2021.10.03
クレーンが有名なタダノのトラックの特徴とは?
こんにちは!グットラックshimaです!
トラッククレーン使用者なら、ほとんどの方がご存知の「タダノ」。
クレーンだけでなく、高所作業車などの特装車も製造販売もしています。
他にもいろいろな車種を製造販売しているようですが、使用したことがないと詳しくはわからないものですよね。
今回はクレーンで有名な「タダノ」について、会社の概要や特徴から扱っているトラックの車種まで詳しくご紹介します。
もちろん、有名なクレーンについてもご説明します!
中古タダノトラック一覧
目次
クレーンが代表的な「タダノ」のトラックの特徴とは
タダノは、1948年8月創業の企業。
本社を香川県高松市に有する、世界最大手級の建設用クレーンメーカーです。
国内だけでなく、海外にもグループ企業(連結子会社)があります。
有名なクレーンに加え、特装車なども製造販売しています。
まずはクレーンの種類からご紹介します。
代表的なクレーンは以下の5種類です。
- オールテレーンクレーン
- ラフテレーンクレーン
- クローラクレーン
- トラッククレーン
- カーゴクレーン
次に、特装車の高所作業車です。
以下の4種類があります。
- ハイパーデッキ
- スーパーデッキ
- スカイボーイ(トラック式)
- スカイボーイ(ホイール式)
上記以外の目的別製品も製造しています。
以下に10種類をご紹介します。
- 車両運搬車(スライドキャリヤ・スーパーセルフローダ)
- 産業車両運搬車(セルフローダ)
- 高架道路、橋梁点検車(ブリッジチェッカー)
- 穴掘建柱車(ポールセッター)
- 軌道陸上兼用車
- 照明車(メガルクス)
- 船舶専用油圧クレーン(マリンクレーン)
- オールテレーンクレーン着脱リフター
- リフター
- 昇降ハウス
上記のようにさまざまなトラックを製造してる「タダノ」。
次の章で「トラッククレーン」と「高所作業車」について、詳しくご紹介します。
「タダノ」が製造しているトラッククレーンの特徴をご紹介!
まずは、トラッククレーンについてご説明します。
トラックのクレーンには大きく分けて2種類あります。
- クレーン車
- トラッククレーン
まずは、クレーン車と呼ばれるトラックからご説明しましょう。
クレーン車とは
一般的にクレーン車と呼ばれている種類のトラックは、正式名称「搭載型トラッククレーン」という、クレーン付きトラックです。
別名、クレーン車で有名な古河ユニックの名前を取って「ユニック車」とも呼ばれています。
ユニック車について詳しくは「ユニック車とは?種類や必要な資格も解説!クレーン車とは違う?」でもご紹介しています。
合わせてご覧ください。
運転席と荷台部分の間に小型クレーンを架装し、操作レバーやラジコンによってクレーンを操作します。
クレーンの作動方式は油圧式です。
キャブバック型、荷台内架装型、ハイアウトリガー型の3種類があり、取り付けられたクレーンを使って重量物を荷台に積んで運搬することができるトラックです。
運転の際に必要になる免許は、最大積載量や車両総重量によって異なります。
普通自動車免許で運転できるのは、最大積載量3t未満、車両総重量5t未満。
クレーン車を選ぶ際には、免許のことも考慮して考えましょう。
タダノでは「カーゴクレーン」の名で製造販売されています。
トラッククレーンとは
トラッククレーンは、荷台部分にクレーンを架装しているトラックです。
クレーン車と異なり、運転席と操縦席が別々になっていて、荷台部分に荷物を載せることはできません。
イメージとしては、トラックの荷台部分にクレーン車が取り付けられている状態。
汎用クレーンとも呼ばれ、走行性能は普通トラックと同様にあるため、素早く作業場所へ移動して作業できます。
タダノのクレーン車もご紹介!
タダノのクレーン車は「カーゴクレーン」。
トラックのキャブの後ろなどに小型のクレーンを架装したもので、吊り荷作業や貨物積載、運搬作業が1台で行えるトラックです。
最も幅広い架装対応シャーシと、豊富なクレーンのラインナップを取り揃えているので、小型、中型、大型と用途に合わせて選べます。
※以下は新型のスペックをご紹介します。設定は車型によって異なりますのでご注意ください。
小型トラックには「Zest EXシリーズ」「Zest Safetyシリーズ」「ZEROHAN series」、中型トラックには「Zest EXシリーズ」、大型トラックには「Zest EXシリーズ」「Zest Safetyシリーズ」「Zestシリーズ」があります。
まずは、一例として大型トラックのZest EXシリーズ「ZX505L」をご紹介します。
働く人にあらゆる安全、安心な作業環境を届けたいをモットーに、「Zestシリーズ」には技術の粋を集めた「過負荷安全装置」を標準装備!
