2020.03.19
トラックのバッテリーの寿命とは?交換目安や選び方などをご紹介!
こんにちは!グットラックshimaです!
トラックを頻繁に運転していると、最近ちょっと調子が悪いかも…と感じることはありませんか?
整備はしっかりしているのになんとなく調子が悪いときは、ひょっとしたらバッテリーの寿命かもしれません。
乗用車とは少し違うトラックのバッテリー。
トラックのバッテリー寿命の目安はどのくらいなのでしょうか。
今回はこれだけ知っておけば安心!というバッテリーの寿命と点検方法、交換の目安から選び方まで、バッテリーについて詳しく解説します。
目次
トラックのバッテリー平均寿命、寿命が近いサインとは?
トラックのバッテリーがどのくらい持つのかは、使用頻度や乗り方によっても大きな差が生じてきます。
一般的なバッテリーの寿命の目安や、「トラックにこの症状が起きると危ない」という寿命が近づいているサインについてみていきましょう。
バッテリーの平均寿命
トラックのバッテリーの寿命は、平均して3~4年程。
短い場合は2年程、長くても5年程と覚えておきましょう。
蓄電池であるバッテリーは、車がエンジンを切っている間も稼働しています。
暗電流と呼ばれる電流が、車のエンジン停止後も電気系統に流れている状態です。
こうしてバッテリーの貯蓄電気は車にしばらく乗らずにいるとなくなってしまい、バッテリーが上がってしまいます。
バッテリー寿命の基準は、以下のような使い方にも影響を受けます。
- エンジンをこまめに切っている
- 長期間乗らないことが多い
- 夜間走行が多く、走行するときはほぼライトをつけている
- トラックに華美な電球などで装飾をしている(いわゆるデコトラ)
- 極端に暑いまたは寒い地域を運転している
このようにバッテリーに負担をかける運用状況では、バッテリーの寿命を縮めてしまいます。
バッテリーの寿命が近いときの症状
バッテリーの寿命が近づいてくると、トラックに色々と症状が出てきます。
日ごろから気をつけて、寿命のサインを見逃さないようにしましょう。
バッテリーの寿命が近いときの症状は、主に以下の5つです。
- 寒い時期にエンジンがかかりづらい
- ヘッドライトの明るさが以前より暗い
- クラクションの音が以前より小さい
- アイドリングの音が弱々しい、または違和感のある音がする
- エンストが増えた、またはエンジン始動後1分以内にエンストする
少しでも今までと違うところが出てきたらすぐに点検し、必要ならば整備をすることをおすすめします。
バッテリーの点検方法については、後で詳しくお話しますね。
中古バッテリー一覧
寿命を持たせるために、トラックのバッテリー選び方も重要
バッテリーの選定基準には、大きさ、性能、保証期間の3つの要素があります。
そのうちの大きさと性能に関しては、バッテリーの形式番号を見れば簡単にわかるので、見方を覚えておくと便利です。
形式番号はアルファベットと数字の組み合わせ6から8桁で示されます。
例えば「90D26L」ならば、左端の数字2桁が性能(この場合90)、次のアルファベットと数字2桁が大きさ(この場合D26)、最後のアルファベット1文字(この場合L)が端子の位置です。
性能表示
性能は、大きければ大きいほど性能が高いということです。
たとえば「75D26L」と「90D26L」であれば後者の方が性能が高く、パワー(電力)が大きいといえます。
性能が高いとエンジンを始動しやすい、エアコンの効きがよくなる、ライトが明るくなるなどのメリットがあります。
大きさ表示と端子位置
大きさは、性能表示の隣のアルファベット(例ではD)がバッテリーの奥行と高さの組み合わせ、次の数字2桁(例では26)はバッテリーの横幅を示しています。
奥行と高さを示すアルファベットは、小さい順に「B→D→E→F→G→H」です。
自分のトラックのバッテリーをよく見て、同じ大きさのバッテリーを選びましょう。
例の右端のアルファベット「L」はマイナス端子が左右どちらについているかを示しています。
Lが左(Left)、Rが右(Right)です。
大きさと端子位置は、間違えると取りつけできませんので気をつけましょう。
種類によっては「50E24R-MF」と最後に「-MF」とついているバッテリーもあります。
「MF」=メンテナンスフリーの略。
バッテリー液を長持ちさせたり、放電を抑える機能を備えたバッテリーです。
保証期間
保証期間はバッテリーのメーカーが定めていますので、購入時に必ず確認しましょう。
保証期間1~3年、走行距離3~6万kmというのが一般的です。
通常使用で不具合が生じた場合は、無償でバッテリー交換をしてくれます。
しかし、事故や不正使用などの過失による故障にあたる場合には、保証対象外となるので注意しましょう。
トラックのバッテリーは寿命の前兆が出たらすぐ点検!点検方法とは?
