2022.09.04
舗装工事に必要な重機の種類は?工程ごとにチェック!
こんにちは!グットラックshimaです!
私たちの暮らしに欠かせない道路。
快適、そして安全に人や車が通行できるように、地面にアスファルトを敷きつめる舗装工事が施されています。
舗装工事にはいくつもの工程があり、工程ごとにさまざまな重機が活躍しています。
今回は、舗装工事に使用する重機についてのお話です。
舗装工事に必要な重機の種類や特徴、どのような工程で使用されるかなどを、詳しく解説します。
目次
舗装工事に使われる主要な重機の種類をご紹介!
道路を安全に通行できるようにするためには、地面にアスファルトを敷き詰める舗装工事が欠かせません。
舗装工事に使用する重機は、主に次の5つです。
- ブルドーザー
- モーターグレーダー
- アスファルトフィニッシャー
- ロードローラー
- タイヤローラー
それぞれの特徴や役割について、詳しく見ていきましょう。
ブルドーザー
土砂のかき起こしから運搬、ならしなど、整地作業で使用する重機です。
前方にブレード(排土版)を備え付け、進行方向に向かって土砂を押し出して整地します。
なお、ブルドーザーには車輪を装備した「ホイールローダー」と、キャタピラを装備した「ブルドーザー」がありますが、道路の工事ではキャタピラタイプを使用します。
ブルドーザーについては、「ブルドーザーとは?特徴や用途、種類などを詳しく解説!」でも詳しくご紹介していますので、あわせてチェックしてくださいね。
モーターグレーダー
モーターグレーダーは、主に道路工事で道路を平らにする整地作業に使用される重機。
本体の前方に備え付けられた長いアームを動かしてブレードを上下させることで、土を削りながら片側に寄せて整地します。
整地作業という点ではブルドーザーと同じような役割ですが、大まかな作業はブルドーザーが行い、細かい仕上げ作業をモーターグレーダーが行うことが多いです。
モーターグレーダーについては、「グレーダー・モーターグレーダーとは?特徴や用途、必要な免許を解説!」でもご紹介しています。
アスファルトフィニッシャー
地面にアスファルトを敷き詰める際に欠かせないのが、アスファルトフィニッシャーです。
荷台に備え付けられたカゴ状のホッパーにアスファルトの合材を積載し、底面から路面にアスファルトを排出しながら、路面をならしていきます。
アスファルトフィニッシャーには、公道を走行できるホイルタイプと、キャタピラーで走行するクローラタイプがあります。
ロードローラー
地面をローラーで踏み固める重機です。
ロードローラーにはいくつかの種類がありますが、道路工事でよく使用されるのが「マカダム式ロードローラー」。
前輪と後輪に重い鉄輪が付いており、地面に圧力をかけながら、アスファルト舗装を締め固めます。
タイヤローラー
こちらもロードローラーの一種でタイヤ式ロードローラーとも呼ばれます。
タイヤローラーは空気入りのタイヤを左右に3〜4個ずつ配し、転圧やアスファルトの表層を仕上げる際に使用されます。
中古建機一覧
舗装工事の工程と工程ごとの重機の役割もチェック!
舗装は、下から「路床・路盤・気層・表層」の大きく4層に分けることができます。
舗装工事では、それぞれの層によって施工手順が異なります。
層ごとの手順と使用する重機について詳しくご紹介します。
路床・路盤
路床は舗装の1番下にある土でできた層で、道路の基礎となる部分です。
舗装工事の際は、上の層が沈下しないように、地盤を平らに整えて締め固めます。
また、路盤は下から2番目にある砕石の層で、下層と上層に分けられます。
路盤の表面を強化することで、アスファルトとより接着させることができますよ。
路床と路盤の施工手順は同じです。
<施工手順>
- ブルドーザーで粗面処理(敷きならし)をする
- モーターグレーダーで仕上げ処理(敷きならし)をする
- タイヤローラーで転圧(締め固め)する
- ロードローラーで転圧(締め固め)する
気層・表層
下から3番目の層が気層です、アスファルトでできています。
道路にかかる荷重を分散させるクッションのような役割があります。
そして、1番上にあるのが、私たちがよく目にしている表層と呼ばれる層で、こちらもアスファルト仕上げになっています。
摩耗や水に強い性質があり、外部から衝撃を受けても変形しづらく、すべりにくいという特徴がありますよ。
気層と表層の施工手順は同じです。
<施工手順>
- アスファルトフィニッシャーで
アスファルトを排出しながら仕上げ処理(敷きならし)をする - タイヤローラーで転圧(締め固め)する
- ロードローラーで転圧(締め固め)する
舗装工事で使用する重機は手順によって種類を使い分ける
道路を安全に通行できるようにするために行う舗装工事。
地面にアスファルトを敷き詰める舗装工事では、ブルドーザーやモーターグレーダー、アスファルトフィニッシャー、ロードローラー、タイヤローラーといった重機を使用して行います。
重機はそれぞれ特徴と役割が異なります。
舗装は「路床・路盤・気層・表層」の4層でできており、施工手順によってそれぞれの重機を使い分けるため、重機の特徴などをしっかり把握しておくことが大切です。
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