2022.06.25
トラックのタコグラフとは?デジタコ・アナタコの違いや装着義務も解説
こんにちは!グットラックshimaです!
トラックなどに搭載している「タコグラフ」というものをご存知でしょうか?
タコグラフとは運転記録計のことで、基本的にはトラックやバスなどの営業車両に付いているものです。
タコグラフにはデジタコとアナタコの2種類があります。
今回は、トラックのタコグラフについてのお話です。
トラックのタコグラフとは何かということから、機能の特徴や種類、装着義務などについてご紹介します。
中古タコグラフ一覧
目次
トラックのタコグラフとは?アナタコ・デジタコとの違いも確認
トラックのタコグラフとは運転記録計のことで、通称「タコ」と呼ばれています。
車両の運行時間や速度の変化などをグラフ化することによって、稼働状況を把握することができるというものです。
トラックのほか、バスやタクシーなどの営業車両に装着されています。
タコグラフの「アナタコ」と「デジタコ」の違い
タコグラフには、アナログタイプの「アナタコ」とデジタルタイプの「デジタコ」の2種類があります。
アナタコは速度計の裏に円形にチャート用紙をとりつけて、針が速度や距離に連動して記録するものです。
レコードをイメージするとわかりやすいでしょう。
アナタコは日本にタコグラフが伝えられた1959年から活用されていましたが、時代の流れとともに登場したのが、デジタルタイプのデジタコです。
1998年から実用化が進んだデジタコは、記録したデータをメモリーカードなどに保存することができます。
そのため、アナタコでは速度・時間・距離の3つのデータしか記録できませんでしたが、デジタコでは速度・時間・距離に加え、GPSによる位置情報、エンジンの回転数、急加速と急減速、空車時の走行区間、ドアの開閉、アイドリング情報など、多くのデータを記録できるようになりました。
さらに、データをチャート用紙に印刷すれば、日報としても活用することも可能です。
タコグラフの装着義務が拡大
国土交通省では、トラックの車両総重量や最大積載量によってタコグラフの装着を義務付けしています。
以前は車両総重量8t以上または最大積載量5t以上のトラックにタコグラフの装着義務がありました。
しかし、2014年の「貨物自動車運送事業輸送安全規則」の改正によって、車両総重量7t以上または最大積載量4t以上の事業用の中型トラックも義務化の対象となりました。
トラックのタコグラフの主流「デジタコ」のメリット・デメリットは?
アナタコに変わり、時代の流れとともに登場したデジタコ。
デジタコのメリットとデメリットについて、それぞれ見ていきましょう。
デジタコのメリット
- 多くのデータを記録できる(速度、時間、距離、GPSによる位置情報、エンジンの回転数、急加速と急減速、空車時の走行区間、ドアの開閉、アイドリング情報など)
- 専門知識がなくても使用できる
- データをチャート用紙に印刷することで、日報や報告書に活用できる
- 改ざんや偽造ができず正確な数値が記録されるため、ドライバーの意識向上につながる
デジタコのデメリット
- 価格が高い(アナタコは約5〜7万円に対し、デジタコは約20万円)
- さまざまなデータが記録されるため、ドライバーは監視されているようなストレスを感じることがある
このようにデジタコにはさまざまなメリットがありますが、デメリットもあるため、どちらもしっかり理解しておくことが大切です。
デジタコでネックになるコスト面ですが、機種によっては国土交通省の助成金や補助金の対象となる場合があります。
コストが気になる場合は、対象機種の購入を検討してみてはいかがでしょうか。
グットラックshimaでもさまざまなタコグラフを取り揃えています。
ぜひ在庫をチェックしてくださいね!
トラックのタコグラフは今後さらに進化!
時代とともに進化を続けているタコグラフは、今後もさらに進化すると考えられています。
国土交通省では、デジタコをさらに高機能化した「スマートタコグラフ」(仮称)の普及を目標としています。
デジタコはメモリーカードを活用しているのに対し、スマートタコグラフはクラウドを利用してデータを保存します。
そのため、記録できるデータ量も大幅に増加するのはもちろん、ドライブレコーダーと連携できたり、遠隔地でのリアルタイム運行管理や支援ができたりと、ドライバーの運転の特性などを学習してフォローするシステムも導入されていくでしょう。
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トラックのタコグラフとは運転記録計のこと
トラックのタコグラフとは運転記録計のことで、車両の運行時間や速度の変化などをグラフ化することで、稼働状況を把握することができるというものです。
トラックのほか、バスやタクシーなど営業車両に装着されています。
タコグラフには、アナログタイプの「アナタコ」とデジタルタイプの「デジタコ」の2種類があります。
デジタコには、多くのデータを記録できたり、データをチャート用紙に印刷することで日報や報告書に活用できたりと、さまざまなメリットがあります。
そして、今後はデジタコをさらに高機能化した「スマートタコグラフ」(仮称)が普及されると考えられていて、さらにドライバーの運転を快適にしてくれるでしょう。
トラックの部品購入や各種手続きのご相談などは、グットラックshimaへお気軽にお問い合わせください!