2022.07.12

トラックの車検に通るポジションランプの条件、LEDランプの選び方は?

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こんにちは!グットラックshimaです!

 

トラックや車を日常的に運転するという方の中には、部品を自分好みにカスタマイズして楽しむという方も多いと思います。

中でも手軽にDIYしやすく、カスタムパーツとして人気が高いのが「ポジションランプ」です。

 

しかし、せっかくポジションランプをカスタマイズしても、車検に通らず泣く泣く外す羽目になってしまう可能性も…。

 

そこで今回は、車検に通りやすいポジションランプの選び方を解説!

ポジションランプの変更を検討しているという方はぜひ参考にしてみてください。

 

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トラックのポジションランプとは?車検に通る条件をチェック

「ポジションランプ」は別名「車幅灯(しゃふくとう・しゃはばとう)」や「スモールランプ」とも呼ばれていて、トラックや車の車体前後左右に付いているランプのことです。

夜間に走行する際に車体位の幅を示す役割があります。

 

簡単に交換ができるため、自分好みにカスタムする部品として人気が高いパーツです。

 

ただし、このポジションランプは保安基準が定められており、その基準を満たしていないと車検に通りません。

事故を起こしてしまう可能性を減らすためにも、保安基準を満たしたポジションランプを選択することが大切です。

 

車検に通るポジションランプの保安基準は「色」「明るさ(光度)」「取り付けの位置や個数」と大きく分けて3つありますので、それぞれ詳しく解説していきましょう。

 

ランプの色が白色であること

道路運送車両法によると、ポジションランプの色は白色であることが定められています。

正しくは「白色範囲」で、黄色がかった白や青みが混じった白などでも問題ありません。

 

また、トラックが製造された年月によっても基準が多少異なります。

平成17年12月31日以前に製造されたトラックの場合は白色の他に淡黄色や燈色でも大丈夫ですが、平成18年1月1日以降に製造された車の場合は「白色」と定められています。

 

しかし、白色範囲という色に明確な基準はなく、車検の検査員の判断に委ねられてしまうので注意が必要です。

心配な場合は色温度が3,000〜6,500ケルビン程度のポジションランプを選べば比較的車検に通りやすい傾向があります。

 

光度が300cd以下・光源が5W以上であること

光度とは光源から光が放射されたときの明るさを示すもので、「cd(カンデラ)」という単位で表されます。

光度の数値は人間が光を感じるために重要な指標の1つで、衝突事故や人身事故を防ぐために「300cd以下」という基準を必ず守る必要があります。

 

また、光度のもととなる光源は「5W(ワット)以上」と定められています。

光度に関しては、平成18年1月1日以降に製造されたトラックの場合は「30W以下」という基準も加わっているので確認するようにしてください。

 

しかし、一般的に売られているポジションランプは光度が300cd以下・光源が5W以上のものが多く、極端に暗すぎたり明るすぎたりしなければ問題ありません。

 

夜間に300m先から見て点灯を確認できること

ポジションランプを夜間に点灯した際、300m先から点灯を確認できるものである必要があります。

また、その照射光線が他の交通を妨げないものであることも条件の1つです。

 

しかし、こちらの条件も一般的に売られているポジションランプであれば満たしているものがほとんどなので、大きな心配をする必要はありません。

 

15m²以上の大きさのランプを2〜4個付けること

照明部分の大きさも定められており、車検に通るには15m²以上である必要があります。

 

またこのランプを2〜4個左右対称に付けることも定められています。

平成17年12月31日以前に製造されたトラックに関しては個数の規格がないので、自分が乗っているトラックの製造年月を確認してみてくださいね。

 

高さ・横幅の基準を満たしていること

ポジションランプを取り付ける場所にも基準があり、車検を通るにはそれを満たしている必要があります。

基準の数値は製造年月によって異なりますので、下記を参考に確認するようにしてください。

 

製造年月 平成8年1月31日以前 平成17年12月31日以前 平成18年1月1日以降
高さ ランプの中心の高さが地上2m以下 ランプの上縁の高さが地上2.1m以下 ランプの上縁の高さが地上2.1m以下かつ下縁の高さが地上0.25m以上3.5m以下
最外縁がトラックの最外側から4m以内

 

 

車検に通らないトラックのポジションランプとは?

