2019.12.13
トラックの冷蔵・冷凍車の仕組みや選び方を解説!
こんにちは!グットラックshimaです!
多くのトラックが「運搬・運送」を任務としていますが、運ぶものは多種多様。
それぞれの物に合わせて架装を行うケースもありますよね。
特に日本の食文化を支える「冷蔵・冷凍トラック」はその存在感も抜群です。
今回は「冷蔵・冷凍トラック」の仕組みや選び方などの豆知識、購入するときのポイントについてご紹介します。
目次
冷蔵・冷凍トラックの機能や仕組みとは?
冷蔵・冷凍トラックは端的に言うと「トラックに冷却装置を備えた荷台を架装したもの」です。
基本的な冷却構造としては冷蔵トラックと冷凍トラックには違いはなく、冷却度合いの違いにより冷蔵・冷凍トラックが分かれていると考えてよいでしょう。
平均して冷蔵トラックは0~+5℃前後、冷凍トラックは-18~30℃前後を保ちながら走行することができますので、主に運ぶ食材を基軸にどちらが良いか検討するとよいでしょう。
冷凍トラックは、冷却方法と特徴により3つの種類があります。
1.機械式
一般的なクーラーと同様、冷媒を利用して冷気を庫内に送り出します。
温度管理が1℃刻みで可能となり、外気や走行距離などの条件により庫内の温度を調節できるのがメリットです。
冷却機能の動力をキープするために冷凍庫用のエンジンを兼ね備えている車種もあり、より長距離運転に向いているといえます。
ただし、庫内に冷気が回りますので、食材によっては乾燥が気になるかもしれません。
2.蓄冷式
冷凍板が庫内にあり、その冷気で庫内の食材を冷やします。
夜間電力などを使用して走行前にあらかじめ冷凍させている冷凍板ですので、エンジンが影響を受けることはないのが特徴です。
停車中も冷却できて経済的、冷気が回らないため乾燥しにくい半面、冷却時間には限界があるので近距離移動を中心に導入されています。
3.窒素式
液体窒素を使用し冷却する方法です。
予冷時間が少なく、-40℃まで庫内の温度を下げることも可能で、より冷えた状態で運搬しなければならない場合に向いています。
ただし、液体窒素は消耗品ですので、定期的に補充する必要があります。
なお、冷却機能を持たせず保冷シートで内部をコーティングした「保冷トラック」もあります。
近距離移動が多い、キンキンに冷やす必要はないという場合は、視野に入れてもよいでしょう。
冷蔵・冷凍トラック販売車両
実際に冷蔵・冷凍トラックを選ぶ時のポイントは?
冷蔵トラック・冷凍トラックを選ぶときは、まず「主な運搬物が何なのか」はもちろん、導入予算やランニングコストも含めて総合的に判断する必要があります。
以下の点をチェックすれば、失敗なく選ぶことができるでしょう。
容量
一度に運べる容量は、やはり重要なポイントです。
容量を見誤り一日に何度も輸送する必要が出たり、標準積載量よりかなり少ない状態で日常的に輸送すると、無駄な燃料代や人件費がかかることにつながります。
移動距離と庫内温度のバランス
主な移動距離と運搬物を決めると、適切な庫内温度が決まります。
キンキンに冷やす必要がないのに、冷蔵/冷凍切り替えができる車両を高額で購入するのは損。
適切な庫内温度を保てる架装を選ぶのが重要です。
メインエンジンとサブエンジンのどちらで保冷するのか
機械式冷却トラックの場合、その動力をメインエンジンから取るのか、サブエンジンを搭載しているものを選ぶのかは一つのポイントになります。
サブエンジンを搭載しているものは安定して冷やせる半面、当然のことながら燃料代は上がります。
ただし、距離や車載量によっては、サブエンジン搭載車種の方が相対的に見てオトクな場合もあるので、想定される平均運搬量をあらかじめ決めておき、細かく試算してみるとよいでしょう。
冷蔵・冷凍トラックは中古が良い?中古トラック導入のメリットとは
冷蔵・冷凍トラックは他のトラックと比較すると高価なものも多く、新車の大型トラックでは1千万円以上するモノも珍しくありません。
冷蔵・冷凍トラックが必要だけれど、初期費用は抑えたいのであれば、中古トラックがオススメです。
すでに架装されているためカスタマイズ費用も必要ありませんし、きちんとメンテナンスされている車両も増えているので問題なく走行できます。
トラックの知識は多くないから実際に車両を見て比較したい、というケースにももちろんオススメです。
ただし中古ですので、足回りの整備状態と冷却機能がきちんと働くかどうかについては必ずチェックしましょう。
整備点検簿を見るだけでなく、試乗や冷却機能の試運転も出来る限り行ってから購入するのが安心ですね。
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冷蔵・冷凍トラックの特徴を知って快適な業務を!
冷蔵・冷凍トラックは、基本的には乗用車のクーラーと同じ原理で動く機械式冷却トラックが中心となっています。
導入費用もそうですが、維持費のかかり方や運搬物をどのくらいどう運びたいか・温度管理はどこまで重要なのかによってオススメの架装タイプが変わります。
導入費用を抑えたい・仕事で必要だけどどんな架装をしたらよいかわからない人には、中古トラックもオススメです。
私たちグットラックshimaも中古トラックを販売していますので、ぜひホームページで在庫を検索してみてください!