2020.09.22

トラックのコンプレッサー故障の症状は?原因や故障のサイン

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こんにちは!グットラックshimaです!

 

トラックに乗っていて「なんだかいつもより音がうるさいな」と感じたことはありませんか?

実はそれ、トラックのコンプレッサー故障が原因かもしれません。

 

コンプレッサーが故障すると圧縮エアの供給が行われず、エアブレーキが効かないといったトラブルが発生する場合があるんです。

 

そこで今回はトラックのコンプレッサーの故障ついて、症状や原因、修理費用などについて詳しくご紹介します。

レンチを持つ整備士

 

 

トラックのコンプレッサーはどんな役割?

コンプレッサーの故障について知る前に、まずはどんな役割を果たす装置なのか仕組みを知っておくのも大事です。

 

トラックにはエアブレーキやエアサス、クラッチ操作、シフトチェンジサポートなど、トラックには圧縮エアを動力源として機能するさまざまな装置があります。

 

圧縮エアの供給はトラックに搭載されるエアタンクから行われます。

そのエアタンクへの圧縮エア充填を行うのが「コンプレッサー」。

圧縮エアを作り、安全性や操作性を向上させる役割を担っています。

 

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トラックのコンプレッサー故障時の症状は?初期症状を見逃さないで!

悩む整備士

コンプレッサーは丈夫なパーツの一つですが、寿命が近づくにつれて経年劣化から故障につながることも。

トラック搭載のコンプレッサーが故障するとどんな影響が出るのか、故障の予兆としてどんな症状があるのか、知っておくことで早めの対処が可能です。

 

事故につながらず安全走行するためにも、あらかじめ知っておきましょう。

 

コンプレッサーが故障したらどうなる?

コンプレッサーの故障によって、エアタンクから供給を受けて稼働する装置への圧縮エアの供給が停止すると、圧縮エア不足で次の3つの異常が生じます。

  1. エアサスが機能しない
  2. エアブレーキが効かない
  3. クラッチ操作・シフトチェンジのアシスト機能が停止する

 

 

コンプレッサー故障の予兆・初期症状

コンプレッサーの故障による各パーツの機能停止を防ぐためには、故障の予兆は早期発見することが重要です。

コンプレッサー故障の予兆や初期症状について見ていきましょう。

 

① 小刻みな揺れを感じる

モーターベアリングや圧縮機ベアリングが磨耗することで、普段より小刻みに振動する場合があります。

 

 

② 異音が聞こえる

コンプレッサーと本体をつなぐベルトが磨耗していたり、劣化していたりする場合は、トラックの起動時や運転中に異音がします。

 

 

③ オイルが急速に減る

オイルセパレータエレメントが詰まっている、もしくはオイル回収配管系統の詰まりにより、オイルの消費がいつもより早くなることがあります。

 

 

④ オーバーヒートの症状が出る

  • 周囲温度が40℃以下でない
  • オイルが規定量充填されていない
  • オイルクーラー・オイルフィルター等が汚れによって詰まっている

上記3つの内容に当てはまる場合は、すべてオーバーヒートの症状といえます。

 

 

⑤ 圧縮エアーに水が混じる

ドライヤーの冷却系の目詰まりによる冷却不足や、ドレントラップの排出不良によって水が混じっている場合があります。

 

 

⑥ 昇圧不良によるエアー漏れが起こる

吸込みフィルターの目詰まりによる昇圧不良や吐出空気量の低下があると、コンプレッサー内でのエアー漏れ、末端でのエアー漏れなどが発生する場合があります。

 

 

トラックのコンプレッサー故障の原因は?

トラックの安全性や操作性の向上に大きく貢献する、非常に重要な装置であるコンプレッサー。

しかし先ほどご紹介したとおり、コンプレッサーは使用限度が存在する消耗部品でもあります。

 

コンプレッサーの耐用年数は7~10年が目安ですが、メンテナンスを怠ったり頻繁なブレーキ操作を行ったりと起動頻度が高い環境で使用された場合は、平均寿命に達するまでに使用限度を迎えて故障してしまうケースもあります。

 

耐用年数通りに問題なくコンプレッサーを使用するためには、付帯機器であるエアドライヤーの定期的なメンテナンスが肝心。

エアドライヤーがトラブルを起こした場合は交換する必要があります。

 

しかし、コンプレッサーは基本的に耐久性の高いパーツです。

コンプレッサー故障が発生したトラックは、他の部分も使用限度に達するタイミングを迎えていると考えられますので、コンプレッサーが故障するほどトラックを使用している場合は買い替えを検討するのも良い選択でしょう。

 

 

コンプレッサーの故障をきっかけにトラックの乗り換えも検討を

圧縮エアを作り、安全性や操作性を向上させる役割を担うトラックの「コンプレッサー」。
コンプレッサーが故障すると、圧縮エア不足で次のような異常が出ます。

 

① エアサスが機能しない

② エアブレーキが効かない

③ クラッチ操作・シフトチェンジのアシスト機能が停止する

 

一般的なコンプレッサーの耐用年数は7~10年と言われていますが、起動頻度が高い環境で使用された場合は、平均寿命に達する前に故障してしまうケースもあります。

 

コンプレッサーが故障した場合はエアドライヤーを交換する必要がありますが、コンプレッサー故障が発生したトラックは、他の部分も使用限度に達するタイミングを迎えていることも!

 

トラックの買い替えを検討するのもひとつの手です。

トラックの購入や今の車両の買取を検討されるなら、ぜひグットラックshimaへお気軽にお問い合わせください!

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