2023.03.06
タダノの建機の特徴は?種類ごとにも詳しく解説!
こんにちは!グットラックshimaです!
クレーンを使用したことがある方なら「タダノ」の名前を聞いたことがあるはず。
タダノは日本で初めて油圧式クレーンを開発した建設メーカーです。
日本国内だけでなく海外でも高く評価されています。
そんなタダノの建機にはどのような特徴があるのでしょうか?
今回はタダノの歴史や特徴、建機の種類やその特徴についてご紹介します。
中古建機一覧
目次
建機で有名なタダノの会社の特徴は?
今や世界有数のクレーンメーカーであるタダノ。
タダノはどのようにして、現在のようなグローバル企業へと成長したのでしょうか?
その歴史を確認してみましょう。
タダノの歴史
タダノの創業者は、香川県高松市出身の多田野益雄。
多田野は「世の中に役立つものを提供したい」という思いから1919年、北海道で創業します。
今はクレーンで有名なタダノですが、創業当初から建機を取り扱っているわけではありませんでした。
当時は海外で普及していた溶接技術が日本にも導入され始めたころ。
多田野は溶接こそが「世の中に役立つもの」になると思い、北海道で事業を興しました。
これが現在のタダノの始まりです。
その後、戦争などの紆余曲折を経て1948年、多田野の出身地である香川県高松市に株式会社多田野鉄工所を設立します。
1950年代には油圧式産業機械の開発に着手し、1955年に日本初の油圧式トラッククレーンを完成させます。
国内初の製品ということで全国から注文が殺到し、タダノのクレーンメーカーとしての地位が確固たるものとなります。
1960年には、海外輸出を開始。
1973年の海外の子会社設立を皮切りに、国内外に生産や販売拠点のネットワークを拡大すると同時に、建設用クレーン、車両搭載型クレーン、高所作業車などを次々と開発します。
1989年、日本がバブル景気に沸くなか、株式会社多田野鉄工所は「株式会社タダノ」へ社名変更。
この後10年は、3度にわたる当期損失を計上したことによる人員整理や、約1万6千台のラフタークレーンのリコールなど、タダノにとって激動の時代となりました。
リコールはタダノにとって大きな試練となりましたが、CSR(企業の社会的責任)を考えるきっかけとなったできごとです。
会社60周年を機に、原点回帰を目指したタダノ。
「世界的クレーンメーカー」として、国内外から多くの信頼と評価を得る会社へと成長を遂げたタダノは、2019年には創業100周年を迎え、さらに進化し続けています。
タダノの経営理念「創造、奉仕、協力」
タダノの経営理念は「創造、奉仕、協力の実現」。
この理念には次のような意味が込められています。
- 創造:工夫による前進と誇りうる品質のために創造しましょう
- 奉仕:顧客の利益と住みよい社会の建設のために奉仕しましょう
- 協力:私達の幸福と堅い心の結びつきのために協力しましょう
タダノの文化活動の支援
企業の文化や芸術活動の支援は「メセナ」と呼ばれ、近年では、CSRやSDGsの流れから、企業が行う社会貢献活動の1つとされています。
タダノのメセナにはその経営理念がよく表れているといえるでしょう。
タダノのメセナで代表的なものがイースター島のモアイ像に関するプロジェクトです。
タダノは200年近くもなぎ倒されたままだったイースター島のモアイ像を立て直し、発掘調査や修理作業などにも全面的に協力。
7年間もの年月をかけて15体のモアイ像を立て直しました。
そのプロジェクトが終了した1995年には「ラパ・ニュイ国立公園」として世界遺産リストに登録されました。
タダノとイースター島との友好関係は今も続いており、創業100年の際には3台目となるラフタークレーンを寄贈しています。
タダノが目指すのは「世界に、そして未来に誇れる企業」。
培ってきたノウハウや高い技術力を使い、これからも引き続き、よりよい未来にすべく、「志」を持って未来へと向かっていきます。
タダノの建機はどんなものがある?特徴を紹介!
建機には大きく分けて、ブルドーザーやショベルといった掘削系と、ワイヤで巨大なものを吊り上げて移動させるクレーンがあります。
タダノが作る建機はクレーン。
世界有数のクレーンメーカーであるタダノの製品にはどのようなものがあるのでしょうか。
タダノは建機だけでなく、トラックも開発生産しています。
タダノのトラックについては「クレーンが有名なタダノのトラックの特徴とは?」でくわしくご紹介しています。
こちらもぜひご覧ください!
オールテレーンクレーン
タイヤでの自走が可能なクレーンの一種です。
舗装道路から不整地までオールマイティに走行します。
小回り性が優れており、クレーン能力も高いため、狭い現場でも活躍します。
タダノのオールテレーンクレーンの特徴は大型で機動力が高いこと。
吊り上げ性能も高く、組み立てや解体に要する工程が少なく非常に扱いやすいため、作業コストを抑えることが可能です。
ラフタークレーン(ラフテレーンクレーン)
ラフタークレーンとは運転席で走行と操作が行える自走式のクレーンのこと。
「ラフテレーンクレーン」とも呼ばれることがあります。
不整地や比較的軟弱な地盤でも走行ができ、狭い場所での機動性にも優れています。
小回りが利くため、市街地などでも活躍することの多い建機です。
タダノのラフタークレーンには環境性能に優れたディーゼルエンジンを搭載。
さらに無駄なエンジン回転を抑制する機能がCO2排出量と燃費消費量を削減し、環境にも配慮しながら、作業効率を向上させます。
また、リモートコントロールを可能にする「セットアップラジコン」により、周囲の状況を確認しながらの作業準備や格納作業がワンマンオペレーションでも可能です。
グットラックshimaではタダノ以外にもさまざまなメーカーの建機を取り扱っております。
ご興味をお持ちの方はお気軽にお問い合わせください。
中古建機一覧
タダノの建機の特徴は機能性の高さと細やかなメンテナンスサポート
タダノは日本で初めて油圧式トラッククレーンを開発した会社です。
その歴史は、「クレーンの歴史はタダノの歴史」と呼ばれるほど。
現在では、国内外に生産や販売拠点のネットワークをもつ世界有数のクレーンメーカーとなりました。
リコールなどを通し、CSRの大切さを痛感したタダノは、イースター島の復興事業など文化的な活動にも力を入れるように。
建機を通し、豊かな社会をつくるための活動を行っています。
タダノの建機の特徴は豊富なラインナップと使いやすさ、そしてきめ細やかなメンテナンスにあります。
移動式の建設用クレーンで世界最大手級のタダノ。
現在も国内外で建設用クレーンの売り上げが伸びています。
グットラックshimaでは、タダノ以外にもさまざまなメーカーの中古建機を取り扱っております。
掲載のない車両でもグットラックshimaの持つ独自のネットワークでお探しすることも可能です。
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