2022.10.22

重機(建機)の耐用年数は?実際の寿命や減価償却での考え方も紹介

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こんにちは!グットラックshimaです!

 

建築現場では欠かせない重機(建機)。

重機には耐用年数というものがあり、減価償却の会計処理において非常に重要なものです。

 

そこで今回は、重機の耐用年数についてのお話です。

 

耐用年数とはなにかという用語の基本的な説明から、重機別の耐用年数、中古の場合の耐用年数の計算方法についてご紹介します。

 

減価償却費での耐用年数の活用法についても解説しますので、ぜひチェックしてくださいね。

 

 

重機(建機)の耐用年数はどのくらい?実際の寿命は?

耐用年数とは、建物や機械設備といった固定資産の減価償却費を計算する基準となる年数のこと。

 

実際の寿命とは異なり、固定資産が使用に耐える期間を法的に定めたものです。

 

耐用年数は資産の種類によって法律で細かく決められており、重機(建機)も種類によって耐用年数が異なります。

 

<油圧ショベル・ホイールローダー・ブルドーザー>

林業用・鉱業用・採石業用・建設業用・港湾運送業用:5年

 

<油圧ショベル>

廃棄物処理用:8年

 

重機(建機)の実際の寿命は?

耐用年数は実際の資産の寿命(実際に使用可能な年数)とは異なります。

林業用油圧ショベルの耐用年数は5年ですが、5年経ったら壊れて使用ができなくなる…というわけではないのです。

 

実際の寿命は使用頻度や日々の使い方によっても異なりますが、ブルドーザーの場合は使用時間が3,000時間〜4,000時間が目安とされています。

 

ただし、定期的なメンテナンスや部品交換などで寿命は延ばすことができますので、一概に言い切ることはできません。

 

中古建機一覧

 

重機(建機)が中古の場合の耐用年数は?

先ほどご紹介した重機(建機)の耐用年数は、あくまで新車の際の耐用年数です。

中古で重機を購入した場合は、耐用年数の算出方法が異なりますので注意しましょう。

 

中古の重機の耐用年数は「簡便法」という方法で計算します。

計算式は次の通りです。

 

【耐用年数】−【経過年数】+【経過年数の20%】=中古資産の耐用年数

 

これによって算出された年数が中古資産の耐用年数となります。

ただし、耐用年数が2年(24カ月)を下回る場合は、2年の耐用年数が適用されるということも、あわせて覚えておきましょう。

 

 

減価償却費での耐用年数の活用法もチェック

業務で使用する10万円以上の機械設備や備品などは、購入した年にすべてを経費として計上するのではなく、耐用年数の間に、毎年費用を分割して計上します。

 

これを「減価償却」と呼びます。

耐用年数が長ければ長いほど、減価償却できる期間も長くなるということです。

 

減価償却できる費用の計算方法には、「定額法」と「定率法」の2種類があります。

 

「定額法」は毎年一定額を減価償却していく方法で、計算式は次の通りです。

取得価額×規定の償却率=減価償却費

 

一方、「定率法」は毎年一定の割合で算出した額を減価償却していく方法です。

未償却残高×規定の償却率=減価償却費

 

資産によっては計算方法が決められているものもありますが、重機(建機)は「定額法」と「定率法」のどちらを選んでもかまいません。

 

ただし、重機(建機)の減価償却で定率法を選びたい場合は、税務署に「減価償却資産の償却方法の届出書」などを提出する必要があるのでご注意ください。

 

 

重機(建機)の耐用年数を知って適切な会計処理を行おう

耐用年数とは、固定資産が使用に耐える期間を法的に定めたもののことで、減価償却費を計算する際にも使用します。

 

耐用年数は資産の種類によって法律で細かく決められており、重機(建機)も種類によって耐用年数は次の通りです。

 

<油圧ショベル・ホイールローダー・ブルドーザー>

林業用・鉱業用・採石業用・建設業用・港湾運送業用:5年

 

<油圧ショベル>

廃棄物処理用:8年

 

ただし、中古の重機(建機)の耐用年数は「簡便法」で算出された年数が該当し、2年(24カ月)を下回る場合は、2年の耐用年数が適用されます。

 

グットラックshimaでは、さまざまな重機(建機)を販売しています。

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