2025.09.20
トラックの車検にかかる費用とは?費用相場と節約方法をご紹介!
こんにちは!グットラックshimaです。
トラックを所持するために、「車検」は避けて通れない手続きです。
しかし、普段は乗用自動車に乗っている人や会社のトラックを使用していた人などは、トラックの車検についてあまり詳しくない方が多いのではないでしょうか。
トラックの車検は、特に費用面で、乗用自動車とは異なります。
そこで今回は、トラックの車検について、費用面を中心に詳しくご紹介します。
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目次
トラックの車検費用はどのくらい?
車検に関わる費用は、国が定めた「法定費用」と車両を点検・メンテナンスするための「点検整備費用」などから成ります。
法定費用には自動車重量税・自賠責保険料・検査手数料が含まれ、どこで受けても金額は同じですが、点検整備費用は依頼先によって差が出ます。
トラックの車検費用の相場は、以下のとおりです。
- 大型トラック:200,000円~
- 中型トラック:150,000円~
- 小型トラック:100,000円~
法定費用と点検整備費用については、さらに詳しくご説明します。
※2025年8月時点の情報です
法定費用の内訳と金額
お伝えしたように、法定費用は国に納める税金である「自動車重量税」と、加入が義務付けられている自賠責保険に入るための「自賠責保険料」、車検にあたって国に納める手数料である「検査手数料(印紙代)」で構成されます。
これらの費用は、車検をどこで依頼しても変わりません。
ただし、自家用トラック(自社の荷物を運搬する)と事業用トラック(お客様から預かった荷物を運搬する)では金額には差があります。
自動車重量税は事業用のほうが、自賠責保険料は自家用のほうがやや安くなります。
トラックにおける自動車重量税の金額目安
トラックの車検有効期間は大きさや用途によって異なります。
車両総重量8t未満の自家用トラックは初回2年、2回目以降は1年となりますが、事業用トラックは8t未満でも初回から1年ごとに車検が必要です。
車両総重量8t以上のトラックは、自家用・事業用にかかわらず初回から1年ごとの車検になります。
初度登録(最初に登録された時)からの経過年数に応じて、13年未満、13年超、18年超の場合の自動車重量税の金額を表で確認していきましょう。
※2025年8月時点の情報です
【トラックの自動車重量税(エコカー以外)13年未満の場合】
| 2年 | 1年 | |||
| 車両総重量 | 自家用 | 事業用 | 自家用 | 事業用 |
| 1t以下 | 6,600 | 5,200 | 3,300 | 2,600 |
| ~2t | 13,200 | 10,400 | 6,600 | 5,200 |
| ~2.5t | 19,800 | 15,600 | 9,900 | 7,800 |
| ~3t | 24,600 | 12,300 | ||
| ~4t | 32,800 | 20,800 | 16,400 | 10,400 |
| ~5t | 41,000 | 26,000 | 20,500 | 13,000 |
| ~6t | 49,200 | 31,200 | 24,600 | 15,600 |
| ~7t | 57,400 | 36,400 | 28,700 | 18,200 |
| ~8t | 65,600 | 41,600 | 32,800 | 20,800 |
| ~9t | – | – | 36,900 | 23,400 |
| ~10t | – | – | 41,000 | 26,000 |
| 〜11t | – | – | 45,100 | 28,600 |
| 〜12t | – | – | 49,200 | 31,200 |
| 〜13t | – | – | 53,300 | 33,800 |
| 〜14t | – | – | 57,400 | 36,400 |
| 〜15t | – | – | 61,500 | 39,000 |
【トラックの自動車重量税(エコカー以外)13年経過の場合】
| 1年 | ||
| 車両総重量 | 自家用 | 事業用 |
| 1t以下 | 4,100 | 2,700 |
| ~2t | 8,200 | 5,400 |
| ~2.5t | 12,300 | 8,100 |
| ~3t | 17,100 | |
| ~4t | 22,800 | 10,800 |
| ~5t | 28,500 | 13,500 |
| ~6t | 34,200 | 16,200 |
| ~7t | 39,900 | 18,900 |
| ~8t | 45,600 | 21,600 |
| ~9t | 51,300 | 24,300 |
| ~10t | 57,000 | 27,000 |
| 〜11t | 62,700 | 29,700 |
| 〜12t | 68,400 | 32,400 |
| 〜13t | 74,100 | 35,100 |
| 〜14t | 79,800 | 37,800 |
