2020.08.06

トラックのオイル漏れの症状や対策は?原因や応急処置方法も解説!

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こんにちは!シマ商会です!

 

トラックの心臓部でもあるエンジン。

そのエンジン内部の潤滑や冷却など保護する働きを担うエンジンオイルは、経年劣化によって品質が劣化し、さらにオイル漏れをしてしまう場合も。

 

オイル漏れを放置していると、大きな事故に繋がる可能性もあるため、早急に対処する必要があります。

 

そこで今回はトラックのオイル漏れについて、その症状や対策などを詳しくご紹介します。

 

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放置すると危険!トラックのオイル漏れの症状と原因は?

 

トラックのオイル漏れには「外部漏れ」と「内部漏れ」の2種類があります。

どちらもエンジンオイルの漏れを修理せずにトラックの使用を続けると、エンジンの焼き付きを起こす原因となりかねません。

 

それぞれの症状や原因、放置することによる危険性について解説しますね。

 

外部漏れ

 

外部漏れは、駐車したとき車両の下に水たまりのようにオイルが漏れる症状のことです。

 

その原因は、ほとんどが燃焼室にオイルが落ちてしまう「オイル下がり」。

オイル下がりは「ヘッドカバーパッキン(またはヘッドカバーガスケット)」というゴム部分の劣化によって発生します。

 

エンジンのシリンダーブロックとシリンダーヘッドの隙間を埋めるためにあるヘッドガスケットは、常に高温・高圧にさらされているために、非常に劣化しやすく破損もしやすい部品です。

ここが劣化、破損すると、エンジンのヘッド部分を潤滑するオイルが燃焼室に入り込んでしまって外部漏れを起こしてしまいます。

 

この状態を放置すると、オイルの減少からエンジン内部の潤滑が出来なくなり、そして燃焼室にダメージを与えてエンジンの焼き付きが起きます。

 

さらに、エンジンオイルが高温マフラーなどに付着してしまった場合は火災に繋がってしまう恐れもあり、非常に危険な状態です。

 

なお、外部漏れで路上にオイルを漏らしながら走行することは道路交通法違反となり処分の対象となり、車検に合格できません。

 

内部漏れ

 

内部漏れは、エンジンの内部でオイル漏れが発生する症状です。

 

エンジンオイルの内部漏れは、エンジン内部のシリンダーとリングの間からオイルパン内のオイルが燃焼室に上がる「オイル上がり」や、燃焼室にオイルが落ちてしまう「オイル下がり」が原因。

 

さきほどご紹介した通り、オイル下がりは「ヘッドカバーパッキン(またはヘッドカバーガスケット)」というゴム部分の劣化によって発生します。

一方「オイル上がり」はピストンリングの摩耗や、シリンダーに傷が付くことから発生する現象です。

 

つまり、何らかの部品が劣化することでオイルが上がりやオイル下がりが起こり、内部漏れにいたってしまうということですね。

 

エンジンオイルの内部漏れは目視ではなかなか発見できないため、知らないうちにエンジンが危険な状態になってしまうことも。

状態が悪化するとマフラーから白煙が発生してしまいます。

そうなってしまう前に、定期的なメンテナンスが必要です。

 

 

トラックのオイル漏れが起こった場合、その場ですぐできる対処法は?

オイル交換作業

 

エンジンオイル漏れが発生した初期の段階であれば、以下の応急処置を行うことが可能です。

 

エンジンオイルを粘度の高いものへ変更する

 

現在使用しているエンジンオイルから、さらに粘度の高いエンジンオイルに交換する方法もあります。

 

これによってエンジンオイル漏れが止まることはありますが、あくまで非常手段の応急処置にすぎません。

 

添加剤や漏れ止め剤でパッキンを回復させる

 

カー用品店などで販売している「エンジンオイル添加剤」や「エンジンオイル漏れ止め剤」をエンジンオイルに添加することで、劣化によって硬化したパッキンの柔軟性を回復させ、オイル漏れを止めることができます。

 

漏れ止め剤は数千円〜2万円程度で購入できますが、使用すぐに効果が出ず、一定の距離を走行する必要があります。

 

今回ご紹介した応急処置はあくまでも緊急の対処であり、エンジンオイル漏れの完全な解決にはなりません。
万が一オイル漏れが発生した場合は、早急に本格的な修理をおすすめします!

 

 

トラックのオイル漏れの修理費はいくらくらい?

 

電卓を指差す男性

 

トラックのオイル漏れが重度の場合は、整備工場などに修理に出す必要があります。

修理費用は車種や故障具合によって費用に差がありますが、以下のような相場になります。

 

  • エンジンオイルのボルトが緩み・ワッシャー交換の場合:数千円
  • シリンダーブロックのシール交換の場合:1~2万円
  • シリンダーヘッド部のシール交換の場合:9万円程度
  • 修理しづらい部分の漏れで組みバラシの作業が大掛かりとなる場合や、シリンダーブロックやシリンダーヘッドの歪みでオイル漏れが発生している場合:20~100万円

 

大規模な修理となると、莫大な費用がかかってしまいます。

オイル漏れが発生したら、早いうちに修理を依頼しましょう。

 

 

トラックのオイル漏れトラブルを予防するために!日々の点検方法

 

エンジンオイル漏れが発生しているトラックを運転することは、道路交通法違反で処分の対象となることや、外部漏れがある状態では車検に合格できないうえ、火災が起こるリスクもあります。

 

トラックのオイル漏れトラブルを早い段階で防ぐためには、日々の点検が大切になります。

 

①目視でチェックする

 

外部漏れの場合はトラックの下にエンジンオイルが漏れて溜まるため、目視で気がつくことができます。

運転前と運転後に、オイル溜まりができていないかチェックするようにしましょう。

 

②残量をオイルレベルゲージでチェックする

 

目視で確認しづらい内部漏れの場合、「オイルレベルゲージ」を使用してエンジンオイルの残量を量り確認しましょう。

不自然に減っている場合はエンジンオイルが漏れている可能性があります。

 

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トラックのオイル漏れはできるだけ早い修理を!

 

トラックのオイル漏れには「外部漏れ」と「内部漏れ」の2種類。

  • 外部漏れの原因:ほとんどが燃焼室にオイルが落ちてしまう「オイル下がり」。
  • 内部漏れの原因:エンジン内部のシリンダーとリングの間からオイルパン内のオイルが燃焼室に上がる「オイル上がり」や、燃焼室にオイルが落ちてしまう「オイル下がり」が原因。

 

エンジンオイル漏れが発生した初期の段階であれば、以下の応急処置を行うことが可能です。

  1. 漏れ止め剤を使用する
  2. エンジンオイルを変更する

 

しかし、応急処置はエンジンオイル漏れの解決にはなりません。

万が一オイル漏れが発生した場合は、早急に本格的な修理、または、重度のオイル漏れの場合は買い替えをおすすめします。

 

トラックの部品購入のご相談ならシマ商会にお任せください!

豊富なラインアップをホームページから簡単に検索できますよ。

エンジンの在庫もチェックしてみてくださいね!

 

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