2020.10.29
トラックのリフトアクスルはメリットたくさん!役割や注意点も解説
こんにちは!グットラックshimaです!
タイヤを浮かせた状態で走行している、トラックやトレーラーを見たことはありますか?
これは「リフトアクスル」という機能によるもので、運転コストを効率的にする効果があります。
そこで今回は、トラックのリフトアクスルについてのお話。
役割やメリット、注意点などを詳しくご紹介します。
目次
トラックのリフトアクスルにはどんな役割が?
高速道路で、トラックのタイヤが浮いているのを見たことがある方も多いのではないでしょうか。
これはトラックの故障ではなく、リフトアクスルという機能によるもの。
リフトアクスルとはトラックやトレーラーの軸荷重が軽いときに、エアサスペンションを使って車軸をリフトさせ、タイヤが接地しないようにする機能です。
トラックは最大積載量によって、タイヤにかかる負担を軽減するために車軸が増えます。
しかし、荷物を載せていないときにはタイヤの接地圧が小さくなるので、運転がしづらい状況に。
リフトアクスルはそんなときに圧縮エアーを使って自動的に車軸をリフトアップが可能です。
4軸のトラックであればタイヤを浮かせて3軸走行にし、走行を効率化させてくれます。
中古トラック一覧
トラックのリフトアクスルにはメリットがたくさん!
トラックにおけるリフトアクスルの役割をお伝えしましたが、さらにたくさんのメリットがあるのでご紹介します!
メリット① 燃費が向上する
地面に接するタイヤの数が減ることで走行抵抗も減り、燃費が向上します。
メリット② タイヤとブレーキの摩擦が軽減する
接地しないタイヤ数が減ると、その分タイヤやブレーキの摩擦量軽減にも繋がります。
メリット③ 高速料金を節約できる
これが、高速道路でトラックがリフトアクスルを頻繁に使用する最も大きな理由です。
高速道路の通行料金は車軸数により異なり、4車軸以上のトラックは「特大車」と区分されてその分通行料金が高くなります。
しかし、荷物を積んでいないときにリフトアクスル機能によって車軸をリフトアップして3車軸以下にすれば、「特大車」の一つ下の区分である「大型車」の料金で通行が可能なのです。
トラックのリフトアクスルの注意点も知っておこう
メリットが多いトラックのリフトアクスルですが、正しい使い方をすることも重要。
注意点を把握しておかないと、違反の対象になったり、トラックの寿命を縮めてしまう場合もあります。
1番気をつけなければいけないのは「荷物を積んだ状態で使用しないこと」。
もし規定を超えた積載量でリフトアクスル機能を使用していた場合は、道路交通法違反に該当して処罰されることに!
30万円以下の罰金と、ごまかした通行料金の3倍にあたる金額を請求されてしまいます。
また、トラックに荷物を積んだ状態でリフトアクスルを使用すると、タイヤにやシャーシに負荷がかかり、トラックの寿命を縮めてしまうことに。
これは故障のもとにもなり、最悪の場合横転して事故を起こしてしまう場合もあります。
リフトアクスルは必ず、トラックに積荷がない状態でのみ使用しましょう。
トラックのリフトアクスルはメリットがいっぱい!
トラックやトレーラーの軸荷重が軽いときに、エアサスペンションを使って車軸をリフトさせ、タイヤが接地しないようにするリフトアクスル。
正しく使用することで、以下のようなメリットがあります。
- 燃費が向上する
- タイヤとブレーキの摩擦が軽減する
- 高速料金を節約できる
しかし、使用方法を間違えると道路交通法違反の対象となったり、事故につながったりする場合も。
リフトアクスルは荷物を積んでいない状態でのみ使用しましょう。