2023.01.23

ダンプナンバー(ゼッケン)とは?対象車両や届出方法まで詳しく解説!

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こんにちは!グットラックshimaです!

 

土砂やコンクリートなどを運搬するダンプカーには、ナンバープレートの他に「ダンプナンバー」と呼ばれるナンバーが記載されていることをご存知でしょうか?

 

数字や文字、丸で囲まれた漢字で構成されたダンプナンバーは、見えやすい位置に設置されているため「なんの意味があるのだろう?」と気になっている人も多いはずです。

 

今回はダンプナンバーについて、読み方を解説するとともに、ダンプナンバーを表示しなければいけない車両や、ダンプナンバーの申請方法についてご紹介します。

ダンプナンバー(ゼッケン)が何か気になっている人は、ぜひ参考にしてくださいね!

 

中古ダンプ一覧

 

ダンプナンバー(ゼッケン)とは?

ダンプナンバーは、正式には「ダンプ表示番号」と呼ばれ、特定の大型自動車に付けられる文字と数字の組み合わせです。

「地名・丸で囲まれた漢字1文字・5桁以内の数字」の順番で表示されています。

 

ダンプナンバーは、国土交通省の「土砂等を運搬する大型自動車による交通事故の防止等に関する特別措置法」(通称:ダンプ規制法)により、指定の大型車両への設置が義務付けられています。

 

土砂等を運搬するダンプカーは一般の乗用車よりも大きく、事故が起こった場合に大がかりな事故につながりやすい車です。

 

そのため、車両の特定をしやすくすることや、業者とドライバーへ安全意識を高めてもらうことを目的として義務付けられています。

ダンプ規制法が定められた当時に多発していた、ダンプカーによる事故の防止が目的とされています。

 

また、ダンプナンバーはトラック業界では「ゼッケン」とも呼ばれていますよ。

ダンプナンバーの見方も解説!

ダンプナンバーは最初に地名が付きますが、この地名部分はダンプカーが登録されている運輸支局や自動車検査登録事務所の地名です。

 

自動車のナンバープレートとは違い、地名部分は2文字と定められています。

 

たとえば、春日部自動車検査登録事務所で登録されている場合は「春日」、なにわ自動車検査登録事務所の場合は「なに」と表示されます。

 

地名の次に表示されている丸で囲まれた漢字1文字は、ダンプカーを使用する目的、事業の種類を意味します。

 

漢字は7種類あり、漢字それぞれの業種は下記の通りです。

 

最後に表示される数字は、申請の際に発行される5桁以内のアラビア数字です。

 

つまり、ダンプナンバーに「品川 営 12345」と記載されていれば、品川運輸支局に登録した運送事業のダンプカーだということがわかります。

 

表示方法にも決まりがあり、文字の高さは200mm、文字と数字の幅は150mmで、丸で囲まれた漢字の記号の幅は200mmと、文字の大きさについての指定があります。

 

文字の太さに関しても決まりがあり、文字と漢字の太さは15mm、数字は30mmです。

 

色に関しては細かな規定はありませんが、白地に黒の文字など、はっきり文字が識別できるようにする必要があります。

 

ダンプナンバーを表示しなければ罰則がある?

ダンプナンバーを表示しない、もしくは虚偽のダンプナンバーを表示した場合は罰則が課せられます。

 

これは、国土交通省のダンプ規制法の第二十条に書かれています。

ダンプナンバーの表示を義務付けられている車両がダンプナンバーを表示しなかったり、嘘のダンプナンバーを表示しない場合は3万円以下の罰金です。

 

ダンプナンバーの表示を義務付けられている車両については次の章で解説するので、対象の車両がある場合は申請し、ダンプナンバーを必ず取得しましょう。

 

白ナンバーと緑ナンバーについてもチェック

ダンプカーのナンバープレートには白いプレートに緑の文字が書かれている「白ナンバー」と、緑のプレートに白文字の「緑ナンバー」があり、こちらが気になっている方もいるのではないでしょうか。

 

白ナンバーは自家用車、緑ナンバーは事業用車に付けられます。

 

「一般的にダンプカーのような大型車両は、全て事業用車なのではないか?」と疑問に思う人がいるかもしれません。

しかし、自社の荷物を自社の車で運ぶ場合は自家用車とみなされます。

 

「白ナンバー」は、自社で所有する土砂などを自社で使用するために運搬するダンプカー。

「緑ナンバー」は、他社の土砂などを有償で運搬するダンプカーということになります。

 

 

ダンプナンバー(ゼッケン)を表示しなければいけない車両は?

