2023.03.18
トレーラーのスネーキング現象とは?原因や防ぐ方法も詳しく解説
こんにちは!グットラックshimaです!
トレーラーは通常のトラックよりかなり大きく、連結部があることで、運転にはコツがいるとされています。
そのため、事故に繋がる現象が起きやすく、専門性が高いため資格も必要です。
中でもヘビのように曲がりくねってしまう「スネーキング現象」は大変危険なので、原因や起こさないための対策を知っておくと安心です。
今回はトレーラーに起きやすいスネーキング現象について、原因や予防策を解説します。
その他に気をつけたい現象や運転のコツなどの情報も合わせてお伝えしますので、トレーラーに興味がある方は参考にしてくださいね。
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目次
トレーラーの種類や運転のコツから解説
トレーラーとは、牽引される車のついた貨物部分のことを指し、エンジンがないため自走はできません。
種類は「セミトレーラー」と「フルトレーラー」の2つ。
セミトレーラーは、運転席と貨物部分を連結器で繋げて荷物を運ぶ車両で、最も多く活用されている種類です。
一方フルトレーラーは、前後に車軸があり、荷重のほとんどがトレーラー自体にかかる構造になっています。
トレーラーは車体が大きく連結部があるため、右折・左折では前へ深く進んだ上で旋回をしたり、バックでは目視確認を徹底して少しずつ修正しながら行うなどのコツが必要です。
最後尾は死角になりやすいため、車内から目視しづらい場合は、車から降りて確認すると安心でしょう。
では、運転時に注意したい現象について、次で詳しくご紹介していきます!
トレーラーのスネーキング現象とは?他の注意したい現象も
スネーキング現象とは、急なブレーキや加速で連結部が曲がったまま操縦不能になる現象のこと。
蛇のように曲がってしまうことから、名付けられました。
トレーラーは安定のためにタイヤの真上に重めの荷物を配置しますが、連結しているため、少しでも左右前後の重量バランスが崩れるとスネーキング現象が起きてしまいます。
その他、タイヤの空気圧が均等でなかったり、タイヤのどちらかが摩耗で傾いていたりなど、タイヤに関する不具合で起こるケースも。
車体だけでなく、悪路であったり強風が吹いていたりといった環境要因や、左右振動を発生させるハンドル操作やスピードの出し過ぎなど、運転による要因もあります。
激しいスネーキング現象であると、横転してしまう危険性もあるので注意が必要です。
スネーキング現象を起こさないためには、定期的にタイヤの点検を行い、バランスを考えた荷物の配置・積載をし、運転に気を配ることが大切といえます。
スネーキング現象以外に注意したい現象は?
他に気をつけたい現象として、ジャックナイフ現象、プラウアウト現象、トレーラースイング現象があります。
ジャックナイフ現象とは
ジャックナイフ現象は、トレーラーがジャックナイフ型に折れ曲がることから付けられた名称です。
急ブレーキをかけることでトレーラーがトラクターに対し「く」の字状に折れ曲がり、操縦不能になっていまいます。
急激にハンドルを切った際に、トレーラーヘッドが曲がり、後ろの荷台部分が直進しようとすることで起こるため、スピードの出し過ぎや急ブレーキをしないよう注意が必要です。
プラウアウト現象とは
プラウアウト現象とは、前輪がロックしてハンドル操作もブレーキも効かない操作不能状態になること。
トラクターとトレーラーが一直線になって、カーブで曲がりきれずに直進してしまうため大変危険です。
急ブレーキを踏むことで起こることが多いので、運転には気をつけましょう。
トレーラースイング現象とは
トレーラースイング現象とは、タイヤがロックされて進路の外側にトレーラーが大きくスイングしてしまうことをいいます。
左右に振られてしまうため、他の車両を巻き込んでの事故にも繋がりやすいです。
原因としては、スピードの出し過ぎによってカーブで急ブレーキをかけることでロックがかかるケースが多いですが、濡れた道路や悪路によってロックされるケースもあります。
トレーラーの運転手になるには?
お伝えしてきた通り、トレーラーは連結しているので運転が大変難しいです。
急ブレーキやスピードの出し過ぎ、判断ミスによって事故に繋がりかねないため、集中力と体力のある方に向いているといえます。
また、トレーラーは運転に専門性があるため通常の免許では乗ることができません。
「けん引免許」または「けん引二種免許」の資格を取得しなければならないため、乗るまでに少し時間が必要です。
逆をいうと、トレーラーの運転手は狭き門でもあるため、需要が高いといえるでしょう。
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トレーラーのスネーキング現象を防ぐには慎重な運転を
トレーラーとは、牽引される車のついた貨物部分のことを指し、エンジンがないため自走はできません。
車体が大きく連結部があるため、旋回やバックは慎重に行う必要があります。
また、スピードの出し過ぎや急ブレーキ、タイヤバランスの崩れ、悪路走行などで、連結部が曲がったまま操縦不能になるスネーキング現象を起こす可能性もあるため注意が必要です。
横転して大きな事故に繋げないためには、運転に気を配ることはもちろん、定期的なタイヤの点検、バランスを考えた荷物の配置・積載をすることも重要といえます。
その他の現象を起こさないためにも、運転は慎重に行わなければなりません。
タイヤの不具合やブレーキトラブルが多い場合は、トラック自体が交換時期である可能性もあるので、買い替えも視野に入れると良いでしょう。
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