2022.08.09
フォークリフトとは?特徴や用途、種類などを詳しく解説!
こんにちは!グットラックshimaです!
トラックからの荷下ろしや積み込みなど、物流の現場で幅広く活躍する「フォークリフト」。
人の力では運べない重量の荷物も、フォークリフトなら簡単に運ぶことができます。
今回は、そんなフォークリフトについてのお話です。
特徴や用途、フォークリフトの種類、運転するための資格について詳しくご紹介します。
目次
フォークリフトとは?特徴・用途からチェック
フォークリフトとは、車体前方にある2本のツメ=フォークで荷物を運ぶ荷役自動車です。
マスト(支柱)を伸ばすとフォークが上昇し、車体の高さよりも高い場所に荷物を移動できます。
日本産業規格では「フォークなど上下させるマスト(支柱)を備えた自走式荷役運搬車両 全般の呼称」と規定しています。
人の手では運べない重い荷物も、フォークリフトなら簡単に荷物を積むことができるため、トラックから倉庫への荷下ろしや積み込み作業などで活躍します。
フォークリフトの最大荷重は機種によって異なりますが、1t未満から20tを超える車両があります。
短距離の荷役運搬のため最高速度は速くありませんが、大量の重量物を移動する場合は大幅な時間短縮が可能です。
また、フォークリフトは非常に重い荷物を運搬するため、使用方法によっては危険が伴います。
会社で定められたルールを元に規則を守り、安全第一で運転しましょう。
例えば走行速度は10km/h以下にしたり、前方の視界を妨げる積荷の運搬走行はできるだけバックに注意するなど、周りを見て走行することが重要です。
フォークリフトを運転するには資格が必要ですので、後ほど詳しく説明します!
中古フォークリフト一覧
フォークリフトの種類も詳しく解説!
フォークリフトには、5つの種類があります。
それぞれの異なる特徴や用途を確認してみましょう。
①カウンターリフト(カウンターバランスフォークリフト)
フォークリフトの中で最も一般的なのが「カウンターリフト」です。
「カウンターバランスフォークリフト」とも呼ばれます。
車体後方に重り(カウンターウェイト)を置くことで、重い荷物を持ち上げた時にバランスを取り、運搬する荷物の重さに耐えられる構造になっています。
座って操縦できるようになっており、車体に安定感があり、走行速度やフォークの動作が速いことが特徴です。
カウンターリフトは、ディーゼルエンジンで動くエンジン式フォークリフトのため、故障が少なく大きな力を出すことができますよ。
ただ車体が大きいため、狭いところでの作業には向きません。
②リーチリフト
リーチリフトは、立ったまま操縦することが特徴的です。
車体が停止したままでも、フォークを前後に移動することができます。
荷物を積んでいない時も積んでいる時も、フォークを引っ込めてコンパクトにできるため、狭い場所で活躍します。
屋内専用でタイヤが約90度回転することから小回りが効く点もポイントです。
また、リーチリフトは電気モーターで動くバッテリー式フォークリフトのため排気ガスがなく音が静かです。
しかし、カウンターリフトに比べ安定性が悪いため、荷物を高く上げすぎてしまうとバランスを崩す可能性があります。
傾斜のある場所での作業は向かないので注意しましょう。
③サイドフォークリフト
車体の進行方向に対し、真横にフォークがついている「サイドフォークリフト」。
木材・銅管・パイプなど、長いものを運ぶ時に使用されます。
運転席も高いのも、サイドフォークリフトの特徴です。
④オーダピッキングトラック
車体の前部にある荷役装置部と共に、運転手を載せた運転台も移動するフォークリフトです。
「ピッキングフォークリフト」とも呼びます。
棚に置かれた品物のピッキング作業に使用されます。
⑤ウォーキーフォークリフト
作業者が歩きながら操作をする、歩行操作式の「ウォーキーフォークリフト」。
他のフォークリフトに比べて操縦席が無くコンパクトなため、狭い道路や天井の低い場所でも使用できます。
車体も小さいため、エレベーターに乗って移動することも可能です。
比較的軽量な品物の荷役作業や、運搬距離が短いところで活躍しますよ。
フォークリフトを運転するための資格は?
