2024.11.20
トラックに枝傷が!枝による擦り傷の傷消し方法を解説
こんにちは!グットラックshimaです!
トラックを運転していると、道路側に伸びた枝にキャビンやボディに接触して傷ができたという経験をしたことのある人は多いでしょう。
そんな枝傷は、自分で直すことが可能だということをご存知でしょうか。
今回は、キャビンやボディの枝傷を自分で修理する方法をご紹介。
ただし、自分で行う修理にはリスクも伴いますので、その点も踏まえて解説します。
目次
トラックのキャビンやボディに枝傷がついた!自分で修理できる?
トラックを運転していると、道路側に伸びた街路樹などの枝とキャビンやボディが接触して引っかき傷や擦り傷ができてしまうことがあります。
このような枝傷は深さや範囲によっては自分で修理することが可能ですが、その判断をするにはトラックの塗装の構造を知っておくことが必要です。
トラックの塗装は、外側から次の4つの層で成り立っています。
- クリア層:ボディの保護やツヤ出しを目的とした透明な層
- カラー層:ボディカラーを決める層
- 下地層:サビ止めなどの下地を施す層
- ボディ層:トラックの土台となる鉄板や樹脂の部分
このうち、自分で枝傷の修理が可能なのは、一番外側のクリア層まで。
クリア層までの傷かどうかを判断する方法には次の2つがあります。
- 爪で塗装面を触ってもほとんど引っかからない
- 傷の周辺に水をかけると傷が目立たなくなる
爪が引っかかったり水をかけても傷が目立つ場合は傷がクリア層を超えていると判断し、専門業者に修理を依頼しましょう。
また、場合によっては枝との強い接触による凹み傷ができることがありますが、こちらも自分での修理は難しいため専門業者への修理依頼が必要です。
トラックのキャビンやボディに枝傷がついたときに自分で傷消しをする方法
キャビンやボディについた枝傷がクリア層までの深さの場合、自分で修理するには次のような方法があります。
タッチペン
タッチペンは細いペン先で塗料を塗ることのできる道具で、小さな傷を修復するのに適しています。
カラーは複数用意されているので、ボディカラーにあったものを使用しましょう。
使い方は次の通りです。
- 塗料を定着させやすくするために、洗車をしてボディの汚れを落とす
- 傷の周辺にマスキングテープを貼り、周辺に塗料がつかないようにする
- タッチペンで点を打つように塗料を塗る
- 塗料が盛り上がってきたらマスキングテープをはがし、自然乾燥させる
- 濡らした耐水ペーパーで盛り上がった塗料を削り、平らにする ※耐水ペーパーは目の粗いものから使用し、徐々に細かい目のものに変えていく
- 仕上げに液状コンパウンドでツヤが出るまで磨き上げる
コンパウンド
コンパウンドはボディの傷消し用の研磨剤のことで、傷を削って目立たなくするために使用します。
クリア層についた傷には、極細目から超微粒子と呼ばれるタイプのものを選びましょう。
また、コンパウンドには液状タイプとペーストタイプの2種類があります。
液状タイプは粒子が細かいものが多く、薄くのばすことができるので広い面積の修理に適しています。
一方、ペーストタイプは液状と比べると粒子が粗めです。
伸ばしにくいので広い範囲の修理には使いづらいですが、液体と比べると垂れ落ちが少ないので側面などの垂直部分の修理に適しています。
コンパウンドの使い方は、次の通りです。
- 洗車をしてボディの汚れを落とす
- 適量のコンパウンドをクロスやスポンジにつけて、傷の部分を磨く ※磨くときは力をあまり入れず、傷の方向にそって直線的に磨く
- 傷が目立たなくなってきたら、粒子の細かいコンパウンドに変えてさらに磨く
- 仕上げに液状コンパウンドでツヤ出しを行う
トラックのキャビンやボディの枝傷を自分で修理する際の注意点
クリア層までの枝傷なら自分で修理することは可能ですが、次のようなリスクを伴うことには注意が必要です。
修理の跡が目立つ場合がある
下地の処理から仕上げまで、傷の修理は時間をかけて丁寧に行うことが大事です。
それぞれの工程を丁寧に行わないと十分な仕上がりにならず、修理の跡が目立ってしまうことになりかねません。
修理の跡が残ると見た目が悪くなるだけでなく、トラックを売却に出す際にマイナス査定要因にもなってしまいます。
傷がさらに広がってしまう場合がある
コンパウンドによる修理では、力加減の誤りによって傷を広げてしまうケースがよくあります。
また、傷がなかなか消えないからと研磨しすぎてカラー層まで研磨してしまうというケースも。
傷の拡大は内部のサビの原因にもなり、修理を余計に難しくしてしまいます。
業者に修理を依頼する際の費用も高くなってしまうので、要注意です。
トラックのキャビンやボディの傷消しはグットラックshimaにおまかせ!
自分で対応することが可能な傷でも、高い技術や設備の揃った専門業者と比べると仕上がりのクオリティにはどうしても差がついてしまいます。
また、自分で修理をしたことで余計に傷つけてしまうというリスクを考えると、多少費用がかかったとしても専門業者へ依頼するほうが安心です。
自分で修理する自信がない、修理後の見た目や売却時の査定が気になるという場合は、専門業者へ依頼するのがおすすめですよ。
トラックのキャビンやボディの傷消しを専門業者へ依頼する際は、ぜひグットラックshimaへおまかせください。
グットラックshimaには高い技術力を誇る自社の架修架装・鈑金塗装工場があり、さまざまな架修架装や鈑金塗装への対応が可能です。
トラックの購入時からワンストップオーダーで可能であることや、自社の部品工場とも連携できることから、手続きから納品までスムーズかつ短期間で進めることができます。
また、高い技術力を持つ専門チームが対応するため、塗装の仕上がりにも自信があります。
キャビンやボディ箱についた枝傷の修理にももちろん対応していますので、お気軽にご相談ください。
トラックの塗装については「トラックのボディ塗装ソリッドとメタリックの耐久性を解説!」でもご紹介していますので、あわせてご覧ください。
トラックのキャビンやボディの枝傷のご相談はグットラックshimaへ!
トラックのキャビンやボディと街路樹などの枝との接触でできてしまう、枝傷。
傷の深さや範囲によってはタッチペンやコンパウンドなどの市販品で対応できるので、自分で修理を行うことも可能です。
ただし、修理の各工程が丁寧にできていなかったり研磨の力加減を誤ったりすると、修理の跡が目立つ・傷が広かるなどの問題が発生してしまいます。
自分で行う修理に自信がない場合や見た目・売却時の査定が気になるのであれば、専門業者へ依頼するのが良いでしょう。
グットラックshimaではトラックのキャビンやボディの傷消しも承っております。
専門のスタッフによるクオリティの高い施工を提供いたしますので、お気軽にご相談ください!