2021.04.20
トラックの暖機運転とは?暖機運転の種類や方法、注意点などを解説
こんにちは!グットラックshimaです!
冬になり、寒さが厳しくなってくると、車を始動する際に気を遣いますよね。
通常、車のバッテリーは-30℃程度まで普通に始動出来ます。
しかし、バッテリー電圧は温度の低下とともに下がるので、気温が低くなる冬に始動しづらくなるのも事実です。
そんなときに必要になるのが、暖機運転。
暖機運転には2種類あり、それぞれの運転方法も違うのをご存知でしょうか。
今回は、暖機運転の種類や正しい方法などを詳しくお話します。
目次
トラックの暖機運転とは?
冬場になると必要な暖機運転。
では、一体どのようなものなのでしょうか。
暖機運転は、機械を始動させた後に低負荷で一定時間運転をすること。
わかりやすく言えば、機械の準備運動をさせている状態です。
冷えきったエンジンは消耗が激しくなるので、始動時の負担軽減のためエンジンオイルを一定の温度まで暖める必要があります。
現在は高い製造技術によって製造されている車両が多いため、暖機運転が必要ないという場合もありますが、やはり長期間使用するためには暖機運転は効果的なようです。
暖機運転をすることによりトラックの寿命が伸びるのであれば、メンテナンス費用や運行費用などがかからなくなるため節約にもなりますね。
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トラックの暖機運転は2種類!その具体的な方法は?
では、具体的に暖機運転とはどのように行うのでしょうか。
ここでは、暖機運転の種類とその方法について詳しくご説明します。
暖機運転には2種類あり、方法も異なります。
普通乗用車でも良く行われる「停車中の暖機運転」と、最近推奨されている「運転中の暖機運転」です。
停車中の暖機運転
一般的に暖機運転と言って思い浮かべるのが、停車中の暖機運転です。
長期停車させておいた後や気温の低い日の朝一番に動かす際などが、これに当たります。
エンジンをかけたら5~10分ほどそのままアイドリングして待つ方法です。
その間にエンジンオイルやその他の機関が暖まり、始動してすぐの車体の負荷を軽減するメリットがあります。
また、中型トラック以上のトラックでは、エアブレーキの空気圧を充填することも出来るため、停車中の暖機運転にはこういった必要性もあります。
しかし、出発まで10分程度の時間を要するため、急いでいるときにはもどかしく思えるでしょう。
焦りが事故に繋がることもあるので、時間に余裕を持ってトラックに乗車することが大事です。
エンジン始動時の暖機運転は、余分な排気ガスが排出してしまうデメリットがありますが、エンジンの寿命を延ばすなど大切な役割を担っています。
運転中の暖機運転
近年の自動車製造技術の発達により、運転中の暖機運転は停車中よりも推奨されるようになりました。
走行中の暖機運転とは走行開始から数分間、急発進などを避け低回転の走行を続け、エンジンに負担をかけない運転方法です。
エンジンに負荷をかけず、徐々にエンジンを暖めます。
停車中の暖機運転と違い、ミッションや駆動系といったエンジン以外の機関も暖められるのがメリットです。
アイドリングせずに暖機運転できるのも環境に優しいですね。
ポイントはエンジンをアイドリングに限りなく近い低回転で稼働させることですが、交通の状態によっては難しい場合もあるでしょう。
走行中の暖機運転は、交通量の少ない道路で行うのをおすすめします。
走行中の暖機運転終了の目安は、水温計が上がり始めるまでです。
トラックの暖機運転を効果的にするコツ
トラックにとって大切な暖機運転ですが、より効果的にする方法はあるのでしょうか。
暖機運転の大きなメリットはトラックの寿命を延ばせる点ですが、さらにその効果を高めるためのコツがあるのでお話ししましょう。
トラックの寿命に大きく関わっているのが、エンジンオイルやミッションオイルなどのオイルメンテナンスです。
オイルの効果は潤滑、密封、冷却、洗浄分散、防さびと、さまざま。
しかし、いくらオイルが入っていても、劣化したオイルでは効果が発揮されず、重要パーツの摩擦を保護できません。
また、オイルが不足していても金属パーツの劣化が進んでしまいます。
しっかりとしたオイル管理を行いながら日常的に暖機を行うことで、暖機運転の効果が発揮されてトラックの寿命を延ばすことに繋がるでしょう。
暖機運転とオイルメンテナンスでトラックの寿命を延ばそう!
寒さが厳しくなる冬場や長期停車中後のエンジン始動には、暖機運転が欠かせません。
暖機運転の方法は2つ。
「停車中の暖機運転」と「運転中の暖機運転」です。
停車中の暖機運転はアイドリングをしながらというデメリットはありますが、エンジンを長持ちさせる効果や、中型トラック以上のトラックではエアブレーキの空気圧を充填することも出来るため大切な役割があります。
近年推奨されている運転中の暖機運転では、アイドリングせずに行えるため環境に優しく行えます。
エンジンに負荷をかけず徐々にエンジンを暖められ、ミッションや駆動系といったエンジン以外の機関も暖められるのがメリットです。
この暖機運転を最大限に活かすため、オイルメンテナンスも不可欠!
正しいオイル面ナンスと日常的な暖機運転で、トラックの寿命を延ばしましょう。
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