| 〜15t | 85,500 | 40,500 |
【トラックの自動車重量税(エコカー以外)18年経過の場合】
| 1年 | ||
| 車両総重量 | 自家用 | 事業用 |
| 1t以下 | 4,400 | 2,800 |
| ~2t | 8,800 | 5,600 |
| ~2.5t | 13,200 | 8,400 |
| ~3t | 18,900 | |
| ~4t | 25,200 | 11,200 |
| ~5t | 31,500 | 14,000 |
| ~6t | 37,800 | 16,800 |
| ~7t | 44,100 | 19,600 |
| ~8t | 50,400 | 22,400 |
| ~9t | 56,700 | 25,200 |
| ~10t | 63,000 | 28,000 |
| 〜11t | 69,300 | 30,800 |
| 〜12t | 75,600 | 33,600 |
| 〜13t | 81,900 | 36,400 |
| 〜14t | 88,200 | 39,200 |
| 〜15t | 94,500 | 42,000 |
なお、エコカーの場合は減免を受けられます。
自動車重量税の金額については、国土交通省ホームページもご参考にしてください。
トラックにおける自賠責保険料の金額目安
自賠責保険の加入は義務です。
車検を通すにも、自賠責保険に加入していることが前提となります。
また、自賠責保険は車検期間から1カ月ずらして契約することが一般的です。
トラックの自賠責保険の金額目安も、13カ月と25カ月で参考にご紹介します。
※2025年8月時点の情報です
| 25カ月 | 13カ月 | |||
| 普通貨物自動車 | 自家用 | 最大積載量2t超 | 32,030 | 19,290 |
| 最大積載量2t以下 | 29,300 | 17,860 | ||
| 事業用 | 最大積載量2t超 | 44,130 | 25,640 | |
| 最大積載量2t以下 | 31,120 | 18,810 | ||
| 小型貨物自動車 | 自家用 | 20,950 | 13,480 | |
| 事業用 | 27,090 | 16,700 |
※沖縄県や離島などの一部地域については、上記保険料例と異なります。
普通貨物自動車とは、排気量が2,000cc超で用途区分が貨物の車両を、小型貨物自動車とは、排気量が660超2,000cc以下の小型自動車で用途区分が貨物の車両を指します。
自賠責保険料については自賠責保険基準料率表もご参考にしてください。
一般的に、自賠責保険は複数年まとめて支払うと保険料が安くなります。
トラックにおけるトラックの検査手数料の金額目安
検査手数料は、普通貨物に該当するトラックであれば一律で2,300円(新規登録時は2,100円+新規登録手数料500円=2,600円)。
小型貨物に該当するトラックであれば、一律で2,200円(新規登録時は2,000円+新規登録手数料500円=2,500円)となり、印紙・証紙として納めます。
※2025年8月時点の情報です
なお、車両持込ではなく、事前に指定整備工場(民間車検)による指定整備を受ける場合、保安基準適合証があれば印紙税は安くなります。
点検整備費用の内訳と金額
すでにご紹介したとおり、車検には法定費用以外にも、点検整備費用がかかります。
これは、車両を点検したりメンテナンスしたりするために、車検の依頼先に支払う費用です。
点検整備費用は、以下のような項目から成ります。
- 車検基本料金
- 整備技術料
- 部品代
- 保安検査料金
- 検査代行手数料
- 洗浄料
- 塗装料 など
各項目の金額は依頼先によって異なるので、事前に確認しておくと良いでしょう。
また、車検は国が定めた基準以上の車であることを認定することを目的としていますので、一定基準以下の車両は整備をするか、廃車にするかを選ばなければなりません。
車検を通したければ、整備をすることになります。
整備費用でかかりやすい費用の相場は次の通りです。
※種類や依頼先によって異なるので、あくまで目安となります
- エンジンオイル:5,000〜25,000円
- ブレーキオイル:5,000〜10,000円
- ブレーキパッド:20,000〜40,000円
- タイミングチェーン:100,000~200,000円
- ファンベルト:10,000円弱~1万5,000円
- バッテリー:10,000~50,000円
- タイヤ(1本):10,000〜100,000円 など
場合によっては大きな額になることも考えられるので、日頃から対策を練っておくことが重要となります。
トラックの車検の依頼はどこにすれば良い?依頼先の選び方
トラックの車検を依頼できる先には、自分で陸運支局に持ち込むユーザー車検のほか、ディーラーや整備工場などがあります。
ここでは、それぞれの特徴を見ていきましょう。
ユーザー車検
ユーザー車検とは、所有者本人が陸運支局に車両を持ち込んで車検を受けること。
費用を抑えたい方におすすめの方法です。
