2021.06.03

キャンターの年式は?モデルごとの特徴や変遷を解説!

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こんにちは!グットラックshimaです!

 

小型トラックの代表格とも言える、三菱ふそうの「キャンター」。

 

低速度の際もトルクを発生させて力強い走りを実現させる小型トラックで、物流など日々の輸送にぴったりの一台です。

1963年に発売されたキャンターは、幾度かのフルモデルチェンジを経て、2020年に現行モデルの9代目を発売しました

 

そこで今回は、キャンターの年式について。

年式ごとの変遷や、それぞれの外装・内装・装備年の特徴などを詳しくご紹介します。

キャンター

 

 

まずはキャンターの特徴や魅力面から

小型トラックの中でも人気の高い三菱ふそうの「キャンター」。

物流や日々の輸送を支える運転しやすい小型トラックです。

 

小型モデルでありながら、低速度でも豊かなトルクを発生させることができる力強い走りができます。

 

積載量も多く、標準的な小型車のサイズでありながらボディの長さの選択肢も多いため、中型トラックさながらの働きが期待される一台です。

 

また、ダイムラー社の車両に共通するデュアルクラッチ式AMT「DUONIC 2.0」も採用。

トラック世界初のトルコン式ATのイージードライブと、MTの低燃費性を併せ持つ「DUONIC 2.0」は、2つのクラッチを瞬時に切り替えることで動力の伝達効率を最大限に高めます。

 

乗用車感覚のスムーズな走りを実現できる上、優れた燃費性能で経済性も高いのが魅力です。

 

小型トラック「キャンター」は幅が異なる2つのタイプがあります。

それぞれの代表者種のスペックを見ていきましょう。

 

<2PG-FEAV0のスペック>
(標準キャブ/標準ボデー/全低床/小径ダブル/マニュアル車有)

  • 最大積載量:3.0t
  • 車両総重量:2.41t
  • 寸法:全長4,750mm×全幅1,890mm×全高2,095mm
  • 荷台内寸法:全長3,120mm×全幅1,790mm×全高380mm
  • 床面地上高:930mm

 

<2PG-FEBS0のスペック>
(ロングキャブ/ロングボデー/全低床/中間幅荷台)

  • 最大積載量:4.35t
  • 車両総重量:2.87t
  • 寸法:全長6,180mm×全幅2,120mm×全高2,275mm
  • 荷台内寸法:全長4,350mm×全幅1,980mm×全高380mm
  • 床面地上高:970mm

 

1963年に発売されたキャンターは、2020年にフルモデルチェンジした9代目が現行モデルとなっています。

 

中古キャンター一覧

 

 

キャンターの年式は9代目まで!それぞれの特徴をご紹介

キャンター

キャンターの初代モデルから9代目現行モデルまで、装備の特徴や変遷について見ていきましょう。

 

初代モデルについて

1963年に発売した初代キャンター「T720型」(1963年~1968年)。

直41,986ccの4DQ1型ディーゼルエンジンを搭載しました。

 

1964年にマイナーチェンジを行い、前照灯を丸形2灯から丸形4灯へ変更しました。

 

2代目モデルについて

1968年に発売された2代目キャンター「T90型」。

 

丸形4灯ライトが採用され、テールランプからコンビネーションタイプに変わりました。

 

なお、単独1灯の後退灯はなくなり、コンビネーションテールランプと一体化に。

同年12月にはガソリンエンジン搭載車が登場しています。

 

1970年に行ったマイナーチェンジでは、3分割タイプのフロントグリルを採用したほか、ディーゼルエンジンは新開発の4DR5 2.7L 80馬力に変更しました。

 

3代目モデルについて

3代目キャンター「T200型」(1973年~1978年)は、1973年5月に発売しました。

通称「Vキャンター」と呼ばれ、2代目「T90型」後期をベースに、大幅にフルモデルチェンジを行いました。

 

1975年に2.0Lガソリンエンジンを4G52型(アストロン80)に変更し、昭和50年排出ガス規制に適合。

 

1976年には後輪に小径ダブルタイヤが装着した2t積ディーゼル車に、超低床車が新たにラインナップに加わりました。

 

4代目モデルについて

4代目キャンター「FE1・2型」(1978年~1985年)は1978年11月にリリース。

 

2代目「T90型」の前期と同じリアコンビネーションランプのデザインを採用し、3連にしました。

 

カラーが黄土色だったことから、通称は「黄金キャンター」。

4代目キャンターからワイドキャブと3t積車が設定され、標準キャブは「キャンター20」と「キャンター30」、ワイドキャブは「キャンターワイド20」「キャンターワイド30」と言う名前で発売されました。

 

5代目モデルについて

1985年にフルモデルチェンジした5代目キャンター「FE3・4型」(1985年〜1993年)は、丸形4灯ライトから異形角形2灯ライトに変更しました。

 

