2020.04.20

トラックの廃車時に必要な書類は?手順や費用についても解説!

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こんにちは! シマ商会です。

 

「トラックを廃車にしたいけれど手続きが面倒…」と先延ばしにされている方もいらっしゃるのではないでしょうか。

トラックの廃車手続きは、基本的に乗用車の廃車手続きと変わらないのですが、大型車ですので多少の違いはあります。

 

乗っていないのにトラックを所有し続けると、無駄に自動車税を払い続けることになるので、速やかに廃車手続きをされることをオススメします。

 

今回は廃車手続きに必要な書類や手続きの流れについて、簡潔にまとめてお伝えしていきます!
トラック買取一覧

 

トラック廃車の方法の種類と必要書類

 

廃車の方法として「永久抹消登録」と「一時抹消登録」の2種類があります。

 

永久抹消登録とは、事故や水没などで、中古車として販売するのが難しい状態のトラックを、解体して自動車登録から抹消する手続きです。

もう二度とそのトラックに乗らないという場合に、この手続きがとられます。

重量税が還付される場合も。

 

これに対して一時抹消登録とは、長期間乗らない、または私有地の中でのみ乗るという場合に、一時的に自動車登録を抹消する手続きです。

再登録すれば、公道での運転が可能になります。

抹消中は、自動車税を納付する必要はありません。

 

それぞれの場合における必要書類を整理しておきましょう。

 

 

永久抹消登録の必要書類

 

  • 車検証
  • 所有者の印鑑証明書(発行から3か月以内のもの)
  • 所有者の実印が押印されている委任状(代理人を立てる場合)
  • 移動報告番号と解体通知書(解体業者から受け取る)
  • 手数料納付書
  • 永久抹消登録申請書
  • 自動車税、自動車取得税、自動車重量税申告書

 

このほか、所有者の実印、ナンバープレート(前方、後方の2枚)も必要です。

車検証の住所や苗字などに変更がある場合、個人であれば住民票・戸籍謄(抄)本など、法人であれば商業登記簿謄(抄)本が必要です。

手数料納付書と永久抹消登録申請書は運輸支局内で、税関連書類は運輸支局内の税事務所で受け取ります。

 

 

一時抹消登録の必要書類

 

  • 車検証
  • 所有者の印鑑証明書
  • 所有者の実印が押印されている委任状(代理人を立てる場合)
  • 手数料納付書
  • 一時抹消登録申請書
  • 自動車税、自動車取得税、自動車重量税申告書

 

このほか、所有者の実印、ナンバープレート(前方、後方の2枚)も必要です。

永久抹消登録と同様、手数料納付書と永久抹消登録申請書は運輸支局内で、税関連書類は運輸支局内の税事務所で受け取ります。

車検証の住所や苗字などに変更がある場合に、住民票・戸籍謄(抄)本、もしくは商業登記簿謄(抄)本が必要なのも同様です。

 

 

永久抹消登録、一時抹消登録共に、トラックが事業用車両(緑ナンバー)であれば、「事業用自動車等連絡書」も必要となります。

事業用自動車等連絡書とは、事業所の車両を増やしたり減らしたりする場合に提出する書類です。

 

事業用車両の場合は、上記の書類に加え事業用自動車等連絡書も忘れずに用意しましょう。

 

また、車両総重量が8トン以上または最大積載量が5トン以上のダンプの場合は、「土砂等運搬大型自動車廃止届出書」が必要です。

 

 

トラック廃車の手順と、流れごとに関係する書類を解説!

 

高速道路を走行するトラック

 

トラックを廃車する手続きの流れと、提出・受取する書類について整理していきましょう。

永久抹消登録か一時抹消登録かで、流れが異なりますよ!

 

永久抹消登録の流れ

 

  1. ナンバープレートを外しておき、解体業者でトラックを解体
  2. 「解体報告記録日」「移動報告番号」を解体業者から受け取る
  3. 必要書類を揃えて、管轄の運輸支局へ行く(解体後15日以内)
  4. 必要書類とともにナンバープレートを運輸支局の返納窓口へ返却
  5. 申請書へ必要情報と「解体報告記録日」「移動報告番号」を記入して提出
  6. 登録が完了したら、運輸支局から「廃車証明書」を受け取り完了

 

永久抹消登録完了後は、後日に自動車税の還付金を受け取ることができます。

税申告窓口で自動車税廃止の手続きを行いましょう。

 

 

一時抹消登録の流れ

 

  1. ナンバープレートを外しておき、運輸支局の返納窓口へ返却
  2. 必要書類を管轄の運輸支局の窓口に提出
  3. 一時抹消登録の申請書類を一式受け取って記入し、手数料印紙(350円ほど)を貼ったうえで窓口に提出
  4. 登録が完了したら、一時抹消登録証明書を受け取り完了

 

永久抹消登録同様、一時抹消登録完了後は後日に自動車税を月割り計算した還付金を受け取ることができます。

税申告窓口で自動車税廃止の手続きを行いましょう。

 

 

トラック廃車にかかる費用と還付金

 

駐車している数台のトラック

 

トラックの廃車にあたって、どれくらいの費用がかかるのでしょうか。

必要となるリサイクル料や、自動車税の還付金もあります。

 

こちらも永久抹消登録と一時抹消登録のケースに分けて整理していきますね。

 

永久抹消登録にかかる費用

 

永久抹消登録の場合は、トラックを解体することが前提ですので解体費用がかかります。

トラックのサイズによりますが、1~3万円程度と見込んでおくとよいでしょう。

 

これまでに支払っていなければ、リサイクル料もかかります。

リサイクル料は、新車購入時、車検時にも支払うタイミングがあり、どこかで支払っていれば必要ありませんが、支払っていない場合には2~3万円が必要です。

 

また、行政書士なに登録抹消手続きの代行を依頼する場合は、1万円程度の代行費用がかかります。

 

 

一時抹消登録にかかる費用

 

一時抹消登録の場合は、登録手数料350円がかかります。

以前は書類用紙購入代がかかっていましたが、現在は無料になりました。

 

永久抹消登録と同様、これまでにリサイクル料を支払っていなければ、リサイクル料が必要となります。

 

その他は特段の費用はかかりませんが、行政書士に登録手続き代行を依頼すると1万円程度の代行費用がかかります。

 

 

還付金・返金について

 

自動車税は、1年分をまとめて納付するので、廃車した次の月からの残金が還付されます。

抹消登録手続きの際に、忘れずに還付手続きも行ってください。

 

また、トラックを解体業者に出す場合、鉄くずをリサイクル素材として買い取ってもらえることもあります。

トラックの大きさにもよりますが、1~3万円程度の返金が見込めるかも知れません。

 

トラック買取一覧

 

 

流れや必要書類を事前に把握し、スムーズなトラック廃車!

 

乗っていないのにトラックを所有し続けると、無駄に自動車税を払い続けることになります。

使用していないトラックは、必要書類と流れを覚えて早めに廃車しましょう!

必要となるリサイクル料や、自動車税の還付金など、費用面もしっかり確認しておくと安心ですね。

 

また、手続きや費用をまったくかけずにトラックを処分する方法もあります。

それは買取です!

 

シマ商会では廃車寸前のトラックも買取可能です。

手間と費用をかけて廃車にするのではなく、買取価格がついて処分できる可能性がありますよ。

ぜひ一度無料ネット査定をしてみてください!

 

 

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