2020.09.19
トラックホイールの寿命はどれくらい?寿命を伸ばす方法もご紹介!
こんにちは!グットラックshimaです!
トラックのタイヤの真ん中にある金属製の部分である「ホイール」。
ホイールはタイヤとともに車を動かす重要なパーツです。
トラックにホイールがあることで、適度な力がタイヤに伝わって走行することができます。
タイヤのホイールの寿命や交換時期があるのか、少しでもホイールの寿命を伸ばしてコストを抑える方法はあるのか…そんなお悩みを抱えている方も多いのではないでしょうか。
今回は、トラックホイールの種類や寿命、ホイールに優しい走り方など、ホイールに関する情報をご紹介します。
目次
トラックホイールの役割とは?どんな種類がある?
冒頭でもお話したように、タイヤのホイールはとても重要な役割を担っているパーツです。
ホイールはタイヤと組み合わせることで、駆動軸からの力をタイヤに伝えます。
トラックが「走る」「曲がる」「止まる」といった動作をスムーズに行えるかどうかは、ホイールの素材や状態が大きく関わっているんです!
タイヤにさまざまな種類があるように、ホイールもいろいろな種類があります。
代表的なものはスチールホイールとアルミホイールの2種類。
それぞれの特徴についてご紹介します。
スチールホイールの特徴
スチールホイールはその名の通り鉄が素材です。
丈夫でリーズナブルなため、価格が安価な車両や大衆車に装着されることが多いホイールです。
しかし、リーズナブルではありますが重量が重いため、車体全体が重くなってしまい燃費が悪くなってしまうというデメリットも。
素材の性質上錆びやすいため、年数とともに変色したり錆びが目立ったりすることもあります。
アルミホイールの特徴
アルミホイールは、アルミ合金を使ったホイールで、鉄よりも軽いのが特徴です。
軽量なため燃費もよく、操作性も優れるというメリットがあります。
アルミホイールの製造方法は鋳造(ちゅうぞう)と鍛造(たんぞう)があり、鍛造は溶かしたアルミ合金を鋳型に流し入れて成型する造り方、鍛造は金型に入れたのち、圧力をかけながら冷やし固めるという造り方です。
なお、鍛造のほうが鋳造以上に強度が高く、軽量な仕上がりになります。
トラックのタイヤとホイールは相当な重量となるため、アルミホイールのような軽量ホイールを使うことで1輪あたりの軽量化メリットも大きくすることが可能に!
大型トラック場合は、スチールホイールで約35kg、アルミホイールの場合は約20kgです。
10輪のトラックであれば、スチールホイールで約350kg、アルミホイールで約200kg。
その差は約150kgにもなります。
ホイールで軽量化ができれば、トラック自体の燃費にもプラスの効果が生まれます。
また、最大積載量を超えてしまいそうな場合に、アルミホイールを採用して車両総重量を抑えることでそれを防ぐことも可能です。
ホイールの中古部品
トラックのホイール、寿命はどのくらいが目安?
スチールホイールは錆びやすいため寿命が短めですが、アルミホイールであれば鍛造も鋳造も同様に、すれや割れなどがなければかなり長く持ちます。
乗用車のアルミホイールで10年〜20年、アルミ合金という素材の特性だけで考えれば、最大で40~50年程度は持つ可能性があります。
アルミ合金は、スチールと比較しても高い耐性を誇るため、表面はくすんだり錆びていたりといったような印象を受けても、材質自体に大きなダメージを負うことは多くありません。
しかし、耐久性のあるアルミホイールでも、悪路を頻繁に走ったり硬いものを踏んだりすることで、ホイールに傷や亀裂が発生して寿命に影響を与えます。
特にトラックは走行距離が長く、その中で何かを踏んでしまったり、悪路を走ったりすることも乗用車に比べて多いです。
荷物が重くてホイールに負担がかかることも考えられます。
ホイールへダメージを与える機会が多く発生するという点では、乗用車で使用するホイールより寿命は短くなってしまうかもしれません。
ホイール全体が割れてしまうと、タイヤやブレーキディスクだけでなく、足回り全体やボディなどに車両全体にダメージを負うことも。
傷や亀裂が発生した場合は、一度プロによる点検を行うようにしましょう。
トラックのホイールを寿命を延ばして長く使うには?
高価であるトラックのホイールは、できるだけ寿命を伸ばし、長期間使用したいですよね。
そのためには、錆びの防止と、ホイールに優しい走り方を意識することが大切です。
トラックのホイールは錆びが天敵
ホイールの劣化を進める要因の一つが錆び。
アルミは比較的錆びづらいと言われており、あまり錆びの心配はいらないかもしれませんが、鉄はアルミよりも錆びやすい傾向にあります。
錆びつきを防ぐためには日々のメンテナンスも大切。
特に海が近い地域にお住まいの方や、融雪剤を撒いた道路を走行する機会が多い場合は、ホイールをこまめに洗って塩分を落としましょう。
また日々のメンテナンスは事故を防ぐことにも繋がります。
タイヤ交換のタイミングではディーラーなどのプロ目線で損傷具合をしっかりと点検してもらってくださいね!
トラックのホイールに優しい走り方をしよう
ホイールは事故の衝撃や縁石に乗り上げた際のダメージを受け、歪んでしまうなど変形してしまうことも。
しかし、乗り上げなど衝撃が強い場合はもちろんですが、硬いものを踏んだり、道路の段差や悪路などを走行したりということを続けていると、ホイールに大きなダメージを与えて割れてしまうこともあり注意が必要です。
道路の段差や落下物なども可能であれば避けて走るなど、優しい走り方を意識しましょう。
どうしても段差を乗り越える場合は、できるだけスピードを落として通過することで、ホイールへのダメージを軽減できますよ。
トラックのホイール、寿命を延ばすには点検や走り方が大切!
タイヤのホイールはとても重要な役割を担っているパーツです。
トラックのホイールには大き分けてスチールホイールとアルミホイールの2種類があります。
耐久性のあるアルミホイールを使用している場合も、悪路を頻繁に走ったり硬いものを踏んだりすることで、ホイールに傷や亀裂が発生して寿命に影響を与えることも。
できるだけホイールの寿命を延ばすためには、錆びの防止、優しい走行などを意識することが大切です。
しかし、トラックのホイールにはやはり寿命がきます。
傷や亀裂が発生したり歪んでしまったりとダメージがある場合は、買い替えが必要です。
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