2023.01.10

バルク車とは?特徴や活用方法を詳しくチェック!

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こんにちは!グットラックshimaです!

 

トラックはそれぞれの形状に合わせて、運搬しやすい荷物が決まっています。

中でもバルク車は、粉粒体を運ぶことに特化したタイプのトラックです。

 

今回はバルク車の概要や用途、代表的なメーカーや種類を詳しくご紹介。

後半では、バルク車の構造や必要な免許などについても詳しく解説するので、ぜひ参考にしてください。

 

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バルク車とは?用途もチェック!

バルク車とは、粉粒体を運搬する目的で使用される車両で、正式名称は粉粒体運搬車です。

粉粒体とは、土砂やセメント、小麦粉などの粒の集合体のことです。

 

バルク車は固体・液体・気体を運搬するタンクローリーと外見は似ていますが、粉粒体を詰め込む口や排出口があるので、構造は異なります。

バルク車の構造については、後ほど解説します。

 

バルク車の特徴と活用シーン

バルク車最大の特徴は、粉粒体を荷崩れせずに運べるということです。

 

粉粒体を運ぶには袋状の入れ物に入れる必要がありますが、バルク車は粉粒体をそのまま積載できます。

 

バルク車で運べる粉粒体はさまざまですが、主に各産業の原材料や家畜の飼料を運ぶことが多いです。

 

バルク車の呼び名

バルク車は、構造や積載物の違いからいくつかの呼び名があるので、それぞれご紹介します。

 

バルクローリー

バルクローリーとは、LPガスを家庭や飲食店、工場などに配送・充填するタンクローリーの一種です。

 

ガスボンベを交換するのではなく、バルクローリーから直接バルク貯槽へとLPガスを充填します。

 

ホッパー車

ホッパー車は、粉粒体のようにしっかりとした形が定まっていない物質の運搬に特化した車両です。

 

エア車

多くのバルク車は、空気を使って粉粒体を押し出して排出する仕組みです。

このタイプのバルク車を、エア車と呼びます。

 

エア車の種類については、後ほど詳しく解説します。

 

バラ車

バラ車は、粉状のセメント(バラセメント)を運ぶことに特化したバルク車です。

 

 

バルク車の代表的メーカーと種類もご紹介

続いて、バルク車の代表的なメーカーとバルク車の種類をご紹介します。

 

バルク車の代表的メーカー

バルク車はトラックメーカーではなく、特殊なトラックの荷台を作る架装メーカーによって生産されることが多いです。

 

バルク車の代表的なメーカーをいくつかご紹介します。

 

主に、極東開発工業や新明和工業、カヤバ(KYB)がバルク車の生産を行っています。

それぞれの生産したバルク車は、ジェットパック、バルクZ、ニューマジェスタと呼ばれ、市場に出回りさまざまな場所で活躍。

 

昭和飛行機工業株式会社のバルク車のラインナップも豊富です。

 

バルク車の種類

一言でバルク車といっても、さまざまな種類があるので、それぞれ詳しくご紹介します。

 

セミトレーラー

セミトレーラーは、バルク車の中でも一般的によく見かけるタイプです。

けん引することで、大量の粉粒体を長距離運ぶことが可能になります。

 

後述しますが、750kg以上をけん引する際はけん引免許が必要です。

セミトレーラーを使った輸送では、それ以上の重量のある荷物を運ぶと考えられるので、実質的に必須と言えます。

 

飼料運搬車

飼料運搬車はバルクトラックとも言われ、家畜産業で必要となるエサの運搬を行います。

 

タンクの内部がいくつかの空間に区切られているので、1台で何種類もの飼料を混ぜずに積むことが可能です。

 

飼料を排出する際は、スクリューを使って吸い上げます。

 

ダンプ併用式

ダンプ併用式は、荷台がダンプの機能も持ったバルク車です。

通常のバルク車と異なり、荷台を傾けることができるので、粉粒体を残さず排出できる、掃除が簡単になるといったメリットがあります。

 

そのため、効率的に素早く作業を行うことができ、往復で何度も運搬する状況で使うのに適しています。

 

エアスライド式

先ほどご紹介した「エア車」は、エアスライド式を採用しています。

粉瘤物はタンク内に残りやすいため、空気を使い一気に排出する必要があります。

 

そのための機構の1つがエアスライド式です。

 

エアスライド式の内部はV字型になっており、粉粒体を集めやすい構造になっています。

タンク内部には、エアスライドキャンバスと呼ばれる布が貼られ、そこから空気を出すことで粉粒体を流動化。

粉粒体が下部まで集まったら、圧力をかけて一気に排出します。

 

エアスライド式での運搬に適しているのは、粒子の細かい粉です。

 

エアレーションブロー式

もう1つの機構が、エアレーションブロー式です。

傾斜のついたいくつかのタンクを組み合わせたような構造をしており、ホッパー型タンクとも呼ばれます。

 

空気を使うことはエアスライド式と共通していますが、排出の方法が少し異なります。

 

エアレーションブロー式では、タンクの傾斜で下部に集まった粉粒体を空気の圧力で一気に排出する方法です。

 

 

バルク車の構造もチェック!

バルク車の排出の構造については、先ほどのエアスライド式とエアレーションブロー式でお話したので、ここではバルク車への荷物の積載方法について見ていきましょう。

 

排出の機構には空気を使う2種類の方法がありますが、荷物を積む方法は共通しています。

タンクの上部についた直径約50cmの蓋を開け、そこから荷物を積むという方法です。

 

また最近は、食品衛生法のガイドラインに則り、清潔に保つための構造を持ったバルク車など、衛生面への配慮が施された車両も出てきています。

 

錆びにくいアルミなどの素材を使ったり、なめらかな平面で内部を覆ったりと、対策が施されたバルク車も出てきています。

 

 

バルク車はどんな免許が必要?

バルク車を運転するにはどのような免許が必要となるのでしょうか。

 

実は特別難しい資格は必要なく、運転免許があれば問題ないです。

ただし、大型トラックを運転する場合も考えられるので、大型免許を取得しておくと良いでしょう。

 

セミトレーラーを運転する場合は、けん引の免許も必要です。

 

また、運搬する内容物によって必要な資格もあります。

 

例えばLPガスを運搬する場合を考えてみましょう。

質量3,000kg以上のLPガスを運搬・配送するなら、高圧ガス移動監視者の資格が必要です。

さらに、LPガスの充填作業を行う場合は、充填作業者の資格も取得する必要があります。

 

このように積載物によって必要な資格があるので、事前に調べておくと良いでしょう。

 

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バルク車とは粉粒体を運ぶことに適した車両

バルク車は、小麦粉や砂糖、飼料、セメントなどの粉粒体を運ぶことに適した車両です。

 

運搬する内容物や構造によりさまざまな呼び名がありますが、荷物の積み込み方法は共通しており、排出方法はエアスライド式とエアレーションブロー式の2種類です。

 

バルク車はトラックメーカーよりも、架装メーカーが作ることが多く、代表的なメーカーはいくつかあります。

 

バルク車の運転する際、大型免許やけん引免許、そして積載物に応じた免許が必要になることがあるので、事前に確認しておきましょう。

 

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