2021.04.19
トヨエースで雪道走行は安全?雪道で役立つ機能や乗り心地を紹介!
こんにちは!グットラックshimaです!
車で走行の際、最も気になる安全性。
特に冬の雪道やアイスバーンでは、スリップやスタックを引き起こす可能性が高まるので、通常の路面以上に車両の安全性が必要です。
トラックは普通乗用車よりも車両重量が重く、スリップやスタックを起こした場合、事故の被害が大きくなる可能性があります。
そのため、トラックの安全性能は日々進化し続けています。
そこで今回は、トヨタの小型トラック「トヨエース」について。
雪道走行時に役立つ安全性能や乗り心地について、詳しくお話します。
中古トヨエース一覧
雪道走行に関係するトヨエースの標準スペックとは?
トヨタの小型トラック「トヨエース」は、1954年、トヨペット・ライトトラックSKB型として登場。
その2年後の1956年に「トヨエース」の愛称がつけられました。
「トヨエース」は経済産業省と国土交通省が推進する、高齢運転者による交通事故対策で定めた基準装備を搭載した『セーフティ・サポートカーS〈ベーシック+〉(サポートカーS〈ベーシック+〉)』です。
セーフティ・サポートカーS〈ベーシック+〉(サポートカーS〈ベーシック+〉)には、自動(被害軽減)ブレーキやペダル踏み間違い時の加速抑制装置など、安全運転を支援する装置が搭載されており、高齢者を含むすべてのドライバーの安全をサポートしてくれます。
そんな装備の中でも、雪道走行時に役立つ機能は以下の5つ。
- VSC(車両安定制御システム)&TRC(トラクションコントロール)
- ヘッドランプクリーナー
- プリクラッシュセーフティ(歩行者[昼]検知機能付衝突回避支援タイプ/ミリ波レーダー+単眼カメラ方式)
- EBD(電子制動力配分制御)機能付きABS
- インテリジェントクリアランスソナー(前方)[パーキングサポートブレーキ](静止物)
VSC(車両安定制御システム)&TRC(トラクションコントロール)
VSCは、雪道やアイスバーンなどの滑りやすい斜面などで、性能を発揮する車両安定制御システムです。
車両の安定性確保のため横滑りを感知するセンサーが働き、各輪のブレーキとエンジン出力を制御しています。
TRCは、雪道やアイスバーンなどの滑りやすい路面での、直進性&車両安定性をサポートするシステム。
発進・加速時に駆動輪の空転を抑え、適切な駆動力を確保出来るようにしています(LPG車を除く)。
ヘッドランプクリーナー
ヘッドランプクリーナーは、夜間に雨や雪でぬかるんだ道路を走行する際、ランプの表面を綺麗に保つためのクリーナーです。
ヘッドランプに付いた汚れは、簡単に落ちないものあります。
付かないようにしておければ視界を良好に維持でき、走行中も安心です。
プリクラッシュセーフティ[歩行者[昼]検知機能付衝突回避支援タイプ/ミリ波レーダー+単眼カメラ方式]
衝突時の速度を抑えて衝突被害を軽減する機能や、衝突回避を支援する機能を搭載するプリクラッシュセーフティ。
走行中に前方を見守るミリ波レーダーと単眼カメラの2種類のカメラも搭載し、前方の車両だけでなく、歩行者の検出や分析も可能です。
単眼カメラは物体の形や大きさも識別可能で、レーンディパーチャーアラートにおいて白線(黄線)の検出にも役立っています。
衝突の可能性がある場合は、警報やブレーキ作動で注意を促します。
衝突の可能性が増すと早い段階でフル制動し、衝突回避および被害軽減のサポートを行います(LPG車を除く)。
EBD[電子制動力配分制御]機能付きABS
ABSとは、制動時にタイヤロックを防ぐ機能です。
EBS機能は、最大積載量までの積載状態に応じて、前後輪への制動力配分を行いブレーキを最適制御する機能です。
この2つの機能が合わさって、後輪への荷重が少ない状態でもバランスの取れたブレーキ性能を発揮することが出来ます。
インテリジェントクリアランスソナー(前方)[パーキングサポートブレーキ](静止物)
インテリジェントクリアランスソナー[パーキングサポートブレーキ]は、万一の踏み間違えに対し、衝突を回避出来るよう支援するシステムです。
