2021.12.07

トラクターヘッドとは?その役割や種類、必要な免許まで詳しく解説!

facebook

twitter

line

こんにちは!グットラックshimaです!

 

国道などを車で走っているとトラックの箱の部分がなく、頭の部分だけが走っている車をみたことはないでしょうか。

その部分を「トラクターヘッド」と言い、後ろにトレーラーと呼ばれる箱の形をした非自走式の車両を着けて、物を運搬しています。

 

今回はトラクターヘッドの特徴と、トラクターヘッドの種類や必要な免許について解説します。

 

中古トラクターヘッド一覧

 

トラクターヘッドとは?まずは基本を紹介!

トラックは、トレーラーとトラクターヘッドのふたつの部品に分けられます。

まずは基本として、トラクターヘッドとともに、このトレーラーも合わせて特徴をご紹介していきます!

 

トラクターヘッドとは

トラックの前の部分であるトラクターヘッドは、運転席と後ろについているトレーラーを牽引する役割をもっています。

 

そもそも英語でトラクター(Tractor)は牽引するという意味を持っていて、一般的に「トレーラーヘッド」や「トラクタ」などと呼び方が分かれています。

トレーラーを牽引するための車両なので、単体では荷物を運ぶことはできませんが、一般的なトラックに比べてさまざまな形状の物を運ぶことができます。

状況に合わせてトレーラーの種類を変えることで、運ぶ物に合わせて形を変えることが可能です。

 

また、普通のトラックに比べてブレーキが強化されていて、トレーラーのみに作動する「トレーラーブレーキ」やトレーラーとトラクターヘッド両方に作動する「フットブレーキ」があります。

 

さらに補助ブレーキとして排気ブレーキなどの多くのブレーキを備えているので状況に合わせて的確な操作を行う必要があります。

 

トラクターヘッドは第5車輪荷重で牽引能力が表される

第5車輪と聞くとタイヤのような車輪を思い浮かべてしまいますが、第5車輪とは車輪ではなくトラクターヘッドにある「カプラー」とトレーラーにある「キングピン」を言います。

この2つを接続して引っ張り、運んでいます。

そのため、走行中はカプラーとキングピンに大きな負担がかかります。

 

トラクターヘッドの車検証には「最大積載量○○kg (××kg)」のように記載されています。

○○が牽引できる最大重量で、××が第5車輪荷重を指し、カプラとキングピンにかけられる最大荷重となっています。

 

トレーラーとは

トラックの後ろの部分についているトレーラー(Trailer)は、英語で「牽引される」という意味をもちます。

自走することができないので、トラクターヘッドによって牽引される必要があります。

 

トレーラーの形状は荷台がフラットになっているもの、箱形のもの、柱やマルタを運ぶポールトレーラーなどの種類があります。

 

トレーラーはトラクターで牽引されて初めて走行できます。

 

 

トラクターヘッドには種類がある!

トラクターヘッドや肩引きするトレーラーにはそれぞれ種類があるため、選ぶ際の参考に知っておきましょう。

 

トラクターヘッドの種類

トラクターヘッドには「シングル」と「ダブル」の2種類あります。

 

車軸と車体を繋いでいるギアを「デファレンシャルギア」といい、略して「デフ」と呼ばれています。

デフが1つのものを「シングル(通称1デフ)」、ふたつのものを「ダブル(通称2デフ)」といいます。

 

車軸とタイヤの数が違い、「シングル」では車軸が2本・タイヤが6個に対して、「ダブル」では車軸が3本・タイヤが10個になります。

 

シングルは、セミトレーラーの前部に荷重がかからないトレーラーを牽引するのに向いています。

デフが1つなので車体も短くなり、小回りに優れているのも特徴です。

 

ダブルは、前部に荷重がかかるトレーラーを牽引するのに向いています。

デフが2つあり、タイヤが多くなるので、路面との接地面積が増えます。

 

そのため、前進力に優れていて、砂利や凍結などの悪路を走行するのにもダブルが向いています。

 

トレーラーの種類

トレーラーには「セミトレーラー」と「フルトレーラー」の2種類があります。

セミトレーラーは後輪だけを装着し、フルトレーラーは前後で車輪が装着されているのが特徴です。

 

日本国内では後輪のみ装着されているセミトレーラーが多く走行しています。

前輪がないので、トレーラーの前部がトラクターヘッドに乗るような形で走行します。

 

なお、フルトレーラーは最大25mですが、セミトレーラーは連結時に最大18mで、連結時に16.5mになるセミトレーラーが一般的です。

 

 

トラクターヘッドに必要な運転免許とは?

トラクターヘッドだけを運転するのであれば「大型自動車免許」が必要になり、トレーラーを牽引するためには、さらに「牽引免許」が必要です。

つまりトラクターヘッドを運転してトレーラーを牽引するなら「大型自動車免許」と「牽引免許」の2つの免許必要になります。

 

車体総重量が750kgのトレーラーであれば、牽引免許は必要ありません。

しかし、現実的には運送業務で使用することはほとんどないので、道路交通法上は可能なだけといえます。

 

また、トラクターヘッドは一般の乗用車と違い、「ジャックナイフ現象」という挙動が起きます。

ジャックナイフ現象とは、トラクターヘッドとトレーラーの部分でバランスが崩れて連結部部が「くの字」に折れ曲がることです。

急ブレーキや急ハンドル、過積載などを行ってしまうと起こる現象なので運転をするのに高度な技術を要します。

 

中古トラクターヘッド一覧

 

 

トラクターヘッドとは牽引するための車両

トラクターヘッドとはトレーラーを牽引するための車両で、牽引されるトレーラーは自走することができない車両です。

 

トラクターヘッドにはシングルとダブルの2種類があり、デフの数に違いがあります。

牽引されるトレーラーにも2種類あり、後輪しかないセミトレーラーと前後に車輪がついているフルトレーラーがあります。

 

トラクターヘッドに乗ってトレーラーを牽引するときには、大型自動車免許と牽引免許が必要です。

 

トラクターヘッドとトレーラーの部分でバランスが崩れ、連結部部が「くの字」に折れ曲がる「ジャックナイフ現象」が起きやすいため、運転をするのに高度な技術を要します。

 

これから中古のトラクターヘッドの購入を考えているという方は、ぜひグットラックshimaへお気軽にお問い合わせください!

 

トラック買取

facebook

twitter

line

閉じる