2023.04.05

トラックのアナログタコグラフ(アナタコ)とは?義務化についても解説

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こんにちは!グットラックshimaです!

 

アナタコとはアナログ式タコグラフのこと。

運送業界で働く人とっては耳馴染みのある言葉でしょう。

アナタコと同様に「デジタコ」もよく耳にする言葉ですが、この2つにはどのような違いがあるのでしょうか。

 

今回はそもそもアナタコとは何なのか、装着する必要があるのか、デジタコとの違いは何か、などをご紹介します。

アナタコって聞いたことがあるけど何だかよくわからないという方は、ぜひ参考にしてくださいね。

 

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トラックのアナログタコグラフ(アナタコ)とは?

アナタコとはアナログ式タコグラフの略。

具体的にどのようなものかを確認しましょう。

 

アナタコとは?

そもそもアナタコとは運行時間、速度、走行距離などを記録する、車両に搭載された運行記録機器です。

アナタコの大きな特徴のひとつは円形のチャート紙にその車両のデータが記録されること。

チャート紙に記録された線の動きから、データを読み取ります。

 

さらに記録されたデータを分析することにより、走行距離以外の車両状況も読み取ることが可能です。

たとえば、車両が走行したのは一般道なのかそれとも高速道路なのか、いつ荷積みや荷降ろしなどの作業をしたのか、休憩は取ったのかなどもアナタコの記録から推測できます。

 

ドイツで開発されたタコグラフが日本へやってきたのは1959年のこと。

日本でも広く普及し、その後、デジタコも開発されました。

 

アナタコとデジタコの違いについても確認しましょう。

 

アナタコとデジタコの違い

アナログ式タコグラフの略であるアナタコに対し、デジタコはデジタルタコグラフの略。

この2つの最も大きな違いは記録する媒体です。

 

チャート紙に記録するアナタコと違い、デジタコはSDカードやクラウドなどにデジタルデータとして記録します。

 

アナタコが記録するのは基本的に運行時間や速度、走行距離の3つ。

一方、デジタコはさらにGPSによる位置情報やエンジン回転数の変化や急加速・急減速も記録可能です。

 

また、デジタコの中にはドライブレコーダーとの連携が可能なものや燃費データの分析、ドライバーのアルコールチェックなどが可能なものもあり、機能性を重視する場合はデジタコが選ばれることも少なくありません。

なかには労働時間管理システムとしてデジタコを活用している会社も多くあります。

 

デジタコについては「トラックのデジタルタコグラフ(デジタコ)とは?義務化についても解説」でもご紹介しています。

また、アナタコとデジタコの違いは「トラックのタコグラフとは?デジタコ・アナタコの違いや装着義務も解説」でも詳しく解説しています。
ぜひあわせて参考にしてください。

 

 

アナログタコグラフ(アナタコ)の使い方は?

アナタコ

アナタコの使い方を確認しましょう。

 

①出庫時

トラックに備え付けられたアナタコにチャート紙をセットします。

チャート紙には近距離用の1日のものや、長距離用の7日のものなどがあります。

用途にあったチャート紙を選びましょう。

 

②稼働中

通常どおり運転します。

タコグラフ本体内部のハリが上下しチャート紙に運行時間、速度、走行距離のデータが記録されます。

 

③帰庫時

アナタコにセットされていたチャート紙を取り出します。

 

④報告管理

チャート紙を保管し、必要であれば記録データを分析します。

 

トラックにアナタコを付けていない、不備・故障があった場合は?

国土交通省では、トラックの車両総重量や最大積載量によってタコグラフの装着を義務付けしています。

 

装着が義務付けられていたのは車両総重量8t以上または最大積載量5t以上のトラックでしたが、2014年の「貨物自動車運送事業輸送安全規則」の改正により装着義務のある車両の範囲が広がります。

 

車両総重量7t以上または最大積載量4t以上の事業用の中型トラックにはタコグラフの装着が義務付けられることとなりました。

 

装着義務対象となっている車両のタコグラフに不備や故障があった場合は、処罰の対象です。

故障を放置した場合も同様に処罰の対象となるので、こまめなメンテナンスを怠らないようにしましょう。

 

トラックのアナタコのメリット・デメリットもご紹介

アナタコのメリットとデメリットを確認しましょう。

 

アナタコのメリット

アナタコのメリットは次の3つです。

 

①導入コストが抑えられる

アナタコのメリットのひとつは導入コストの安さ。

さまざまな機能がついたデジタコはどうしても価格が高く導入にコストがかかります。

費用を抑えてタコグラフを導入したいなら、アナタコを検討しましょう。

 

②パソコンがいらない

チャート紙に直接記録されるアナタコは、デジタコとは異なり、データ確認の際にパソコンを必要としません。

そのため、パソコンを所有していない企業にも導入が比較的簡単です。

 

③ドライバーの心理的な束縛がない

さまざまなデータが記録されるデジタコはドライバーに監視されているようなストレスを与える恐れがあります。

一方、アナタコが記録するのは運行時間や速度、走行距離の3つ。

デジタコと比べるとドライバーの心理的な束縛は比較的緩いでしょう。

 

アナタコのデメリット

アナタコのデメリットも確認しておきましょう。

 

①分析に専門知識が必要

アナタコがチャート紙に記録したデータを読み取るには、専門的な知識が必要です。

アナタコに慣れていない場合、解読には時間がかかります。

 

②データの紛失や改ざんの恐れがある

アナタコのデータはチャート紙に記録されます。

デジタコとは異なり、パソコンやクラウド上では保存されず、チャート紙を1枚1枚保管しなくてはなりません。

そのため、紛失する可能性や記録されたデータの改ざんの恐れがあります。

 

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アナタコとは車両の運行時間、速度、走行距離を記録する機器のこと

アナタコはアナログ式タコグラフの略で、車に搭載し、車両の運行時間や速度、走行距離を記録する機器のことです。

測定したデータはチャート紙と呼ばれる円形の専用の用紙に記録されます。

 

アナタコとデジタコのもっとも大きな違いは記録媒体。

アナタコはチャート紙に記録されますが、デジタコはデジタルデータとしてSDカードやクラウドに記録されます。

デジタコにはドライブレコーダーと連携が可能なものやドライバーのアルコールチェックができるものがあるなど、アナタコよりも多機能であることも違う点です。

 

アナタコには導入コストが抑えられ、ドライバーのストレスが比較的少ないなどのメリットがありますが、データの分析に時間がかかることと、データの紛失や改ざんの恐れがあることがデメリットです。

 

アナタコの導入を考えているなら、そのメリットだけでなく、デメリットもしっかりと把握した上で判断しましょう。

 

グットラックshimaでは、トラックの部品購入が可能です。

豊富な品揃えに自信があります!ぜひお気軽にお問い合わせください。

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