャシーフレームにタンクを載せるステーを取り付ける(現行と同サイズの物を取り付けるなら省略可)
- 保護板をステーに取り付ける
- 取り付けたステー・保護板にタンクを載せる
- バンドを付けてタンクを固定する
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快適走行には、燃料タンクのメンテナンスも大事
燃料タンクはトラックにはなくてはならないパーツで、万が一交換するときには費用も時間もかかります。
交換の頻度を下げられるよう、普段からのメンテナンスも大事です。
融雪剤のある道や海辺を走行した際などには、足回りに塩分が付き錆びやすくなりがちです。
洗車時に足回りの点検も怠らないようにすると、それだけでも燃料タンクの寿命は延びます。
増設時には必ず届出を行い、過積載の違法トラックにならないよう、気を付けてくださいね。
トラックの燃料タンクを始めとした部品購入を検討するなら、ぜひシマ商会にお任せください!