2025.08.26
中古トラックの走行距離と寿命の関係は?買い替えの目安も
こんにちは!グットラックshimaです!
中古トラックの購入を検討中の方は、「あとどのくらい走れるのかが気になる」という方もいるのではないでしょうか。
せっかく購入しても、すぐに寿命を迎えてしまったら困りますよね。
トラックの寿命の判断基準としては走行距離がありますが、一般的な普通車とは少し違いがあります。
今回は、 中古トラックの平均走行距離の目安はどのくらいかを解説し、トラックの寿命の延ばし方や中古トラックの買い替えポイントをご紹介します。
中古トラック一覧
目次
中古トラックの走行距離はどのくらいまで乗れる?
まずトラックに限らず一般的な車の相場として、10万km走行くらいから価値が下がる傾向にあります。
これにはエンジンパーツの劣化が関係しています。
車両の心臓部といえる部分の劣化のため、ほかのパーツと比較し修理等にも費用がかかるため、「それなら乗り換えてしまおう」と判断されやすくなります。
その結果、車両に価値がつきにくくなるのです。
では、トラックでは10万kmを越えたとたんに修理が必要になり、価値がなくなるのでしょうか?
実際のところ、そんなことはありません。
トラックの寿命は普通乗用車よりもかなり長くなっています。
実際に中古車サイトでも、稀ではありますが走行距離100万km以上のトラックも掲載されています。
しかし、トラックの大きさによっても寿命に違いがあります。
ここでは、トラックの寿命について大きさ別にご紹介しますので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
ただし、扱い方やメンテナンス状況にもよるので、目安として捉えてください。
小型トラック
小型トラックは車両総重量:5トン未満、最大積載量:3トン未満のトラックのこと。
小型トラックが寿命を迎えるのは、平均走行距離20万km程度。
ダンプは10万km、クレーン付きトラックは20万km程度が目安です。
小型トラックは乗用車と比べると排気量が多いため、長く走ることができます。
小型トラックは市街を走ることが多いのが特徴ですが、ブレーキやアクセルを多用するケースが多くなると、その分寿命は短くなってしまいます。
中型トラック
中型トラックは車両総重量:5トン以上11トン未満、最大積載量:3トン以上6.5トン未満のトラックのこと。
中型トラックが寿命を迎える平均走行距離は、約40万~50万km。
ダンプは10〜50万km、クレーン付きトラックは40〜50万kmが目安です。
中型トラックも市街を走ることが多いため、ブレーキの多用などでエンジンや駆動部に負担がかかってしまい、長く乗れなくなってしまうこともあります。
また、中型トラックの場合はメンテナンス状況によっても寿命がかなり違います。
中古トラックを購入する際には走行距離以外にも点検記録簿などをチェックし、しっかりとメンテナンスされているかを確認するのが重要です。
大型トラック
大型トラックは車両総重量:11トン以上、最大積載量:6.5トン以上のトラックのこと。
大型トラックが寿命を迎える平均走行距離は、約70万km。
ダンプは70万〜100万km、クレーン付きトラックは70万〜80万kmが目安です。
大型トラックは非常に大きな排気量があるため、寿命が長くなります。
トラックの種類・状態による寿命の違い
平ボディは荷台が風雨や雪などの天候にさらされることが多いことから、使用環境によって劣化が早まる可能性があります。
そのため、走行距離よりも状態を重視したほうが良いケースもあるでしょう。
ほかにも、ダンプや設備系に使うトラックは、荒地での使用や、衝撃の多さ・強さにより傷みやすい傾向にあります。
そのようなケースも走行距離より状態で判断すると良いといえます。
冷凍・冷蔵車の走行距離は10万kmが買い替えの目安ですが、冷却性能の維持状態や設備の劣化度合いによって寿命は大きく異なります。
そのため、距離だけでなく、冷却装置の稼働状況やメンテナンス履歴も確認しながら判断することが重要です。
アルミバン・ウィングは、先ほどお伝えした走行距離が主な目安といえますが、箱形状の密閉型ボディのため、走行距離が長くても状態が良いケースもあります。
なお、トラックの買い替えのサイクルについては「トラックの買い替えのサイクルは?乗れなくなってしまう前に!」を参考にしてみてくださいね。
中古トラックはどうすれば寿命を延ばすことができる?
