2020.11.10

トラックの車台番号(車体番号)とは?見方や調べ方、職権打刻まで解説

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こんにちは!グットラックshimaです!

 

トラックの車台番号(車体番号)。

どうすればトラックの車台番号がわかるのか、調べ方をご存知でしょうか?

 

普段はあまり気にすることがありませんが、トラックを売却するときや中古トラックを購入するときに車台番号はとても重要になってきます。

 

そこで今回はトラックの車台番号について、その役割や調べ方、車台番号が読み取れなくなった場合の職権打刻の方法についても詳しくご紹介します。

白いトラック

 

 

トラックの車台番号(車体番号)は大事!どう確認する?

トラックの車台番号(車体番号)はマイナンバーのようなもので、トラック1台1台に番号が振り当てられています。

 

車台番号は17桁以内の英数字からなっており、トラックの車両やグレード、製造場所などによって英数字や記号が組み合わされ、車両情報が分かるようになっています。

 

普段トラックを使用する際に車台番号を使うことはありませんが、トラックを売買するときや車検など、法規上の手続きをする際に車台番号が必要です。

 

トラックの盗難などにあった場合、捜査のために活用されることもありますよ。

 

また、国土交通省のホームページでは、車台番号から自動車がリコール対象かどうか調べることもできます。
気になる方は、参考にしてくださいね。

 

トラックの車台番号のある位置は?

トラックの車台番号を調べる方法はいくつかあります。

 

①車検証

トラックの車台番号は、車検証(自動車検査証)の車台番号欄に記載されています。

 

②プレート

金属プレートに車台番号を打刻しているケースも。

「CHASSIS NO.」欄に記載されています。

 

③車体

車体自体にも打刻されています。

事故などによって損傷が起こりにくいフロントタイヤの内側にあるフレーム部分などに打刻されているケースが多いです。

 

中古トラック一覧

 

 

トラックの車台番号(車体番号)が不明な場合は?無い車両に行う「職権打刻」とは

錆びたシャーシ

トラックの腐食や劣化、または事故などによって車体が損傷し、トラックの車台番号(車体番号)がわからなくなるケースもあります。

 

しかし、トラックの車台番号がわからないと、運輸支局やメーカーなどへ登録ができないため、車検を受けることができません。

車検が受けられないトラックは公道を走ることができないため、実質使用ができないということになります。

 

トラックの車台番号が分からなくなったときは「職権打刻(しょっけんだこく)」という方法をとり、新たに車台番号を打刻する必要があります。

 

職権打刻とは、車台番号が不鮮明になったトラックを運輸支局で車台番号を打刻してもらうことです。

 

ただし、これは以前の車台番号を再度打刻するのではなく、新しい車台番号を取得して打刻することになります。

 

 

「職権打刻」の手続き方法と注意点も知っておこう

契約する書類と判子

トラックの車台番号を新たに発行する「職権打刻」の手続きを詳しく見ていきましょう。

 

職権打刻の必要書類

・職権打刻申請書(塗抹許可申請書)

運輸支局の窓口で入手できます。

 

・車検証のコピー

 

・製造証明書

自動車メーカーが、そのトラックが製造された日を証明する書類。

自動車メーカーまたはディーラーで入手できます。

 

・旧打刻の拓本または写真

職権打刻をするトラックの打刻されている箇所の現状が分かる写真などを用意しましょう。

用意が難しい場合は運輸支局に相談を。

 

職権打刻の手続きの流れ

①現状の確認

管轄の運輸支局に行き、車台番号の打刻状態を確認してもらいます。

 

②打刻の申請

①で車台番号が確認できないと判断されると、そのまま運輸支局にて上記の必要書類をもって職権打刻の申請を行います。

 

③打刻

新しい車台番号を打刻をしてもらいます。

 

④変更登録申請

新たに職権打刻を行なったその日のうちに、車検証に記載されている車台番号を新たに打刻した番号に変更します。

記載内容を変更する際は、次の書類が必要です。

  • 手数料納付書(運輸支局で入手)
  • OCRシート(運輸支局で入手)
  • 委任状(所有者および使用者の印鑑が必要)

 

職権打刻の注意点

職権打刻にはさまざまなリスクが伴います。

 

職権打刻するトラックは、先ほど解説したように劣化や事故などで損傷して車台番号が分からなくなったというケースもありますが、他に並行輸入車であるケースやトラックを盗難して足がつかないようにわざと車台番号を消している場合もあります。

 

職権打刻しているトラックは番号の組み合わせが異なるため、トラックを売却する際に盗難の可能性があると判断され、車両の価値が大幅に下がってしまうことも。

 

また、劣化などによって車台番号がわからなくなって職権打刻をした場合も、劣化するほどトラックが老朽化しているとみなされ、車両の価値が低いと判断されることもあります。

 

並行輸入車の場合は一概にはいえませんが、職権打刻=トラックの価値が低いと判断されてしまうこともありますので心得ておきましょう。

 

 

トラックの車台番号(車体番号)は売買時に重要!職権打刻は価値が下がる場合も

トラックの車台番号は17桁以内の英数字からなる個別に割り当てられた番号。

 

トラックを売買するときや車検など、法規上の手続きをする際に車台番号が必要になり、車検証や車両で確認できます。

 

車両に打刻している車台番号が劣化などによって消えてしまった場合は、運輸支局にて職権打刻を行い、新たな車台番号を打刻してもらうことが可能です。

 

しかし、職権打刻を行うと車両の価値が下がってしまうため、トラックを売却する際に買取価格が低くなる恐れも。

いずれトラックの売却を検討している場合は、トラックの車台番号が消えないうちに売却し、新しいトラックに乗り換えることも検討してみてはいかがでしょうか。

 

トラックの購入や今の車両の買取、各種手続きのご相談まで、ぜひグットラックshimaへお気軽にお問い合わせくださいね!

 

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