2020.09.16

冷蔵冷凍車が冷えない!故障の原因と対策、トラブルを避けるコツをご紹介

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こんにちは!グットラックshimaです!

 

夏や贈り物の時期になると、配達の荷物に冷蔵品や冷凍品が増えます。

そんなとき、急に冷凍機が故障してしまったら困ってしまいますよね。

 

トラックは車両と荷台の機能が明確に分かれています。

荷台の冷凍機の故障には、どのような原因があるのでしょうか。

 

また、故障の対処法や予防するための対策も、事前に知っておきたいですよね。

 

そこで今回はトラックの冷凍機について、故障の原因や予防対策などを詳しく解説します。

日々の点検をしっかりおこなって備えましょう!

冷蔵冷凍トラック

 

 

冷蔵冷凍車の仕組みや種類とは?

荷台に冷凍機が備え付けられ、冷却機能を備えている冷蔵冷凍車。

 

冷蔵冷凍車は冷凍温度によって大きく2種類に分けられます。

中温車は-5度前後までの冷却が可能で、主に鮮魚や精肉などを運送する際に使用されます。

低温車は-25度前後までの冷却が可能となり、冷凍食品やアイスクリーム、傷みやすい鮮魚などの運送に使われます。

 

トラックの原動力であるエンジンと冷凍機の関係によっても種類が分かれます。

車両のエンジンをそのまま荷台を冷やす動力として使う「直結エンジン方式」は、荷台内を冷やし続けるのに車両のエンジンをかけっぱなしにする必要があります。

もう1つは、荷台を冷やすエンジンを別に搭載して動力にしている「サブエンジン方式」。

車両のエンジンを切っても保冷が可能なので、長距離移動の多い輸送トラックに使われることもあります。

 

また冷凍トラックには、冷却方法によって「機械式」「窒素式」「蓄冷式」という3つの種類があります。

冷却システムによって、長距離移動向きか近距離移動向きか、乾燥のしやすさなど特徴が異なるため、冷蔵冷凍車を選ぶ際は自分に必要な機能を見極めましょう。

 

冷凍庫の種類や仕組みについては、過去のコラム「トラックの冷蔵・冷凍車の仕組みや選び方を解説!」でも詳しく紹介しています。

参考にしてくださいね!

 

 

冷蔵冷凍車が冷えない!冷凍機の故障の原因や症状は?対策を知って早急に対処!

クエスチョンマークとポーズ

トラックの冷凍機において、もっとも重大な故障は冷凍機が冷えないことでしょう。

使用していると故障が出てくるのは仕方のないことですが、その原因は一体何なのでしょうか。

 

冷凍機の冷却装置には多くの部品が使用されています。

その部品が壊れたり劣化したりすることで、故障に繋がるケースがあります。

 

比較的多いとされている故障箇所や原因は、原動力をコンプレッサーに伝えるベルトや冷却ガスのガス漏れです。

他にはエバポレーター、コンデンサー、キャビンコントローラー、コントロールボックスなどの部品が故障している場合もあるでしょう。

 

また、すぐに荷台内の温度が下がることはありませんが、荷物の積み下ろしなどでも荷台内の温度は上昇し、少なからず冷凍機能が衰えてしまいます。

配達先が密集している地域や降ろす荷物が多い場合、冷凍室のドアの開け閉めが頻繁になったり、長時間開けっ放しになることで温度を上げる原因になってしまうのです。

 

異常が出た箇所がある場合、早急に修理しなければなりません。

 

故障がある場合は、何らかの症状が出ます。

主に見られるサインと、その対処法をご紹介していきますね。

 

故障のサイン①温度計にエラー表示が出る

温度計の表示は液晶表示、デジタル表示、液晶とデジタル両方の表示と3種類に分けられますが、まずは取扱説明書などを見てエラー内容を確認しましょう。

液晶表示の場合は冷凍機の電源を一旦切って、つけ直すことで改善する場合があります。

デジタル表示の場合は温度計リレーボックスのヒューズが故障した可能性があるので、交換してみてください。

 

液晶とデジタル両方の表示がある場合は冷媒の圧力異常であれば、ガス不足で低圧異常になっているか、コンデンサファンの故障による高圧異常の可能性が考えられます。

コンデンサコイルが目詰まりしていることもあるので、コンデンサコイルの洗浄もおこなってみましょう。

 

荷台内が冷やされていて低温域に達している場合の表示異常は、エバコイルが凍結していることも考えられます。

熱交換器についた霜を溶かす「霜取り運転」をして、様子をみてみましょう。

 

故障のサイン②スタンバイが動かない

スタンバイの異常は、電気が正常に供給されているかの確認から行いましょう。

まずは、電気を供給している建物のブレーカーが落ちていないかのチェックです。

ブレーカーが落ちていなければ冷凍機の電源異常の可能性があるので、電源ボックス内のサーマルスイッチリセットボタンを押し込み、解除をおこなってください。

 

故障箇所によっては、このような異常サインがない場合も!