ただし、検査で不具合が見つかった場合には、不具合を修理してから再び検査を受けなければなりません。
スムーズに検査をクリアするには、民間会社による予備検査を受けることも検討しましょう。
二度手間になる可能性がある点は、ユーザー車検で注意すべきポイントです。
ユーザー車検の前に検討したい予備検査については、「トラックの予備検査(予備車検)とは?内容や必要書類、費用まで解説」で詳しくご紹介しています。
ディーラー
ディーラーでは、そのメーカーの車両の特徴をよく把握している整備士が点検・整備を行います。
純正パーツを使用して整備ができることもあり、安心して車検を任せられる点が大きな魅力です。
ただし、他の依頼先に比べ、車検費用は高額になる可能性があります。
整備工場
整備工場には、指定工場と認定工場の2種類があります。
このうちの指定工場では、検査を工場内で行うことができるため、車検にかかる期間を短縮することができます。
認証工場では、検査を工場内で実施できないため、指定工場に比べ車検期間は長くなります。
整備工場では日頃からさまざまな車両を取り扱っているので、豊富な知識・技術で対応してもらえます。
そのほかの依頼先
軽トラックや小型トラックなどに限っては、車検専門店やガソリンスタンド・カー用品店で依頼できるケースもあります。
ただし、中型以上のトラックは対応していないことが多いため、利用を検討する際には対応可能な車種を確認しておく必要があります。
トラックの車検はグットラックshimaにおまかせ!
グットラックshimaは、トラックに特化した整備・販売会社です。
車検はもちろん、中古トラックの販売・買取、ボディ架装や板金塗装、リースといったサービスまで幅広く展開しており、日常の整備やカスタマイズもまとめてサポートできます。
車検は軽自動車から大型トラック、大型特殊車両まで対応可能。
自社工場は福島(整備工場)と、福島・愛知(架修・架装、板金塗装工場)に設けており、それ以外の地域は協力工場と連携して対応しています。
すべての都道府県で自社対応できるわけではありませんが、豊富なネットワークを活かし、地域に合わせたご案内が可能です。
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お見積もりだけでも、ぜひお気軽にご相談ください。
トラックの車検費用を節約する方法は?

車検費用で節約できる可能性があるのは、点検整備費用です。
ここでは、点検整備費用を抑える方法についてご紹介します。
複数の整備工場等から見積もりを取る
点検費用は、依頼先によって変わります。
少しでも車検費用を節約するためには、複数の工場や店舗で見積もりを取り、その内容と費用を比較して依頼先を決めるようにすると良いでしょう。
普段からこまめにメンテナンスを行う
車検時の整備・修理にかかる費用を抑えるには、普段からこまめに車両をメンテナンスしておくことが大切です。
初期段階で故障の元に気づけば小さなパーツの交換で済むものが、放置したことで重大な故障となり、結局大きな出費につながるかもしれません。
また、日頃から無理な運転をせず、車両を大切に扱うことも重要です。
減トンを検討する
車検費用は、トラックの車両総重量によって変わります。
支障がない場合であれば、思い切って減トンし、法定費用を抑えるという手もあります。
減トンの方法としては、フロントバンパーを重いものと交換したり架装を重くして車両重量を増やしたりといった車両の構造変更が考えられます。
また、総重量を抑えた新しい車両を導入するのも選択肢の一つでしょう。
トラックの買い替えを検討する場合には、「トラックの買い替えのサイクルは?乗れなくなってしまう前に!」もお読みください。
もしトラックの購入や今の車両の買取、架修架装を検討されるのなら、グットラックshimaへもお気軽にお問い合わせくださいね!
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ほぼ毎年必要になるトラックの車検費用、正しく知って賢く抑えよう!
トラックの車検費用は、自動車重量税と自賠責保険料、検査手数料から成る「法定費用」と「点検整備費用」の2種類に分類されます。
全体の車検費用の目安は、小型トラックで100,000円〜、中型トラックで150,000円〜、大型トラックで200,000円〜が目安ですが、依頼先や整備の内容によって金額は異なるので注意しましょう。
トラックの車検費用は、基本的に1年ごと に必要です。
ただし例外として、車両総重量8t未満の「自家用トラック」のみ初回は2年となります。
一方で「事業用トラック」は8t未満でも初回から1年ごとの車検が必要です。
維持費としても大きな負担になるため、計画的に備えておくことが大切です。
この費用を抑えるには、日頃からのメンテナンスが大切です。
また、複数の見積もりを取ることや、減トンの実施も検討してみると良いでしょう。
トラックの購入・買取や架修架装、車検のことならグットラックshimaへご相談ください。
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