これは、三菱ふそうの大型トラック「ザ・グレート」と中型トラック「ファイター」に準じています。

 

5代目モデルから、フロントディスクブレーキが一部の車種で採用に。

また、シフトレバーはコラムシフトからフロアシステムに変更となりました。

 

6代目モデルについて

6代目キャンター「FE5・6型」(1993年~2002年)は1993年11月にリリース。

 

一部車種でロービームをプロジェクタータイプに変更したほか、ドアアウターハンドルが縦型フラップ式となりました。

 

1994年にはATを搭載したポンプ消防車「MX-I」が登場、1995年には平成6年排出ガス規制に適合。

 

1997年のマイナーチェンジでは、一部の車種に直噴DOHC16バルブディーゼルエンジンを一部に設定したほか、衝撃吸収式ステアリングを採用。

1999年のマイナーチェンジでは平成10年排出ガス規制に適合しました。

 

7代目モデルについて

2002年に発売された7代目キャンター「FE7・8型」。

2WDは6月、4WDは同年7月、LPG車とCNG車は11月にリリースされました。

 

世界で初めてキャブオーバートラックでインパネシフトを搭載。

ヘッドランプは大型のつり目状にデザイン変更されました。

 

2005年のマイナーチェンジで後部突入防止装置取り付け規制と灯火器の取り付け位置及び配光特性規制に適合に対応。

 

2006年にはパラレル式ディーゼルハイブリッドシステムを採用した「キャンターエコハイブリッド」を発売したほか、新長期規制適合車を追加するなど、環境や燃費性能を考えた車づくりが盛んになりました。

 

8代目モデルについて

2010年に発売されたのが、通称ブルーテックキャンターと呼ばれている8代目キャンター「FBA/FEA・B・C系」(2010年~2020年)です。

 

ポスト新長期排気ガス規制と平成27年重量車燃費基準に適合した8代目キャンターは、トランスミッションに6速DCT「DUONIC」と5速MTが採用。

これは、小型トラックとして世界初となりました。

 

ブレーキは、アクセルペダルを踏んだ状態でブレーキペダルを踏んだ際にブレーキを優先する「ブレーキオーバーライド」を搭載した、ブレンボ社製の総輪ディスクブレーキを採用。

 

グレードは標準グレードの「スタンダード」とオプション設定の「カスタム」の2グレードをラインナップしました。

 

9代目現行モデルについて

9代目キャンター「FDA・B/FEC・D/FGA・B系」(2020年〜現在)は、2017年にフルモデルチェンジを行なった現行モデルです。

 

注目は、小型トラックとして国内初となる「アクティブ・サイドガード・アシスト」の標準装備。

 

左折時や左車線へ車線変更する際に、車両が通過する範囲を予測して物体や歩行者を検出し、警告ブザーや警告灯でドライバーに注意喚起をするというもので、左折巻き込み事故のリスクを低減させます。

 

また、「衝突被害軽減ブレーキ」や「車両安定性制御装置」、「車両逸脱警報装置」も搭載し、衝突回避やカーブでの車両横転の危険回避、車線逸脱の危険を知らせてくれます。

 

まさに、ドライバーの安全運転をサポートすることもできる新型トラックです!

 

そして、キャブデザインを10年ぶりにリニューアル。

 

ふそうバスの19年型「エアロクィーン/エアロエース」、および18年型「ローザ」に採用した新デザインアイデンティティ「ふそうブラックベルト」を、新型キャンターに継承したデザインに。

新型LEDヘッドライトなど技術の進化を感じる装備を搭載しています。

 

また、稼働中の車両データを使って車両を遠隔管理する「トラックコネクト」や、スイッチを押すだけでドアの施錠と会場ができる「FUSOイージーアクセスシステム」を搭載するなど、トラックの運行効率と安全強化を叶えた一台といえるでしょう。

 

 

年式が異なるキャンターを比べて、最適な一台を

小型トラックの代表格とも言える、三菱ふそうの「キャンター」。

 

小型モデルでありながら、低速度でも豊かなトルクを発生させることができる力強い走りができます。

 

また、積載量も多く、標準的な小型車のサイズでありながらボディの長さの選択肢も多いため、中型トラックさながらの働きが期待される一台です。

 

1963年に初代モデルが発売され、2020年にフルモデルチェンジした9代目が現行モデルとなっています。

 

キャンターは幾度もフルモデルチェンジを行い、機能性の向上はもちろん、環境、安全に配慮した充実の機能を搭載してきました。

 

キャンターは年式によって特徴が異なるので、中古トラックを購入する際は年式もしっかり確認しましょう!

 

グットラックshimaでも「キャンター」の中古トラックをお取り扱いしています。

ぜひ在庫をチェックしてください!

 

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