2022.11.13
クローラークレーンとは?用途・他のクレーンとの違い・免許を解説
こんにちは!グットラックshimaです!
クレーンは建築工事現場などに欠かせない車両の1つ。
さまざまな種類があるため、用途やシーンに合わせて使い分けることが大切です。
その中でも、クローラークレーンは、タイヤではなくクローラー(キャタピラ)を備えているのが特徴の移動式クレーンです。
今回は、クローラークレーンについてのお話です。
特徴をはじめ、用途や種類、他のクレーンとの違い、必要な免許などを詳しく解説します。
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目次
クローラークレーンとは?特徴や用途をチェック
クローラークレーンとは、クローラー(キャタピラ、無限軌道履帯)がついた台車の上部に、クレーン装置を備えた移動式クレーンのこと。
土木・建設工事で多く活躍しています。
自走できますが、走行速度は時速1〜3kmと非常に遅く、公道を走行することはできません。
そのため、現場へ移動する際などは、トラックなどにのせて運びます。
地面の設置面積が広いクローラーは、その接地圧の小ささから安定性に優れているため、地盤が柔らかい作業現場で活躍します。
さらに、クローラークレーンのクレーンジブ(ブーム)は三角形を組み合わせたトラス式を採用することで、より一層車体の安定感を確保。
ジブの安定感も高いため、重量のあるものを高所に吊り上げるのが得意です。
クローラークレーンのサイズは、吊り上げ荷重が1t〜5t未満の小型と、吊り上げ荷重が5t以上の大型に加え、近年需要が高まっている超大型もラインナップ。
超大型は吊り上げ荷重が1,000tを超えるものもあり、高塔や超高煙突の建設など、大規模な建設現場でも活躍しています。
クローラークレーンの種類もチェック
クローラークレーンのクレーンジブにはバリエーションがあり、ジブの種類によってクローラークレーンの名称が異なります。
もっともシンプルな構造が「標準タイプ」と呼ばれる車体で、1本のジブが斜めに向かって一直線に伸びているタイプです。
また、荷物を吊り上げる通常のジブからさらに補助ジブが伸びているのが「補助ジブ付きタイプ」。
補助ジブがつくことで、揚程を増すことができます。
そのほか、まるでタワーのように垂直に立つクレーンジブからさらにもう1つのジブが伸びている「タワークレーンタイプ」や、タワークレーンに傾斜をつけたような形状の「ラッフィングクレーン」などがあります。
クローラークレーンと他のクレーンとの違いは?
クローラークレーンと同じように、土木や建築の現場で活躍しているクレーンに、「ホイールクレーン」という移動式クレーンがあります。
クローラークレーンはクローラがついた台車の上に、クレーン装置を備えています。
一方、ホイールクレーンはゴムタイヤがついた台車の上に、クレーン装置を備えている車両で、1つの運転室で走行とクレーン操作の両方を行います。
そのため、足回りの幅が大きいクローラクレーンに対し、ホイールクレーンはコンパクトな寸法になっており、クローラークレーンよりも機動性や狭所作業性に優れていますよ。
なお、クローラークレーンは公道で走行できませんが、ホイールクレーンの中には高速走行が可能なタイプがあり、そちらは公道を走行することが可能です。
クローラークレーンの運転に必要な免許は?
通常、移動式クレーンを運転・操作するには、「ベース車両区分の運転資格を満たす免許」と「クレーンを操作するための資格・免許」という2種類の免許が必要です。
しかし、クローラークレーンは公道を走行できないため「ベース車両区分の運転資格を満たす免許」は不要で、「クレーンを操作するための資格・免許」があれば操作ができますよ。
資格・免許の種類は吊り上げ荷重によって異なります。
- 吊り上げ荷重0.5t〜1t未満:移動式クレーンの運転の業務に係る特別教育
- 吊り上げ荷重1t〜5t未満:小型移動式クレーン運転技能講習
- 吊り上げ荷重5t以上:移動式クレーン運転士免許
なお、一般的にクローラークレーンの吊り上げ荷重は5t以上の場合がほとんどですので、移動式クレーン運転士免許を取得しておくことをおすすめします。
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クローラークレーンとはクローラがついた建機のこと
クローラークレーンとは、クローラーがついた台車の上部に、クレーン装置を備えた移動式クレーン。
土木・建設現場で活躍しています。
走行速度は時速1〜3kmと非常に遅く、公道を走行することはできません。
クローラーは地面の設置面積が広く接地圧が小さいため、安定性が抜群!
地盤が柔らかい作業現場で活躍しています。
同じく土木現場などで活躍している移動式クレーンに「ホイールクレーン」があり、こちらはゴムタイヤがついた台車の上に、クレーン装置を備えている車両です。
足回りの幅が大きいクローラクレーンに対し、ホイールクレーンはコンパクトな寸法になっており、機動性や狭所作業性に優れていますよ。
運転するのに必要な免許等は、吊り上げ荷重によって異なります。
ただ、一般的にクローラークレーンは吊り上げ荷重5t未満のものを操作することはまれですので、移動式クレーン運転免許の取得が必要になるでしょう。
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