2020.10.06
トラックのエンジンの馬力とは?トルクや回転数についても解説!
こんにちは!グットラックshimaです!
トラックを購入するにあたり、気になる方も多いのがエンジンの性能。
エンジンの基本性能がよければ、パワーやスピード、加速力などが上がり、よりスムーズでストレスのない走行が可能になります。
実は、トラックのエンジンの性能には馬力やトルク、回転数が大きく関係しているのをご存知でしょうか。
そこで今回はトラックのエンジンの馬力やトルク、回転数などについて詳しくご紹介します。
目次
トラックのエンジンの馬力・トルク・回転数とは?
トラックのエンジンの基本性能は馬力やトルク、回転数が重要になってきます。
それぞれについて、詳しく見ていきましょう。
馬力とは?
トラックの馬力とは、ずばりエンジンの最高出力のこと。
持久力というと、わかりやすいかもしれません。
トラックの馬力は、次にご紹介するトルクと回転数を掛け合わせたもの(トルク×回転数=馬力)で表され、馬力の数値が高い=車の最大性能が高いということを意味します。
馬力の数値を表す際の単位は、世界で4種類存在します。
PS
主に日本やドイツで使用する単位。
ドイツ語「Pferde Starke」の略で、メートル法に基づいています。
kW(キロワット)
馬力の国際基準の単位で、世界中で浸透しています。
HP
主に英語圏で使用する単位。
「Horse Power」の略で、ヤードポンド法に基づいています。
CV
主にイタリアやドイツで使用する単位。
「Cavallo Vapore」の略で、メートル法に基づいています。
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トルクとは?
トラックのトルクとは、エンジンの駆動力のこと。
タイヤを回転させるために発生する瞬発力というと、イメージしやすいかもしれません。
トルクの数値が高い=瞬発力があるということになり、トルクの数値が高いトラックは、最初にタイヤを回転させる際にスムーズに動き出すことができます。
トルクの数値を表す際の単位は、主に2種類存在します。
N・m(ニュートンメートル)
世界の国際規格として、一般的に使用されている単位。
kgf・m(キログラムメートル)
N・mが一般的に使用されはじめる1993年度以前に広く使用されていた単位。
日本では今もなおkgf・m表記の方が用いられています。
回転数とは?
トラックの回転数とは、その名の通りエンジンの回転数のことで、1分間にどれだけ回転するかを意味します。
回転数が高い=エンジンの出力が高いということになり、トラックは速く、そして遠くまで走行できます。
しかし先ほどご紹介したトルクとこの回転数を両立することは難しく、坂道や平坦な道など、シーンに応じてギアチェンジをし、トルクと回転数のバランスをとる必要があります。
回転数の数値を表す際の単位は、主に2種類存在します。
min-1
1分間に回転するエンジンが回転数を表した単位。
rpm
min-1と同様、1分間に回転するエンジンが回転数を表した単位。
日本では、rpm表記の方が用いられています。
馬力以外でトラックのエンジンに重要な「排気量」とは?
トラックを選ぶ際に性能の高さを重視する場合は、馬力・トルク・回転数といったエンジン性能のほかに、エンジン性能の指標でもある排気量も重要になります。
排気量は、エンジンのパワーと乗り心地に関係します。
先ほどお話した力やトルクのエネルギーを引き出すためには、この排気量を増やすことが重要です。
また、少ない回転数でも排気量が大きいと、アクセルや踏む力が少なく済むので、走行時の乗り心地がよくなるといったメリットをもたらします。
そのため、トラックを購入する際は馬力・トルク・回転数に加えて排気量も重要視するよう心がけましょう。
ただし、排気量は大気汚染など環境問題にも繋がります。
そこで注目されているのが、ターボチャージャーを搭載した、エネルギーを保ちつつも排気量が少ないトラック。
環境に配慮しながらも快適な走行を可能にしたトラックも増えていますので、ぜひ参考にしてくださいね。
トラック国内メーカーのエンジンの馬力もチェック!基本性能を比べよう
排気量・馬力・トルクなどは、トラックのメーカーや車種によって異なります。
国内トラックの4大メーカーである「いすゞ」「日野」「三菱ふそう」「UD」の基本性能について、各商品ごとに詳しくみていきましょう。
いすゞ「ギガ」
主にトラック ・バスなど商用車を製造する自動車メーカー・いすゞ。
「ギガ」は実用回転域でより高いターボ効果を発揮して低速トルクや燃費向上など、低燃費を追求したトラックです。
<ギガの基本性能>
排気量:9L(9,839cc)
最大出力(馬力):279kW(380PS)/1,800rpm
最大トルク:1,814N・m/1,000-1,200rpm
日野「プロフィア」
日野もトラック・バスといった商用車を主に製造する、トヨタ自動車の連結子会社です。
「プロフィア」の9Lエンジンは2段過給ターボやインタークーラー2基を搭載しするなど、小排気量ながら高出力・高トルクを実現し、輸送能力の向上と燃料費の節減を同時に叶えました。
<プロフィアの基本性能(9Lエンジン)>
排気量:9L(8,866cc)
最大出力(馬力):279kW(380PS)/1,700rpm
最大トルク:1,765N・m/1,100~1,400rpm
三菱ふそう「スーパーグレート」
トラック・バスといった商用車や産業用エンジンの製造会社である三菱ふそうは、ドイツの自動車会社ダイムラーの連結子会社です。
「スーパーグレート」は6S10(総排気量7.7L)と6R20(総排気量10.7L)との2種類のエンジンを導入し、低燃費ながらもパワフルな走行、スムーズな加速が魅力です。
<スーパーグレート(8Lエンジン)T1の基本性能>
排気量:7.7L
最大出力(馬力):260kW(354PS)/ 2,200rpm
最大トルク:1,400N・m /1,200~1,600rpm
<スーパーグレート(11Lエンジン)T3の基本性能>
排気量:10.7L
最大出力(馬力):315kW(428PS)/1,600rpm
最大トルク:2,100N・m /1,100rpm
トラックのエンジン性能は馬力・トルク・回転数・排気量をチェック!
トラックの馬力はエンジンの最高出力、トルクはエンジンの駆動力、回転数は1分間にどれだけ回転するかを意味し、トラックのエンジンの基本性能は馬力・トルク・回転数の関係性が重要になってきます。
また、馬力やトルクのエネルギーを引き出すためには排気量も重要になります。
少ない回転数でも排気量が大きいと、アクセルや踏む力が少なく済むので、走行時の乗り心地がよくなるといったメリットも。
トラックを購入する際は馬力・トルク・回転数に加えて排気量も重要視するよう心がけましょう。
トラックの購入や今の車両の買取、各種手続きのご相談まで、ぜひグットラックshimaへお気軽にお問い合わせください!