フォークリフトを運転するには「フォークリフト運転技能講習修了証」「フォークリフト運転特別教育修了証」を受け取る必要があり、運搬する荷物の重さ(最大積載荷重)によって、受ける講習が変わります。
- 最大積載荷重1t未満:「フォークリフト運転特別教育」
- 最大積載荷重1t以上:「フォークリフト運転技能講習」
最大荷重1t未満のフォークリフトの場合は資格がなくても操作可能なのですが、安全に運転ができるよう、運転特別教育の受講が義務付けられています。
どちらも受講資格は18歳以上です。
それぞれの内容や費用、取得日数を確認してみましょう。
最大積載荷重1t未満の場合
「フォークリフト運転特別教育」の講習は各事業所もしくは各都道府県労働局の登録教習機関で行われています。
特別教育は学科教育・実技教育と分かれており、それぞれ約6時間以上を修了することが必要です。
費用は約15,000円で、最短2日程度で修了証を取得できますよ。
最大積載荷重1t以上の場合
「フォークリフト運転技能講習」は、各都道府県の労働局長に登録を受けた教習所で行われます。
運転技能講習の場合、講習の最後に行われる試験に合格する必要があります。
合格すると、免許証と同じようなカードが交付されます。
講習内容は、あらかじめ保有している免許や資格によって運転技能講習が免除され、修了証取得までの日数や費用も異なります。
保有している資格がない場合は、学科教育が約6時間以上と実技教育が約30時間以上が必要です。
運転技能講習のため実技教育を重点的に学び、費用は約50,000円で、平均約5日で修了証を取得できますよ。
公道を走る場合は特殊自動車免許が必要
フォークリフトの特別教育や運転技能講習を修了しても、公道で走る場合は「特殊自動車免許」が必要となります。
また、最高速度や大きさによって、必要な特殊免許が異なります。
- 最高速度が15km/h以下:小型特殊免許
- 最高速度が15km/h以上:大型特殊免許
さらに、フォークリフトが小型特殊自動車(小特)の場合であれば小型特殊免許・普通免許・二輪免許・大型免許・大型特殊免許のいずれか、小型特殊自動車(新小特)・大型特殊自動車(大特)の場合は大型特殊免許が必要です。
フォークリフトの資格を取得すると同時に、必要な特殊自動車免許も取得しましょう。
そして国土交通省や市区町村への登録を行い、ナンバープレートの交付を受けることで公道で運転できますよ。
フォークリフトとは荷物を運ぶ時に大活躍する荷役自動車
フォークリフトとは、車体前方にある2本のツメ=フォークによって重い荷物を運び、高い場所へ荷物を移動できる荷役自動車です。
人の力では運べない重さもフォークリフトなら簡単に運ぶことができ、トラックからの荷下ろしや、工場や倉庫への積み込み作業で大活躍します。
フォークリフトには5つ種類があり、それぞれ大きさや用途が異なります。
その中でも最も一般的なのはカウンターリフト。
車体後方に重りを置き、荷物を持ち上げた時のバランスが取れる安定したフォークリフトです。
フォークリフトを運転するには資格が必要です。
最大積載荷重が1t未満もしくは1t以上で必要な講習の内容が異なります。
1t未満の場合は「フォークリフト運転特別教育」、1t以上の場合は「フォークリフト運転技能講習」を受講し、修了証を受け取る必要があります。
フォークリフトは運ぶ重量が重いため、運転するときは危険が伴いますので安全運転を心がけましょう。
フォークリフトの中古販売をはじめ建機について知りたいという方は、ぜひグットラックshimaへお気軽にお問い合わせください!