バッテリーの寿命の前兆が出てきたら、すぐに点検が必要です。
まずは、外装点検から!
穴があいていないか、ひびが入っていないか、取りつけ状態なども確認します。
次に、バッテリー液が適量入っているか確認しましょう。
バッテリー液の容器には、UPPER(赤い線)とLOWER(青い線)の表示があります。
バッテリー液が、UPPER(赤い線)とLOWER(青い線)の間に保たれていれば正常です。
LOWER(青い線)より下回っている場合は、蒸留水(希硫酸)の補充が必要。
補充の際は、直接手や周囲につけないよう気をつけましょう。
日々、バッテリー液の量を点検するだけでも、バッテリー寿命を伸ばせます。
テスターと呼ばれる電圧測定器を持っていれば、測定中はショートなどに注意しながら電圧を測ってみましょう。
エンジン停止状態で12.6V以上であれば問題ありません。
エンジン稼働中は充電中なので、停止状態よりも高い数値を示します。
トラック自体の定期点検は3ヶ月、6ヶ月、12ヶ月ごとと、法律で定められています。
定期点検では「バッテリーとトラックの接続状況を確認すること」が、大切な点検の1つです。
接続点検を怠ると、接続がゆるんだ際に通電が悪くなったり、ショートの危険もあります。
このように、トラックやトラックのバッテリーの寿命をなるべく長く持たせるためにも点検は大事ですが、やがて寿命は来てしまいます。
こまめな点検整備に加え、バッテリーを無駄に消耗させないよう、プラスして「運用状況の改善」も考えるといいでしょう。
こまめな点検と正しい知識で、トラックのバッテリー寿命を延ばそう
トラックのバッテリー寿命は平均3~4年、長くても5年程。
運用状況が悪い場合、2年程と短くなる場合もあります。
寿命の兆候は以下の5つ。
- 寒い時期にエンジンがかかりづらい
- アイドリングの音が弱々しい、または違和感のある音がする
- エンストが増えた、またはエンジン始動後1分以内にエンストする
- ヘッドライトの明るさが以前より暗い
- クラクションの音が以前より小さい
これらの兆候が見られたらすぐに点検し、バッテリー液の量などを確認してください。
バッテリー液が適切な量入っていなければ蒸留水(希硫酸)を追加して整備することが必要です。
3ヶ月、6ヶ月、12ヶ月と法律で定められているトラックの定期点検でも、「バッテリーとトラックの接続状況の確認」を忘れずに行いましょう。
バッテリーを買い替えるときには、大きさや端子の位置が合っていないと取りつけられないため、しっかりと自分のトラックの形式番号を確認!
性能の数字は大きい方が性能が良いことも覚えておきましょう。
バッテリーはトラックの重要パーツ。
日ごろからチェックし、安全快適に走行できるようにしたいですね。
バッテリーの不具合など部分的な修理が必要になった場合、トラックの買い替えを検討するきっかけになるかもしれません。
トラックの購入や買取はグットラックshimaへおまかせください!
リース契約も承っておりますので、お気軽にお問い合わせくださいね。