2020.06.09
中古品とリビルト品の違いは?車の部品選びの重要ポイント
こんにちは!シマ商会です!
車が故障したり破損したりした場合、その部分の部品だけ取り替えることがありますよね。
そんなとき、新品の部品ではコストが高くなってしまうので「中古品」や「リビルト品」と呼ばれる部品を使用することがあります。
コストが抑えられることもあり、修理工場ですすめられることもあるでしょう。
リビルト品とはどんなものか?
中古品との違いは何か?
などの疑問を抱く方は多いです。
それぞれのメリットデメリットを知り、自分の車の状況にぴったりな部品を選ぶのは重要!
今回はリビルト品と中古品の違いから、部品を選ぶ時のポイントについて詳しく説明します。
目次
リビルト品と中古品はどう違う?
まずはリビルト品、中古品それぞれの特徴について比較していきます!
リビルト品とは
リビルト品とは、中古品の一種です。
ただし、ただの中古品ではありません。再度使用できるように「整備・検査された中古品」です。
リビルト品と名乗るには、決まった工程を満たしていることが必要です。
その工程とは「分解・修繕・洗浄・再構築・検査」。
工程中、分解した部品が消耗していたら交換し、必ずしっかりと動作することを確認して市場に出します。
また、洗浄も丁寧に行い再塗装もするので、外装も新品に近い状態になります。
「分解・修繕・洗浄・再構築・検査」の5つの工程を行うことで、中古部品が新品同様の機能を持って生まれ変わるのです。
中古品とは
中古品とは、廃車などの使用済車から、解体し得られた部品のことです。
良心的な工場なら洗浄してくれているところもありますが、基本的に解体したそのままの状態で市場に出ます。
動作確認は必ず行いますので動くことは保障されていますが、消耗品の交換はしないため中古部品に変えてしばらくしてから故障する恐れもあります。
しかし価格は安いので、もう少しで車を買い替えるのに故障したといった、短期間しか乗らないことがあらかじめわかっているときには、コスト削減に一役買ってくれそうです。
中古部品一覧
リビルト品や中古品にはこんなメリット・デメリットが
ある程度の動作保証もされていて、中古品よりも安心感がありそうなリビルト品。
メリットとデメリットを整理してみましょう。
リビルト品のメリット
- 新品より価格が安い
- 動作確認だけでなく、品質・性能までしっかり検査されていて、新品に近い性能が得られる
- 修理に出すより、交換作業が簡単で早く済む
- 一定の保証期間をもうけている業者が多いので、保証期間内であれば再度リビルト品との交換が可能な場合もある
- 新品部品の供給がストップした古い車種でも修理できる可能性がある
- リサイクル品なので、環境に優しい
リビルト品のデメリット
- 基本は中古品のため見えない劣化も存在する
- 国によるリビルト品に関する基準は設けられていないため、質のばらつきはある
- 部品によっては、すぐに手に入らないことがある
- 中古品より価格が高い
メリットデメリットを整理してみると、リビルト品は比較的コストパフォーマンスがいい部品であると言えそうです。
中古品よりは高いですが、新品に近い品質と性能が保証されている部品が、新品より安く手に入るのはありがたいことですね。
中古品のメリット
- リビルト品よりもさらに価格が安い
- 新品部品の供給がストップした古い車種でも修理できる可能性がある
- リサイクル品なので、環境に優しい
中古品のデメリット
- 保証がないことがほとんど
- 動作確認だけをした中古部品を利用するので、劣化がそのまま残っている場合もある
- 部品によっては、すぐに手に入らないことがある
中古品は品質や保証の面ではリビルト品ほど期待できない場合もありますが、メリットはコストの安さにあります。
どの部品を使うかや、あとどれくらい使用するかによって、リビルト品と中古品のどちらを使うのがいいかはさまざまです。
リビルト品と中古品、どちらを選ぶべき?
多くのメリットがあるリビルト品ですが、中古品とどちらを選ぶのがいいのでしょうか。
先にもお伝えしたように、リビルト品は品質・性能がとてもしっかりしています。
品質重視または、まだまだ長く乗りたいと思っているのなら、デメリットを考えてもリビルト品を選択する価値はあると言えます。
しかし「もう少しで車を買い替える」「もう少しで車検だが、車検は通さず廃車にするなどの短期間で車を手放す予定がある」という場合には、中古品で十分でしょう。
動作確認はできているので、最低限の修理費用で抑えたい!といった場合にも、中古品はおすすめです。
稀にリビルト品の方が安く手に入るときもありますが、そうでもない限り短期間使用には中古品がおすすめです。
中古部品
リビルト品と中古品の違いを把握し、車に合わせて上手に活用しよう
一口に中古部品と言っても、リビルト品と中古品ではそれぞれの特徴やメリットデメリットがあります。
リビルト品の主なメリットは「分解・修繕・洗浄・再構築・検査」というしっかりした工程を経たことによる性能や品質の保証や、新品より低コストであるといった点です。
デメリットは、作業工程は全て人の手なので品質に多少の差が出ること、見えない劣化もあるので全くの新品と同じというわけにはいかない、部品によってはなかなか手に入らないといった点です。
また、中古品の主なメリットは価格の安さ。
デメリットは、保証がないことやリビルト品よりも品質が劣るという点が挙げられます。
ただ、決して中古品は使えないということではなく、直近で買い替えや売却などを検討している時など、中古品で修理する方がいい場合もあります。
品質の高さは新品→リビルト品→中古品の順で、コストも比例します。
リビルト品は、この品質とコストのバランスがある程度とれている部品の種類と言えます。
修理の際、新品しかないかなと思っていた方。
リビルト品でも中古品でも、自身の状況や車の状態によって最適な部品が見つかることがあります。
これを機にリビルト品も視野に入れて、修理の検討をしてみてはいかがでしょうか。
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