2022.07.15
トラックの車検に通るフォグランプの条件、LEDへの交換の注意点は?
こんにちは!グットラックshimaです!
トラック運転手の皆さん、車検の時期が近づくと予約や費用の準備など取り掛からなければいけないことがたくさんありますよね。
そんな中で見落としがちなのが、カスタマイズに対する検査のチェックです。
トラック運転手の方の中には自分好みに部品をカスタマイズしている人も少なくないと思いますが、実はカスタマイズの内容によっては車検に通らないことも。
今回は、カスタマイズパーツとして特に人気な「フォグランプ」の車検通過条件を解説します!
トラックのフォグランプをLEDに変える際の注意点や交換手順も紹介しますので、フォグランプをカスタマイズしている方、これから交換を検討しているという方はぜひ参考にしてみてくださいね。
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目次
トラックのフォグランプとは?車検に通る条件や点検項目をチェック
「フォグランプ」は、トラックや車の車両に取り付けられている補助灯のことです。
「霧灯(むとう)」とも呼ばれていて、霧が発生した際に走行中の視認性を向上させる役割を担っています。
ヘッドランプとは別に付いており、ヘッドランプでは見えづらい状況でも活躍するランプです。
霧が発生することが多いヨーロッパの山岳地域などではフォグランプは運転に不可欠な部品ですが、日本国内ではフォグランプの装備は義務付けられていません。
しかし、夜間走行やトンネル内を走ることが多いトラックの場合、ロービームまたはフォグランプで走行することになりますので、付けておくと安心でしょう。
フォグランプの車検通過の条件や点検項目は?
フォグランプはカスタマイズしやすいパーツの1つですが、車検に通る条件をクリアしていないとせっかくのフォグランプを外す羽目になりかねません。
フォグランプを取り付ける前に基準やチェックポイントを把握しておきましょう。
色に関する基準
ヘッドライトやポジションランプと同様、フォグランプには「白色範囲であること」という条件が定められています。
白色範囲とは、白または薄い黄色のことを指します。
しかし、これには明確な基準がなく、検査官によって判断がバラバラなのが難しいところです。
そこで参考にしたいのが、色温度を示す「ケルビン」で表される数値です。
ケルビン数が低いとオレンジ色に近くなり、高いと青色に見えるようになりますが、青色が濃すぎると車検に通らなくなる可能性があります。
車検に通りやすいフォグランプの色温度の目安は6,000〜7,000ケルビン程度までとされているので、それ以下のフォグランプを選ぶようにしましょう。
製品によっては6,000ケルビンでもかなり青く見えるものもあるので、注意してください。
また、ケルビン数が既定値以内だとしても、トラックの左右で色が異なる場合には車検は通りません。
明るさの基準
トラックのフォグランプの明るさの基準は、搭載するトラックの製造年月によって異なります。
- 平成17年12月31日以前の車両:10,000カンデラ以下
- 平成18年1月1日以降の車両:基準なし
現在は明確な基準は設けられていませんが、「他の交通機関の妨げにならないこと」が条件とされています。
あまりにも眩しすぎるフォグランプはNGとみなされることもあるので注意してくださいね。
今までの基準だった「10,000カンデラ以下」を守っていれば、ほとんど間違いなく車検は通るでしょう。
個数や位置の基準
フォグランプの個数や取り付ける位置に関しても基準が定められているので、交換前や車検前には必ず確認しておきましょう。
まずフォグランプの個数についてですが、取り付け数自体には制限はありません。
しかし、同時に3つ以上点灯させてしまうと車検に通りませんので注意が必要です。
4つ以上取り付けている場合でも、2つずつ点灯する状態に切り替えられるのであれば問題はないので、カスタマイズ時に参考にしてみてください。
また、取り付ける位置に関しては下記の基準があります。
- ランプの上縁の高さが地上0.8m以下
- ランプの下縁の高さが地上0.25m以上
- ランプの外側の縁が車の最外側から0.4m以内
細かくてわからないという場合には、もともと装着されていた位置から動かさずにランプだけ交換することをおすすめします。
車内にスイッチがあるかどうか
フォグランプを装備する際には、車内に点灯を切り替えるスイッチがある必要があります。
もともとフォグランプが装備されているトラックの場合は気にする必要はありませんが、後から付けた場合には必ず確認するようにしましょう。
車検に通らないトラックのフォグランプとは?車検の際の注意点も