また、大型クレーンならではのパワフルさと堅牢性はもちろん、操作性や作業性、さらに環境性能においても現在実現しうる最高水準を具現化しています。
「ZX505L」の仕様は、以下の通りです。
- 最大クレーン容量:2.93t × 3.9m(4本掛)
- 最大地上揚程:約17.5m
- 最大作業半径:15.47m
- ブームの長さ:4.32m~15.69m
- ブームの起伏角度:1°~78°
- アウトリガ張出幅:3.8m(最大)、3.0m(中間)、2.2m(最小)
もう1つは「OC-200N」。
「パワフルな吊り上げ能力」「軽快で快適な走行と乗り込み性」「屋内作業に強いコンパクトボディ」の3つがポイント。
20tの吊り上げ能力が光る、タダノを代表するトラッククレーンです。
仕様は、以下の通りです。
- クレーン容量:5.7mブーム→20,000kg × 3.0m(6本掛)、9.05mブーム→11,000kg × 4.5m(6本掛)、12.4ブーム→8,000kg × 4.5m(6本掛)
- 最大地上揚程:12.0m
- 最大作業半径:11.0m
- ブームの長さ:5.7m~12.4m
- ブームの起伏角度:-1.0°~65°
- アウトリガ張出幅:5.3m(最大)、3.6m(中間)
グットラックshimaでもタダノのクレーン車を取り扱っています。
ぜひ参考にチェックしてみてくださいね!
「タダノ」が製造している高所作業車の特徴もご紹介!
上記でご紹介したように、タダノでは高所作業車も製造販売しています。
安衛令第10条4項等によれば、高所作業車とは、作業用バスケット(作業床)が2m以上の高さに上昇出来る能力を持ち、昇降装置・走行装置等により構成。
不特定の場所に動力を用いて自走できる機械のことを指します。
高所作業車の動力の種類はエンジン式、バッテリー式、バイエナジー式の3種類。
走行は、自走式、トラック式、クローラ式、タイヤ式の4種類。
昇降機能はシザーズ式、垂直マスト式、直進ブーム式、屈折ブーム式の4種類です。
タダノで製造販売しているのは、トラック式が3種類、自走式1種類です。
トラック式は、ハイパーデッキ、スーパーデッキ、スカイボーイ。
トラック式の優れた機動性により、電気、通信工事、建設工事、道路やトンネルの点検や補修などに活躍しています。
タダノの高所作業車「ハイパーデッキ」の特徴
40mの地上高でも作業が可能な超高所作業車がハイパーデッキです。
独自の制御システムで操作性に優れ、目的のポイントにもスムーズにアプローチ。
超高所・超広域での多彩な作業を強力にバックアップします。
タダノの高所作業車「スーパーデッキ」の特徴
スーパーデッキは、最大積載荷重1,000kgの大型作業床が特徴の高所作業車。
機材や資材を積んでの作業に威力を発揮します。
独自の4モーションコントロールにより、水平・垂直・斜め上下移動が可能。操作性にも優れ、様々な現場で効率的な作業を実現します。
タダノの高所作業車「スカイボーイ」の特徴
スカイボーイは、作業床に2名程度搭乗できるスタンダードな高所作業車シリーズ。
作業床や先端ブームに絶縁性の高いFRPを採用し、作業や現場に合わせ多彩な仕様バリエーションがあります。
通信工事用、電気工事用、一般工事用、一般工事用(折曲ブームタイプ)と用途ごとに分かれています。
自走式のスカイボーイ(ホイール式)は、作業床に2名程度搭乗できるスタンダードな高所作業車シリーズ。
ホイール式は走行部分にゴムタイヤを使用しているため、走行路盤を傷つけることなく現場内での連続作業が可能で、造船工事などで威力を発揮します。
自走式高所作業車は、自動車ではないため公道を走ることができないので注意しましょう。
中古タダノトラック一覧
種類豊富なタダノの特装車を知って、最適なものを選ぼう!
働く人にあらゆる安全、安心な作業環境を届けたいという思いを形にして、さまざまな特装車を製造販売している「タダノ」。
有名なトラッククレーンには、クレーン車(搭載型トラッククレーン)のカーゴクレーンや、トラッククレーン(汎用クレーン)のZest EXシリーズなど安全性能の高い多くのラインナップがあり、用途に合わせて選べます。
また、高所作業車にも、トラック式と自走式合わせて、ハイパーデッキ、スーパーデッキ、スカイボーイ、スカイボーイ(ホイール式)の計4種類があります。
どの種類の特装車も、働き手のことを1番に考えて開発されています。
各車の特徴をよく知って、最適な1台を選びましょう。
グットラックshimaでもタダノのクレーン車を取り扱っています。
ぜひ参考にチェックしてみてくださいね!