2024.12.26
トラック箱車にクラクションを取り付ける目的とは
こんにちは!グットラックshimaです!
トラックの箱にはクラクションが取り付けられていることがあります。
「トラックの箱にクラクションを取り付ける目的はなに?」と疑問を持つ方もいらっしゃることでしょう。
今回は、トラック箱にクラクションを取り付ける目的を解説していきます。
クラクションに関する法規制も紹介するので、ぜひご参考ください。
トラックの箱にクラクションを取り付ける目的
トラック箱にクラクションを取り付ける目的は、「箱車での閉じ込め防止」です。
アルミバンなどほとんどの大型トラックコンテナでは、ドアを閉めてしまうと中から開けられない構造となっています。
荷物の積み込みや積み下ろしをしている際に、万が一ドアが閉まってしまうと中から開けられないため、閉じ込められてしまうのです。
真夏にトラックのコンテナに人が閉じ込められると、熱中症など命に関わる危険性が生じます。
また、冷凍冷蔵車の場合も閉じ込められてしまうと、同様な危険性があるでしょう。
万が一閉じ込められてしまっても、箱にクラクションを取り付けておけばコンテナの中からでも、人がトラックの中にいることを知らせられます。
トラックのコンテナにクラクションが付いていなければ、後付けで取り付けることも可能ですよ。
作業中のリスクを減らすためにも、トラックのコンテナへはクラクションの取り付けがおすすめです。
クラクションの法規制
トラックの箱にクラクションが付いているかといって、むやみに鳴らすと法に抵触する場合があります。
道路交通法第54条では、クラクションを使用する場所やタイミングについて以下のように定めています。
- 左右の見とおしのきかない交差点
- 道路標識等により指定された場所を通行しようとするタイミング
- 山地部の道路その他曲折が多い道路について道路標識等により指定された区間における左右の見とおしのきかない交差点
- 法令の規定により警音器を鳴らさなければならないこととされている場合を除き、警音器を鳴らしてはならない
- 危険を防止するためやむを得ないときは使用できる
このように、クラクションはいつでもどこでも鳴らして良いものではありません。
トラックの箱に取り付けるクラクションでは、閉じ込められてしまったときなどの「危険を防止する観点」で使用できます。
クラクションを使用するタイミングは、法規制に従い適切なタイミングで使用しましょう。
トラックの箱のクラクションは安全ブザーとして機能する
トラックの箱にクラクションを取り付ける目的は、「閉じ込め防止」です。
一部のトラックでは、箱の中からドアを開けられない構造となっており、閉じ込められてしまったら、人に気づいてもらい外からドアを開けてもらうしか出られません。
このときに活躍するのが、箱に取り付けられたクラクションです。
箱からクラクションを鳴らすことで、人に気づいてもらう一助となり、安全ブザーとして機能します。
クラクションを取り付け、安全性に特化したコンテナを使用しましょう。
トラックに関する相談ごとがあれば、グットラックshimaへご連絡ください!
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