普通車と比較すると寿命が長めなトラックといえども、車両の扱い方で寿命に大きな差が出てきます。
トラックの寿命を1日でも延ばすなら、車両に無理がかからないように意識することが大切ですよ。
次の5つのポイントを意識してくださいね。
1)過積載を防ぐ
車両の重量が重くなればなるほど、トラックには負荷がかかります。
積載量は少なめなほうが車両に無理がかからず安定した走行ができるので、過積載を避け、余裕を持った重量で走行しましょう。
車両の大きさにもよりますが、積載可能量の7~8割に抑えておくのがポイントです。
2)急発進や急ブレーキを避ける
トラックの大きな車両を動かすとき、安定走行しているときよりも始動・停止時に負荷がかかります。
急発進や急ブレーキなど高負荷な動きを避けるのは簡単そうに感じますが、癖がついている方はついつい繰り返しがちですので、気を付けましょう。
冬期間の暖機運転も環境に配慮しつつ行うことで、車両への負荷はだいぶ軽減します。
3)パーツの定期点検・交換を忘れない
冷却水、エンジンオイル、タイヤ、ブレーキの点検・交換は忘れずに行うようにしましょう。
冷却水やエンジンオイルの不足・劣化は、エンジンの損傷につながるおそれがあります。
メーカー推奨の交換時期を守るようにしてください。
5,000kmまたは1万km走行で点検するなど、自分でもチェックする機会を設けましょう。
タイヤは摩耗が進まないように溝の深さをチェックしておくのが大切。
摩耗しているのに交換しないままでいると、車両の寿命を縮めてしまう以外にも事故が起きてしまう可能性も考えられます。
ブレーキはブレーキパッドの残量やブレーキオイルの漏れなどを確認しておき、異常があれば業者に点検をしてもらいましょう。
日ごろのメンテナンスがトラックの寿命を延ばすカギとなります。
4)クラッチを適切に使用する
近年トラックでもAT車が増えてきていますが、まだまだマニュアル車が多いです。
半クラッチの多用や、しっかりクラッチを使用し切り替えを行わないと、クラッチの故障につながりやすくなります。
5)安定したエンジンの回転数を意識する
AT車であればエンジン数の回転数を意識せずとも適切な回転数になりますが、マニュアル車は自分で回転数を意識して走行する必要があります。
とはいえ、車両のサイズにより適切な回転数に差異はあります。
「◯回でなければダメ」ということよりも、急に回転数の上下を繰り返すような運転を避けることがポイントといえます。
買い替える走行距離の目安は?中古トラックの買い替えポイント
中古トラックを高値で売りたいなら、以下の平均走行距離を目安にしてみてください。
- 小型トラック:10万km未満
- 中型トラック:30万km程度
- 大型トラック:40万~50万km程度
100万kmを超える平均走行距離の車両も取引はされていますが、買い替えを視野に入れているなら早めに売却するのがポイントです。
なお、使用年数や走行距離が長い場合、故障や事故を起こしやすくなる可能性もあるため、買い替えを検討すると良いでしょう。
また、車両を初回登録してから10年前後、もしくは走行距離が平均寿命ラインに達した時点で次のような症状が出始めたら、修理に大きなお金がかかるので、買い替えを検討する時期かもしれません。
- エンジンをかけたときや走行時に異臭・異音がするようになった
- 排気ガスの色やにおいが今までと違う
- 加速やブレーキングが悪くなってきた
異音は車両の運転中にドライバー自身が気付けますが、排気ガスは走行中やアイドリング中でないと気づけない可能性も。
仲間でチェックし合うことも重要です。
トラックを廃車・下取りに出すという方法も
なお、車両の買い替えには、売却後に新しいトラックを購入するという方法以外にも、廃車や下取りなどの方法もあります。
場合によっては乗り潰す気持ちで長年愛車を大切にしたほうが得にもなります。
あくまで買い替えを重視するなら、車両の状態や修理費とのバランスを見極めながら「車両にまだ価値がある・平均寿命の時期や距離より少し早めに検討する」「本当に使えなくなる前に買い替えを考える」というのが損の少ないタイミングです。
買い替えの際にどんな車両へ乗り換えるかは車両に価値があって買取価格が付くのか、どんな業務に使うために導入するのかなど条件によっておすすめの車両が変わります。
「中古トラックの選び方、これを押さえれば良い車に出会える!」では買い替え時の車両の選び方についてもご紹介していますので、参考にしてくださいね。
また、中古トラックの購入の流れについては「中古トラック購入の流れとは?必要書類や注意点もご紹介!」をご覧ください。
中古トラック一覧
中古トラックは走行距離が寿命を決める大きなポイントに!
トラックの寿命は普通自動車よりも長いのが特徴。
平均走行距離の目安は、小型トラックは20万km、中型トラックは約40万~50万km、大型トラックは約70万kmが目安です。
そのほか、エンジンをかけたときに異音がする、排気ガスの色が違うなどの症状が出始めたら買い替えを検討する時期に来ています。
中古トラックの寿命を延ばすには、過積載を防ぐ、急発進や急ブレーキを避ける、パーツの点検・交換を忘れない、クラッチを適切に使用する、安定したエンジンの回転数を意識することが重要です。
また、買い替える際に中古トラックを高値で売りたいなら、小型トラックは10万km未満、中型トラックは30万km程度、大型トラックは40万~50万km程度が目安です。
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