上で解説した条件を満たさないフォグランプの他にも、下記のようなものは車検に通らない恐れがあるので注意が必要です。
- 白色と青色の2色切り替えタイプ
- フォグランプ付きのバンパーを取り付けていて、地上からの距離が9cm以内の場合
- フォグランプとポジションランプが同時に点灯しない
- そもそもフォグランプが点灯しない
フォグランプは装備が義務化されているわけではないので、車検前に取り外して検査してもらうことは可能です。
しかし、フォグランプが付いているのに点灯しないというケースでは車検は通りません。
左右どちらかが取り外されていても車検は通りませんので、両方取り外すもしくは両方とも基準を満たしているということが大切です。
車検対応のフォグランプを選ぶと安心
フォグランプを装備しているトラックを車検に通す場合、上で解説したようなさまざまな基準を満たしているかチェックする必要があります。
しかし、その作業自体が面倒だと感じる人も少なくないでしょう。
車検前に焦って取り外さなければいけない状況にならないためには、パッケージに「車検対応」と記載されているフォグランプを選ぶのも1つの手です。
ホームセンターや百貨店などで販売されているフォグランプには、車検非対応のものも多くあります。
もちろん全部が非対応なわけではないですが、フォグランプを購入する際にはトラック専門店やカー用品店などで「車検対応」と記載されているものを選ぶことをおすすめします。
「グットラックshima」でもポジションランプをはじめとした電装系部品を数多く取り扱っておりますので、購入を検討している方は在庫一覧をぜひチェックしてみてくださいね!
トラックのフォグランプをLEDに変える際の注意点や交換手順は?
光源の種類に関しては基準が定められていないため、トラックのフォグランプはLED電球を使用しても問題ありません。
純正のものからLEDに交換する際の注意点や交換方法を紹介しますので、ぜひ参考にしてください。
車種によっては装着できない製品も
LEDのフォグランプはさまざまなブランドやメーカーから数多くの製品が販売されていますが、車種によっては選んだ製品がうまく取り付けられないという場合もあるので注意が必要です。
バルブの形式が一致していても装着できないケースもあり、バルブのみで判断してしまうのはおすすめできません。
自分が運転するトラックの車種に合うかどうかをきちんと確認してから購入するようにしましょう。
フォグランプをLEDランプに変更する方法は?
フォグランプは初心者でも交換しやすく、装着することで機能性やオシャレ度がアップするため、人気のカスタムパーツです。
ここではフォグランプをLEDランプに交換する方法を紹介しますので、ぜひ試してみてくださいね。
- フェンダー部分のインナーカバーをめくり、固定されているピン・ネジを外す
- もともと装着されていたフォグランプの配線カプラーを抜き取る
- フォグバルブを回転させてロックを解除する
- バルブを後部へ引き出して取り外す
- バルブの挿入口とツメを確認しながら新しいフォグランプを差し込む
- フォグバルブを回転させてロックする
この手順でフォグランプを取り付けることができますが、取り付け後には配光を調整する必要があります。
LEDランプのバルブ後部にあるネジを使って、光の向きを調整してください。
配光調整を行わないと光がぼんやりとしてしまってフォグランプの機能が発揮しきれませんので、忘れずに行うようにしましょう。
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トラックのフォグランプは交換可能!車検に通る基準も確認
トラックや車をカスタマイズする方は多いと思いますが、中でも手軽に交換しやすく、装着することで機能性やオシャレ度がアップする「フォグランプ」。
さまざまなブランドやメーカーから数多くの商品が販売されていて、どれを買ったら良いのかわからないという方も多いのではないでしょうか。
フォグランプには車検を通すための基準が定められていて、これを満たしていないとせっかく購入したフォグランプが役に立たない可能性も。
「色」「明るさ」「個数」「位置」など、さまざまな基準があるので購入前や車検前には必ずチェックしておきましょう。
1つひとつ基準を確認するのが面倒だと感じる場合は、トラック専門店やカー用品店などで「車検対応」と記載されているものを選ぶことをおすすめします。
お気に入りのフォグランプを見つけて、トラックのカスタマイズを楽しみましょう!
グットラックshimaでも、フォグランプをはじめとする数々の部品を販売しています。
トラックの部品購入について詳しく知りたいという方は、ぜひお気軽にお問い合わせください。