2022.08.01
トラックのリミッター解除のリスクは?リミッターの重要性も解説
こんにちは!グットラックshimaです!
大型トラックへの取り付けが義務となっている「リミッター」。
リミッターは速度超過による事故を防止することを目的としています。
しかし、リミッターがあることでトラックのスピードがなかなか上がらず、解除したいと思っているドライバーもいるのではないでしょうか?
そこで今回は、トラックのリミッター解除についてのお話です。
リミッターの役割や重要性、リミッター解除のリスクなどを解説します。
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トラックのリミッターの役割や重要性とは
2003年より、大型トラックへの取り付けが義務となっている「リミッター(スピードリミッター)」。
正式名称を「速度抑制装置」といいます。
リミッターの役割は、トラックの速度を抑制すること。
時速90kmを超える際にはリミッターが発動し、トラックのスピードはそれ以上出なくなるのです。
そのため、リミッターが付いているトラックは、どんなにアクセルを踏み込んでも時速90km以上のスピードは出ません。
トラックのリミッター取り付け義務には、排気ガス軽減や燃費向上などいくつかの目的がありますが、一番の目的はスピードアップによる事故防止です。
大きな車体の大型トラックは、衝突時の衝撃はすさまじいものです。
そのため、リミッターが取り付けられる前は、高速道路でスピード超過による事故が後を絶ちませんでした。
そんな中、車両総重量8t以上、または最大積載量5t以上の大型トラックに対して、リミッターの取り付け義務が課せられた2003年9月以降は、大型トラックはスピードを出すことができなくなり、死亡事故件数は大幅に低減しました。
トラックのリミッター解除はリスクが大きい!その理由とは
トラックにリミッターが装着されていることで、トラックのスピードが上がらずストレスを感じているドライバーもいるのではないでしょうか?
実は、トラックのリミッターは解除(リミッターカット)や取り外すことが可能です。
しかし、そういった行為は不正改造と見なされ、次のような罰則が課せられます。
<不正改造を行った業者>
6カ月以下の懲役または30万円以下の罰金
<不正改造車の使用者>
15日以内に必要な整備を行う
(命令に従わない場合は50万円以下の罰金)
<不正改造車の運転手>
3カ月以下の懲役又は5万円以下の罰金
トラックのリミッターは、環境対策としても大きな役割を担っています。
リミッターを装備することでトラックの走行速度が安定し、アクセルを余計に踏むことがない分、燃費が向上します。
そうすることで二酸化炭素の排出量を削減するなど、環境対策を講じているのです。
そのため、トラックのリミッターを解除すると、スピード超過による事故が増加するだけではなく、環境へも大きな影響を与えます。
トラックのリミッターはしっかり装着し、人にも環境にも優しい安全で快適な運転を心がけましょう。
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トラックのリミッター解除はリスクあり!役割を知って安全な運転を
大型トラックへの取り付けが義務となっている「リミッター」の役割は、トラックの速度を抑制することです。
リミッターが付いているトラックは、どんなにアクセルを踏み込んでも時速90km以上のスピードは出ません。
トラックにリミッターが付いていることで、高速道路で頻発していたスピード超過による死亡事故が低減したほか、環境対策にも一役買っています。
トラックのリミッター解除は不正改造と見なされ、さまざまな罰則が課せられます。
リミッターは決して解除せず、安全で快適な運転を行なってくださいね。
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