ポジションランプ選びの際にありがちなミスが、青色や紫色のポジションランプを選んでしまうということです。

見た目はスタイリッシュでかっこいいですが、車検には通りませんので注意しましょう。

 

また、橙色の場合はウインカーと併用することで車検に通るケースもあります。

 

車検に通らないポジションランプを知らないと、せっかくのカスタマイズが無駄になってしまうことがあるので、把握しておくようにしましょう。

 

 

トラックのポジションランプをLEDに変えるなら選び方・交換法を確認

光源の種類に関しては基準が定められていないため、トラックのポジションランプはLED電球を使用しても問題ありません。

ここで紹介する選び方や交換方法を確認して、自分好みのトラックにカスタマイズしてくださいね。

 

色温度は3,000〜6,500ケルビン程度

色温度については先ほども軽く解説しましたが、LEDランプに変更する際にも基準は同様です。

 

3,000〜6,500ケルビン程度のものを選ぶのが無難でしょう。

6,500ケルビン以上のLEDランプはかなり青白く、車検に通らない可能性が大きいです。

 

色温度別の色の見え方を紹介しますので、ポジションランプ選びの参考にしてください。

 

  • 3,000ケルビン:黄色がかった暖かめな色
  • 5,500ケルビン:純白に近い白色
  • 6,500ケルビン:青みがある冷たい色

 

発熱対策がしっかりしているものを選ぶ

LEDランプは熱に弱く、使用中にバルブを溶かしてポジションランプを破損してしまう可能性があります。

そのため、ポジションランプにLEDランプを使用する際には発熱対策がしっかり行われているものがおすすめです。

 

光の量を表すルーメン値が高いLEDランプの場合は、特に注意が必要です。

ヒートシンクと呼ばれる熱対策の部品が付いているポジションランプを選ぶようにしましょう。

 

ポジションランプの交換方法

ポジションランプは初心者でも交換しやすいのが特徴で、カスタムをしたことがない人にもおすすめのカスタムパーツです。

ポジションランプの交換方法を紹介しますので、ぜひ試してみてくださいね。

 

  1. ボンネットオープンレバーを引いてボンネットを開く
  2. ポジションランプを引っ張って外す
  3. 新しいポジションランプをはめ込む

 

ほとんどのトラックや車でこの手順で交換できますが、分からない際には取扱説明書を読みましょう。

無理やり外すと周辺の部品を傷つける原因にもなるので、注意してください。

 

また、「グットラックshima」でもポジションランプをはじめとした電装系部品を数多く取り扱っておりますので、購入を検討している方は在庫一覧をぜひチェックしてみてくださいね!

 

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トラックのポジションランプは車検に通る基準を確認して選ぼう

トラックや車のカスタマイズ中でも比較的手軽にDIYしやすく、カスタムパーツとして人気が高い「ポジションランプ」。

さまざまなブランドやメーカーから数多くの商品が販売されています。

 

しかし、ポジションランプには保安基準があり、これを満たしていないと車検に通らずせっかくのカスタマイズが無駄になってしまうことも。

 

<ポジションランプの保安基準>

  • ランプの色が白色であること
  • 光度が300cd以下・光源が5W以上であること
  • 15m²以上の大きさのランプを2〜4個付けること
  • 高さ・横の基準を満たしていること

 

この保安基準を守って、自分好みのポジションランプを探してみてくださいね。

 

グットラックshimaでも、ポジションランプをはじめとする数々の部品を販売しています。トラックの部品購入について詳しく知りたいという方は、ぜひお気軽にお問い合わせください。

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