2020.07.13
トラックのテールランプが車検に通る基準とは?整備不良にも注意!
こんにちは!シマ商会です!
後続車に自分の存在を知らせる重要な役割を担う、トラックのテールランプ。
最近はLEDのテールランプも増え、面発光タイプのテールランプなど個性的なテールランプを取り付けたトラックを見かけることもあります。
しかしテールランプには保安基準が定められ、その基準を満たしていない場合は車検に受かりません。
そこで今回はトラックのテールランプに関する重要性や、車検時の基準などについて詳しくご紹介します。
目次
トラックのテールランプとは?その役割や重要性
トラックのテールランプとはトラック後部にあるランプのことで、夜間・悪天候時などで「後続車の追突を防止する」灯火類の一種です。
テールランプの役割は「後続車に自身のトラックの存在を知らせる」こと。
すべての車両への設置、ヘッドライトスイッチと連動することが義務付けられています。
テールランプは車種によってブレーキランプ一体型になっているタイプと、そうではないタイプに分かれています。
また、追突事故の大きな原因として、前を走るトラックのテールランプの無灯火や球切れという場合も多く見られます。
安全に走行するために、テールランプは重要な役割を担っているのです。
テールランプの球切れや故障は気づきにくいため、車検の際だけでなく定期的な点検も大切。
そのためにも、明確な保安基準を把握しておきましょう。
テールランプの中古部品
トラックのテールランプが車検に通る基準は?
テールランプの設置はどこでも良いというわけではなく、後続車の視認性を高めるために、設置する位置や場所に明確な基準が設けられています。
具体的な保安基準について見ていきましょう。
灯光の色
レンズに着色されている場合は中の電球は白いものが付いていることもありますが、基本的には電球も赤色のものを使用します。
近年はLEDの使用も増えていることにより、赤色でなくても通る場合もあるようですが、正式な保安基準としては赤なので事前に確認してみましょう。
視認距離
夜間に後方300mの距離から点灯が確認出来ること。
きちんと後方の車に認識してもらえることが基準となります。
照明部分の面積
平成8年1月31日以降の製作車:15平方センチメートル以上
平成8年1月31日以前の製作車:規定なし
光源
平成18年1月1日以降の製作車:5W以上30W以下
平成8年2月1日~17年12月31日の間の製作車:5W以上
平成8年1月31日以前の製作車:規程なし
光度
平成18年1月1日以降の製作車:300cd(カンデラ)以下
平成17年12月31日以前の製作車:規程なし
取付位置
平成18年1月1日以降の製作車:照明部の上縁の高さが地上2.1m以下であり、下縁の高さは地上350mm以上、最外縁は車の最外側から400mm以内
平成8年2月1~17年12月31日の間の製作車:照明部の上縁の高さが地上2.1m以下、最外縁は車の最外側から400mm以内
平成8年1月31日以前の製作車:照明部の中心の高さが地上2.0m以下、最外縁は車の最外側から400mm以内
トラックのテールランプはしっかり整備しないと罰金も!
トラックのテールランプが先ほどご紹介した保安基準に満たない場合は、下記の通り整備不良として交通違反点数と反則金が課されますので注意しましょう。
【テールランプの整備不良】
交通違反点数:1点
反則金:大型車9,000円
普通車7,000円
よくテールランプの電球が切れているトラックを見かけますが、そちらも整備不良車の対象となり、罰則・罰金の対象となります。
テールランプをかっこよくカスタマイズしたくなりますが、基準を満たしていない場合は車検に通りません。
基準の範囲内でカスタムを楽しんでくださいね!
トラックのテールランプは車検の保安基準に注意しましょう
後続車に自分の存在を知らせる重要な役割を担う、トラックのテールランプ。
テールランプには保安基準が定められ、その基準を満たしていない場合は車検に受かりません。
具体的な保安基準として、灯光の色、視認距離、照明部分の面積、光源、光度、取付位置の6点が定められています。
保安基準に満たない場合は、整備不良として交通違反点数と反則金が課されますので注意しましょう。
テールランプをカスタマイズしたい場合は、保安基準をしっかり守った上でカスタムを楽しんでくださいね!
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