2021.12.17

冷蔵冷凍車のサブエンジン式とは?その特徴や直結式との違いを確認!

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こんにちは!グットラックshimaです!

 

トラックに冷却装置を備える冷蔵冷凍車。

生鮮食品などを新鮮な状態で運送できる冷蔵冷凍車は、日本の食文化を支えるうえでなくてはならないトラックです。

 

冷蔵冷凍車の冷却方式には、サブエンジン式と直結式の2種類があるということをご存知でしょうか?

 

今回は冷蔵冷凍車のサブエンジン式と直結式の違いについて。

それぞれの特徴や異なる点、メリット・デメリットもあわせてご紹介します。

 

白いトラック

 

 

冷蔵冷凍車のサブエンジン式とは?直結式との違いを解説!

冷蔵冷凍車の冷却装置は、エンジンを原動力として作動します。

代表的な冷却方式は、サブエンジン式と直結式の2種類で、それぞれ特徴が異なります。

 

サブエンジン式

サブエンジン式は、車両を動かすエンジンとは別に、冷蔵冷凍機を冷やすための小型ディーゼルエンジンを搭載しています。

 

トラックの荷台の下にコンプレッサーとコンデンサー、エンジン、コントロールユニットが1つになった小型エンジンを積載し、それが作動することで冷却機能が作動する仕組みです。

 

サブエンジン式は、トラックを動かす動力と冷却機能を作動させる動力が異なります。

そのため、トラックのエンジンが停止している状態でも冷却機能は維持できるという特徴があります。

 

直結式

直結式は、トラックのエンジンをそのまま冷蔵冷凍機を冷やす動力として使う方式です。

 

そのため、トラックのエンジンを停止してしまうと、冷蔵冷凍機も止まってしまいます。

ただし、外部電源とモーターでコンプレッサーを動かす機能を内蔵している冷蔵冷凍車は、エンジンを停止しても冷蔵冷凍状態を維持することが可能です。

 

中古冷凍冷蔵トラック

 

 

冷蔵冷凍車のサブエンジン式・直結式のメリットデメリットも確認

倉庫のたくさんのトラック

冷蔵冷凍車のサブエンジン式と直結式には、それぞれメリットとデメリットがあります。

詳しく見ていきましょう。

 

サブエンジン式のメリット・デメリット

冷蔵冷凍機を冷やすエンジンを別に搭載して動力にしている「サブエンジン式」のメリットとデメリットは次の通りです。

 

メリット①トラックのエンジンが停止状態でも保冷が可能

サブエンジン式は冷蔵冷凍機を動かすエンジンとトラックを動かすエンジンが別のため、トラックが停止状態でも保冷を維持します。

そのため、長距離移送が多いときでも冷蔵冷凍車なら安心して、生鮮食品や冷凍食品などを輸送ができます。

 

メリット②冷蔵冷凍機能が強い

保冷機能を動かすエンジンが別のため、直結式に比べて冷蔵冷凍機能が強く、低い温度まで効率的に冷やすことができます。

 

デメリット①音が気になる

冷蔵冷凍機を作動するエンジンは稼働音が大きいため、音が気になる場合もあります。

 

デメリット②燃料の消費が多い

サブエンジン式は、2種類のエンジンを積載しています。

エンジンを停止時にも保冷状態を維持するために、サブエンジンが作動しているので、必然的に燃料の消費量も増加します。

 

デメリット③トラックの重量が重い

直結式の冷蔵冷凍車に比べて、サブエンジン式はトラックの重量が重くなる傾向にあります。

そのため、最大積載量が少なくなり、積みこめる荷物の量が減ってしまいます。

 

直結式のメリット・デメリット

車両のエンジンを、そのまま冷蔵冷凍機を冷やす動力として使う「直結式」のメリットとデメリットは次の通りです。

 

メリット①駆動用エンジンのスペースがいらない

直結式はトラックのエンジンの動力を使用するため、駆動用エンジンのスペースが必要なく、冷蔵冷凍機のユニットが軽量な小型タイプで済みます。

 

メリット②音が静か

トラックのエンジンで駆動する直結式は、サブエンジン式に比べて音が静かな設計になっています。

 

メリット③燃料の消費効率が良い

エンジンを1つしか積載していない直結式は、サブエンジン式に比べて燃料消費が低いというメリットがあります。

 

デメリット①冷蔵冷凍機能が弱い

1つのエンジンで、トラックも冷蔵冷凍機も作動させているため、冷蔵冷凍機能が弱くなります。

とくに大型トラックは保冷機能の弱さが顕著に出るため、長距離移送が発生する場合は考慮しておく必要があるでしょう。

 

デメリット②エンジンが停止中は冷蔵冷凍機能が作動しない

トラックを動かすエンジンを冷蔵冷凍機にも使用しているため、基本的にはエンジン停止中は冷蔵冷凍機能も停止します。

ただし、エンジン停止中も保冷機能を維持するスタンバイ装置などがあれば、作動が可能です。

 

 

冷蔵冷凍車のサブエンジン式と直結式の特徴を知って検討しよう!

冷蔵冷凍車の冷却方式には「サブエンジン式」と「直結式」の2種類があります。

 

サブエンジン式は、車両を動かすエンジンとは別に、冷蔵冷凍機を冷やすための小型ディーゼルエンジンを搭載しています。

これにより、トラックのエンジンが停止している状態でも冷蔵冷凍状態は維持できるという特徴があります。

 

直結式はトラックのエンジンをそのまま冷蔵冷凍機を冷やす動力として使う方式です。

そのため、トラックのエンジンを停止してしまうと、冷蔵冷凍機も止まってしまいます。

 

それぞれメリットとデメリットがあるため、購入時はそれぞれの特徴をしっかり知ったうえで検討することをオススメします。

 

中古の冷蔵冷凍車の購入や今の車両の買取、各種手続きのご相談まで、ぜひグットラックshimaへお気軽にお問い合わせください!

 

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