温度計にエラーの表示がなく、冷凍機も作動しているのに荷台内が冷えていないという場合は、冷凍機のコンプレッサーが切れてしまった可能性があります。

 

エンジンルーム内の冷凍機用のVベルトを確認して、劣化している場合は交換しましょう。

 

 

冷蔵冷凍車が冷えないトラブルのリスクを減らしたい!使う時の注意点は?

注意事項

トラックの冷凍機を正しく効率よく使用するために、4つの注意点があります。

故障を引き起こさず、できるだけ長く冷凍機を使用するためにも、しっかりと頭に入れておきましょう!

 

注意点①荷台内を予冷する(機械式)

荷台に積荷を積む前に、事前にしっかりと予冷することが大事。

大きな損害を出してしまいます。

トラックを予冷するときには、できるだけ日陰の涼しい場所に駐車しましょう。

 

また、冬場と夏場では予冷にかかる時間が異なりますので、夏場は冷えにくいことを考慮し予冷時間を長めに取りましょう。

 

注意点②積荷の積み方を工夫する

荷物を効率よく冷やすために、積荷の積み方の3つのポイントをご紹介します。

  • 冷却風の出口はふさがない
  • 積荷同士は少しずつ間隔をあける
  • 荷物を積み過ぎない

 

エバポレーターの吹き出し口と吸い込み口もふさがないように注意が必要です。

冷却風の出口に積荷を置くと、冷気を遮断してしまうだけでなく、積荷自体が傷んでしまうため避けましょう。

床や壁面、天井などに積荷を接触させずに積むのは、荷台全体に冷気をいきわたらせるようにするためです。

 

また、荷物を直接積むよりもラックや棚などを利用して隙間が開くように積んでいくと、効率よくまんべんなく冷やすことができるのでおすすめです。

 

注意点③短時間で積み降ろしする

荷物を積んだり降ろしたりする時間を短縮することは、荷台内の温度を上げないために、とても重要です。

積荷の量を把握し、積み方を頭でシュミレーションしてから積むようにするとスムーズです。

 

配送中は冷却を続けるためにエンジンを止めずに(または冷凍専用エンジンのみ稼働で)作業します。

その際ドアの開閉が頻繁におこなわれると気化している冷気が液化して積荷や荷台内などに付き、液体が凍ることで霜が付いてしまいます。

霜ができてしまうと通風孔を塞ぐなどして冷気の循環が不十分になり、故障の原因になりかねないため、十分気をつけましょう。

 

注意点④日常のメンテナンスを怠らない

故障を起こさないためには、日々のメンテナンスは欠かせません。

 

簡易点検として、冷却機能を保つ重要パーツ「ドレンホース」を定期的に水洗いしたり、パッキン・コーキングの劣化や剝がれがないか確かめましょう。

 

また、コンプレッサーベルトのゆるみは故障の原因になるため、軽く押してゆるんでいないか確認しましょう。

 

荷台の壁に穴が開いていないかも目視でよく確認します。

冷媒封入量は多くても少なくても冷却機能の低下に繋がるので、確認し適切な量に調整しましょう。

 

メンテナンスについては、「冷蔵冷凍車メンテナンス方法をご紹介!仕組みも知っておこう!」で詳細を解説しているので、こちらも確認してくださいね。

 

 

冷蔵冷凍車が冷えない原因を知って快適に利用しよう!

トラックの冷凍機が特に大活躍する暑い季節や贈り物の時期。

生鮮食品から冷凍のアイスやケーキ、冷凍食品などを運ぶのに、とても重宝するのが冷凍機搭載の冷蔵冷凍車です。

 

冷凍機のある冷蔵冷凍車は中温車と低温車の2つがあり、原動力は2種類、冷却システムは3種類あり、それぞれ用途ごとに使い分けられています。

原動力は「直結エンジン方式」と「サブエンジン方式」。

冷却システムは「機械式」「窒素式」「蓄冷式」です。

 

故障原因の多くは、原動力をコンプレッサーに伝えるベルトや冷却ガスのガス漏れです。

他にもエバポレーター、コンデンサー、キャビンコントローラー、コントロールボックスなどの部品があり、故障すれば冷却機能は維持できません。

 

また、故障のサインは温度計のエラーとスタンバイが動かないなどの機能不全です。

まれにサインが出ずに冷凍機が冷えないという場合もありますが、この場合はコンプレッサーが切れてしまった可能性があります。

 

冷凍機の故障を起こさないためには日常のトラックの使い方に注意し、メンテナンスを定期的に行うことが重要です。

冷蔵冷凍車の正しい知識を身につけて備えましょう!

 

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