ダンプナンバー取得の必要がある車両についてもご紹介します。

 

そもそも「ダンプカー」とはどのような車両を指すのでしょうか。

ダンプカーの正式名称は「ダンプトラック」であり、ダンプは「どさっと落とす」という意味の英語です。

 

つまり、ダンプカーとは積載物を一気にどさっと落とせる仕組みを搭載した、トラックを指します。

重ダンプについては「重ダンプとは?特徴や活用方法を詳しくチェック!」もあわせてご覧ください!

 

ダンプナンバーが必要な車両は、ダンプ規制法で「土砂を運搬する大型車両」とされている車両です。

大型車両の定義は「最大積載量が5,000kgまたは車両総重量が8,000kgを超えるもの」とされています。

 

また、運搬する土砂の種類は下記の通りです。

  • 砂利(砂及び玉石を含む)
  • 砕石その他政令で定める物
  • 砂利又は砕石をアスファルト又はセメントにより安定処理した物及びアスファルト・コンクリート
  • 鉱さい
  • 廃鉱及び石炭がら
  • コンクリート
  • れんが
  • モルタル
  • しっくいその他これらに類する物のくず
  • 砂利状又は砕石状の石灰石及びけい砂

 

これら11種類に該当する物を運搬する、最大積載量が5,000kgまたは車両総重量が8,000kgを超える車両にはダンプナンバーを付ける必要があります。

 

しかし、公道を走らない車両に関してはこの限りではありません。

あくまでも、公道を走る場合にはダンプナンバーが必要です。

 

 

ダンプナンバー(ゼッケン)を表示するための届出方法は?

それでは、ダンプナンバーはどのように申請すれば良いのでしょうか。

申請には、最寄りの陸運局へ必要書類の提出が必須です。

 

必要書類は下記の通りです。

  • 土砂等大型自動車使用届出書(甲)(押印省略可)
  • 土砂等大型自動車使用届出書(乙)(押印省略可)
  • 自動車検査証
  • 自重計技術基準適合証
  • 経営する事業の挙証書類

 

※他の事業者からダンプカーを譲り受けていて、すでにその車両にダンプナンバーが記載されている場合は「土砂等大型自動車使用廃止届出書(押印省略可)」も必要となります。

 

土砂等大型自動車使用届出書は、各運輸支局で入手できるほか、ホームページからダウンロードできる場合もあります。

 

「経営する事業の挙証書類」は、業種によって変わるため、注意してください。

それぞれの必要書類は下記の通りです。

書類に不備がなければ、ダンプナンバーが付与されます。

規定に沿った文字の大きさや太さを守り、ダンプカーに記載しましょう。

 

中古ダンプ一覧

 

 

対象のダンプカーは正しくダンプナンバー(ゼッケン)の申請を

ダンプナンバー(ゼッケン)は、特定の大型自動車に付けられる文字と数字の組み合わせです。

 

国土交通省の「土砂等を運搬する大型自動車による交通事故の防止等に関する特別措置法」により、指定の大型車両への設置が義務付けられています。

 

設置義務のあるダンプカーにもかかわらず、申請をしていない場合は3万円以下の罰金が課せられます。

 

所有するダンプカーがダンプナンバーの設置対象であった場合は、必要書類を揃え、陸運局へ提出してください。

 

他社の土砂などを有償で運搬するなら緑ナンバーの申請も必要です。

 

安心安全にダンプカーを利用するためにも、正しくダンプナンバーを設置しましょう。

 

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