2020.06.19
トラック用タイヤの種類や特徴は?トレッドパターンの特徴も紹介!
こんにちは!シマ商会です!
トラックの走行には欠かせないタイヤ。
トラックのタイヤは、普通の乗用車のタイヤよりも消耗が早く、取り替え頻度が高いものです。
そして、トラックの総重量を支え、運転時の衝撃を吸収しながら快適な走行を維持するのにも不可欠!
そんな重要なタイヤ選び。
所有しているトラックにピッタリのタイヤを選ぶために、正しいタイヤの知識をつけましょう。
今回は、知って得する「トラックのタイヤの種類と特徴」を、トレッドパターンも含めて詳しく解説します!
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目次
トラックのタイヤは4種類!特徴とメリットを知って選ぼう
トラックのタイヤには、構造の違いによって普通の乗用車よりも多くのタイヤの種類があります。
ここでは、構造の違いで分けた4種類のタイヤの種類をご紹介します。
チューブレスタイヤ
チューブレスタイヤは、普通乗用車やトラックによく使われているタイヤです。
タイヤ内部にチューブがなく、インナーライナーというゴムシートが貼り付けられている構造です。
チューブレスタイヤはパンクしていても空気が抜けづらいので、パンクに気づかないことがあります。
走行前には、タイヤをマメにチェックしましょう。
メリットとしては「放熱効果が高いので、摩擦熱を抑えられる」「パンクしても、すぐには空気が抜けない」「チューブレスなのでチューブ点検や交換のメンテナンスが不要」などが挙げられます。
チューブタイヤ
タイヤの構造では、比較的メジャーなタイプのチューブタイヤ。
現在メジャーなタイヤといえばチューブレスタイヤですが、昔は、トラックに使用されているほとんどがチューブタイヤでした。
チューブタイヤは、タイヤ内部にチューブを通してある構造です。
メリットとしては「超大型でもチューブの空気圧でトラックの重量を支えることが可能」「チューブが大丈夫であれば、タイヤやホイールが破損した場合も走行可能」「空気圧を下げれば衝撃を和らぐので道が悪くても走行可能」などが挙げられます。
ラジアルタイヤ
ラジアルタイヤはタイヤの骨格(カーカス)がラジアル状(放射状)に配置され、それをベルト(補強コード層)で締めつけた構造です。
メリットとしては「路面との摩擦が少なく燃費がよく、タイヤの発熱が少ない」「スリップが少なく、けん引力が強い」「振動を吸収してくれてグリップがいいので、操縦性、安定性が高い」などが挙げられます。
昔はバイアスタイヤを使うトラックが多かったのですが、現在はこのラジアルタイヤが主流になっています。
バイアスタイヤ
バイアスタイヤとは、裁縫で使用するバイアス構造と同様に、タイヤの骨格であるカーカスを斜めに配置し、ねじれの発生を防止するために互い違いに逆方向にカーカスを重ね、ブレーカー(補強コード層)で締めつけた構造です。
ラジアル構造ではベルトと呼ばれていたものが、バイアス構造ではブレーカーと呼ばれています。
メリットとしては「全体で路面の衝撃を吸収するので、走行中の衝撃が緩和されやすい」「険しい道や低速走行でも乗り心地がいい」「高荷重に耐えれる特性を持つので、高荷重にも強い」などが挙げられます。
そのため、20tトラックのような大型トラックなどでは現在もバイアスタイヤが使われていることもあります。
全部で4パターン!トラックのタイヤのトレッドパターンもご紹介
さまざまな種類のあるトラックのタイヤですが、「トレッドパターン」という溝の模様にもいろいろなパターンがあります。
代表的な4種類のトレッドパターンをご紹介しますね。
リブ型パターン ノーマル
リブ型は、ギザギザ模様がタイヤの縦方向に入っているタイプです。
撥水性に優れているので、高速道路をはじめ、舗装された道路の走行に適しています。
直進走行の安定性が高いため、トラックやバス、乗用車まで、幅広い種類の車に使用されています。
ラグ型パターン ノーマル
ラグ型は、タイヤの幅の真ん中から、左右横方向に溝があるタイプです。
駆動力・制動力が強く、けん引力にも優れているので、非舗装路での走行に最適です。
トラックやバスから、農耕車両、建設車両などにも適する、悪路走行にはもってこいのタイプです。
リブラグ型パターン ミックス
リブラグ型は、タイヤ幅の真ん中にリブ型、左右横端にラグ型の溝が入っている、双方のいいところを兼ね備えたタイプです。
2つの溝タイプのいいとこどりなので、汎用性が高いのが魅力です。
さまざまな車に使用されています。
ブロック型パターン スダッドレス
ブロック型は、タイヤ全面がブロックを敷き詰めたような模様になっています。
駆動性や制動性が高いので、舗装されていない路面や氷雪路、ぬかるんでいる場所でも作業しやすいタイヤタイプです。
ブロック型の中には、細かい切り込み(サイピング)の入っているタイプもあり、スタッドレスタイヤがそれに当たります。
より撥水性に優れているので、氷雪路にはサイピング入りの方がおすすめです。
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タイヤの種類とトレッドパターンを知ってトラックに合った選択を
日々安全な走行を維持するために重要な、トラックのタイヤ。
トラックの総重量を支えているので、トラックの大きさや種類によってもタイヤの種類を考えて装着する必要があります。
種類は以下の4種類です。
- チューブタイヤ
- チューブレスタイヤ
- バイアスタイヤ
- ラジアルタイヤ
種類の他に、タイヤの溝のトレッドパターンによってもタイヤが分けられます。
タイヤの溝のパターンは以下の4種類です。
- リブ型パターン
- ラグ型パターン
- リブラグ型パターン
- ブロック型パターン
それぞれのタイヤの特徴をよく知ると、自分のトラックの種類や走行する場所に合う、よりぴったりなタイヤが選べます。
また、点検をこまめにして、タイヤの状態を確認しておくことも重要です。
特にチューブレスタイヤはパンクしてもしばらくは走れてしまうので、パンクに気づきにくいという点で注意しましょう。