以下の3種類の機能があります。
①前進誤発進抑制機能
車両前方に装備したソナーセンサーによって、コンビニなどに使用されている壁面ガラスもしっかり検知します。
マルチインフォメーションディスプレイ表示と警報音でドライバーに注意喚起。
アクセルの踏み間違えによる衝突を回避出来るよう支援します。
②低速衝突被害軽減機能
停車中にブレーキが緩んで車が動き出してしまった場合に作動する機能です。
前方の障害物を検知し、ドライバーに注意喚起。
さらに距離が縮まった場合には、エンジンの出力制御とブレーキ制御により衝突を回避出来るよう支援します。
さらに雪道に強くなったトヨエースの秘密!トラックならではの雪道対策も
トヨエースはもともと雪道に強いですが、2019年5月に一部改良し発売された2t積系のトヨエースは、さらに雪道に強くなっています。
トラックの雪道対策もあわせて、ご紹介していきましょう。
さらに雪道に強い「2t積系トヨエース」の秘密
2t積系トヨエースは、ペダル踏み間違いの衝突被害軽減機能などが標準装備され、より安全性が高まっています。
「インテリジェントクリアランスソナー」の他にも、積荷などで妨げられた後方視界をサポートする「バックカメラ&デジタルインナーミラー」や、夜間の視界を明るく保つLEDヘッドランプといった、安全機能が標準装備。
安全装備が充実したことで、雪道やアイスバーンで起こる可能性の高まるスピンやスリップ、スタックなどのタイヤトラブルや、操舵不能や制動不能といった運転トラブルの回避に繋がります。
安定したタイヤの動きに、しっかりとしたハンドルやブレーキ機能で、雪道走行での安定した走りが叶います。
トラックの雪道対策も万全に!
機能に頼り過ぎないよう、雪道対策も万全にしておきましょう。
タイヤをスタッドレスにしたりチェーンを装着するのはもちろんですが、それだけではありません。
特に重要なのは、運転前の周囲及び車両点検です。
雪が積もるほどの低温状態は、エンジンやバッテリーにとってとても悪環境。
バッテリー出力が低下し、いつも通りにエンジンが始動しないなどのトラブルになる場合があります。
また、走行中の視界確保に重要なウォッシャー液が凍って出ないということも。
運転前にはしっかりと動作確認しておきましょう。
車両の周囲の確認も大事!
キャビンや荷室に積もった雪を取り除くのはもちろん、落とした雪などでマフラーがふさがれていないかも、細かくチェックしてください。
マフラーに雪が詰まっているのにエンジンをかけてしまうと、車内に排気ガスが充満し一酸化炭素中毒になってしまいます。
中古トヨエース一覧
トヨエースの安全性能と運転前点検で安全な雪道走行を!
1954年、トヨペット・ライトトラックSKB型として登場した「トヨエース」。
時代の必要に迫られ定められた安全性能を装備した『セーフティ・サポートカーS〈ベーシック+〉(サポートカーS〈ベーシック+〉)』です。
その安全性能の中でも、雪道走行に特化した性能は「VSC(車両安定制御システム)&TRC(トラクションコントロール)」「ヘッドランプクリーナー」「プリクラッシュセーフティ(歩行者[昼]検知機能付衝突回避支援タイプ/ミリ波レーダー+単眼カメラ方式)」「EBD(電子制動力配分制御)機能付きABS」「インテリジェントクリアランスソナー(前方)[パーキングサポートブレーキ](静止物)」の5種類。
特に「インテリジェントクリアランスソナー」は、2t積系トヨエースに追加標準装備されたペダル踏み間違いの衝突被害軽減機能で、雪道も安心です。
ただし、これらの機能ばかりを頼りにするのではなく、運転前の周囲や車両の点検も怠らないようにしましょう。
低温状態に弱い、エンジンやバッテリー、ウォッシャー液のチェックや、車体上部や周囲の雪よけも忘れずに。
進化した安全性能としっかりとした運転前点検で、安全な雪道走行をしてくださいね。
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