2020.10.11

トラックの駆動方式とは?駆動方式の種類を解説!

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こんにちは!グットラックshimaです!

 

トラックはもちろん、すべての自動車はエンジンの出力をタイヤに伝えて走っています。

このエンジンの出力が伝えられるタイヤを、駆動輪と呼びます。

 

このようにトラックを走らせる方式を駆動方式といい、エンジンの搭載位置や駆動輪の位置により、いくつかのタイプに分かれています。

 

今回は駆動方式の特徴についての解説!

トラックに多く採用されている駆動方式が主流な理由と、駆動方式の車軸構造の種類についてお話していきます。

大型トラック

 

 

トラックの駆動方式とは?

駆動方式とは、動力源の駆動力を車輪に伝える方式のこと。

 

トラックの駆動方式には、主に4つの方式があります。

それぞれの特性により、適した車両に搭載されています。

 

まずは基本として、駆動方式の種類ごとに特徴を解説していきます。

 

中古トラック一覧

 

FF(フロントエンジン・フロントドライブ)

エンジンが車両の前部に搭載され、前輪を駆動させる方式です。

タイヤにエンジンからの受動力を伝えるドライブシャフトが不要なので、広い空間を確保できます。

このため多くの乗用車に採用されていますが、トラックにはあまり採用されていません。

 

FR(フロントエンジン・リアドライブ)

エンジンが車両前部に搭載され、後輪を駆動させる方式です。

より大型で高出力のエンジンを搭載する事ができるので、高級セダンやトラックなどに多く採用されています。

 

MR(ミッドシップエンジン・リアドライブ)

車両の中央近くにエンジンが搭載され、後輪を駆動させる方式です。

バランスが安定し、高い回転性を実現できるため、スポーツカーやレーシングカーなどに採用されています。

 

RR(リアエンジン・リアドライブ)

車両の後部にエンジンが搭載され、後輪を駆動させる方式です。

ドライブシャフトが不要なので、広い空間を確保できるため、大型バスなどに多く採用されています。

 

なかでも、主流なのはFFとFR。

この2つを採用していることがほとんどで、特にトラックはFRを採用していることが多いです。

 

 

トラックの駆動方式の主流は?FRが多い理由!

トラックの運転中

4つの駆動方式の中でも主流であるFF(フロントエンジン・フロントドライブ)と、FR(フロントエンジン・リアドライブ)について、そのメリットをご紹介していきましょう。

なぜトラックにはFRが多く採用されているのでしょうか。

 

FFのメリットとは?

駆動輪と層舵輪が同じなので、走行時の安定性がとても高く、荒天にも強いです。

また、ドライブシャフトが必要ないので、広い車内空間を実現できます。

エンジンから駆動輪への伝達距離が短いので、エコカーにも多く採用されています。

 

FRのメリットと主流である理由とは

FRは、より大型で高出力のエンジンを搭載できます。

発進や加速時のエネルギーロスも少なく、再送回転半径が他の方式よりも小さいことが特徴です。

 

一方FFは旋回時に不安定になる、高出力・大車重に向かないといった特徴もあるため、大きい車体で安定して荷物を運ぶ必要のあるトラックには向いていません。

荷台に荷物を積んで走行するトラックは後方に重さがかかるため、後輪駆動との相性が非常に良く、この駆動方式を採用することが多いのです。

 

 

トラックの駆動方式の車軸構造は細かく分類されている!

トラックの車軸構造は「車輪数×駆動輪数」で表現されます。

たとえばフロントに1軸、リアに2軸あって、そのうちの2輪が駆動輪ならば「6×2」(前1軸・後2軸/1軸駆動)と表されます。

 

トラックの車軸の構造の一覧は、次の通りです。

 

4×2(前1軸・後1軸/1軸駆動)

最もオーソドックスな後輪駆動です。

積載量8tクラス程度までの小・中型トラックに多く採用されています。

 

4×4(前1軸・後1軸/2軸駆動)

全輪駆動タイプです。

豪雪地帯の除雪車などに採用されています。

 

6×2(前1軸・後2軸/1軸駆動)

前輪1輪、後輪2輪が配置され、前から2輪目が駆動輪になっています。

通称ワンデフと呼ばれ、積載量11~15tの大型トラックに採用されています。

 

6×2(前2軸・後1軸/1軸駆動)

荷台部分の前後に後輪が配置されていて、直進安定性に優れています。

長距離や、高速輸送に適した構造です。

 

6×4(前1軸・後2軸/2軸駆動)

前1輪、後輪2輪が配置され、後輪2輪が駆動輪になっています。

通称ツーデフ車と呼ばれ、不整地や雪道の走行に適しています。

 

6×6(前1軸・後2軸/6軸駆動)

6輪が全て駆動する全輪駆動タイプです。

除雪車などに採用されています。

 

8×4(前2軸・後2軸/2軸駆動)

前輪1輪と、後輪3輪が配置され、後部2輪が駆動輪になっています。

主に積載量11~15tクラスの大型トラックに採用され、ウイング車や低床のバンで使われることが多いです。

 

 

トラックの購入前に駆動方式の仕組みや種類を知るのは大事!

駆動方式は「動力源の駆動力を車輪に伝える方式のこと」。

 

トラックには、その用途によって、いくつかの駆動方式があります。

車輪の配置や駆動輪の位置など、トラック購入の際にはしっかり確かめておきましょう。

 

では、ポイントを振り返ります。

  • 駆動方式には、前輪駆動(FF)、後輪駆動(FR・MR・RR)の4タイプがある
  • トラックの駆動方式は、圧倒的に後輪駆動(FR)が多い
  • 用途によって車軸構造や駆動輪はさらに細かく分類され、それぞれに適したトラックがある

 

販売スタッフにも、ぜひお気軽にご相談くださいね。

トラックの購入や買取、トラックのことなら何でも、信頼と実績のグットラックshimaにお任せください。

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