2022.11.11

ホイールクレーンとは?特徴・用途・他のクレーンとの違い

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こんにちは!グットラックshimaです!

 

建築工事現場など、さまざまな場所で活躍するクレーン。

クレーンは種類豊富なため、それぞれの名称や特徴が分からないという方も多いのではないでしょうか。

 

今回は、クレーンの中でも一般的なホイールクレーンについてのお話です。

特徴をはじめ、用途や他のクレーンとの違い、必要な免許などを詳しく解説します。

 

 

ホイールクレーンとはどんなクレーン?

ホイールクレーンとは、移動式クレーンと呼ばれるクレーンの一種です。

 

厚生労働省では「クレーン等安全規則」で、移動式クレーンの定義として、下記の2点を挙げています。

  1. 動力を用いて荷をつり上げ、これを水平に運搬することを目的とする機械装置
  2. 原動機を内蔵し、かつ、不特定の場所に移動させることができるもの

 

移動式クレーンは、エンジンなどの原動機を内蔵することで、さまざまな場所に移動できるのが特徴。

 

さらに、動力を使って重量のある貨物などを吊り上げて積み込むことができるため、建設工事現場などで活躍しています。

 

ホイールクレーンの特徴

移動式クレーンの一種であるホイールクレーンの特徴は、1つの運転室でクレーンの操作も車両の運転も可能だということ。

 

最小回転半径が非常に小さいため、狭い現場などでも活躍するクレーンです。

 

なお、車輪は四輪式と三輪式があり、前輪駆動と後輪操向による走行が可能。

 

さらに、作業時に安定性を保つアウトリガーが装備されているのが一般的ですが、中にはアウトリガーを装備せず、タイヤ外側の鉄輪を接地することで安定性を確保する車両もありますよ。

 

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ホイールクレーンと他の移動式クレーンはどう違う?

ホイールクレーンの他に、移動式クレーンは次のような種類があり、特徴が異なります。

ホイールクレーンとの違いについても見ていきましょう。

 

ラフタークレーン

ラフタークレーンはホイールクレーンの一種。

正式名称はラフテレーンクレーンで、加藤製作所のクレーンの商品名です。

 

ホイールクレーンとの区別はほとんどなく、大型タイヤを装備した2軸4輪駆動式なので、不整地などの作業を得意としています。

 

トラッククレーン

道路を走行するための運転室と、クレーン装置を設けたクレーンを操作するための運転室がそれぞれ設けられています。

 

旋回サークルやアウトリガーを装備しているのも特徴です。

ホイールクレーンのクレーン装置は台車の上に架装されているため、その点が異なります。

 

積載型クレーン

トラックの荷台と運転室の間に、小型のクレーン装置を架装した移動式クレーン。

リモコンやラジコンで操作できるタイプもあり、積載型クレーンのことを「クレーン車」と呼ぶ人も多いです。

 

荷台を備えているという点が、ホイールクレーンとの大きな違いです。

 

カニクレーン

アウトリガーを4本備えた姿が、カニのようであることから名付けられた移動式クレーンです。

カニクレーンは建機メーカーである前田製作所の商品名ですが、他車メーカーの同型車もカニクレーンと呼ばれています。

カニクレーンはホイールクレーンのような運転席はなく、操作パネルやリモコンで操作します。

 

鉄道クレーン

鉄道の救援や保守工事などに使用する、鉄道のレールの上を走行する移動式クレーンです。

別名をロコモチブクレーンと言います。

 

鉄道レールがあるところしか走行ができないため、自由自在に移動可能なホイールクレーンとは活用するフィールドが全く異なるクレーンです。

 

クローラークレーン

キャタピラがついた台車の上部に、クレーン装置を備えた移動式クレーンです。

ホイールクレーンはタイヤなのに対し、クローラークレーンは悪路の走行に便利なキャタピラを装備しています。

 

キャタピラはタイヤに比べると安定性は抜群ですが、公道を走ることができない点が大きな違いです。

 

浮きクレーン

船にクレーン装置がついた移動式クレーンで、河川や海上など水上移動します。

自航式と非自航式の2タイプがあります。

 

港湾や河川、海上など水上移動で活躍し、重量のある荷物の運搬や造船作業、海難救助にも使用されるクレーンです。

 

 

ホイールクレーンに必要な資格・免許とは

ホイールクレーンをはじめとした移動式クレーンには、大きく分けて次の2種類の免許が必要です。

  1.  ベース車両区分の運転資格を満たす免許(普通自動車免許・大型自動車免許・大型特殊免許)
  2. クレーンを操作するための資格・免許

 

ホイールクレーンなどクレーンを操作する際は「2. クレーンを操作するための資格・免許」が必須です。

 

資格・免許の種類は吊り上げ荷重によって異なり、吊り上げ荷重0.5t〜1t未満は「移動式クレーンの運転の業務に係る特別教育」、吊り上げ荷重1t〜5t未満は「小型移動式クレーン運転技能講習」、吊り上げ荷重5t以上は「移動式クレーン運転士免許」が必要となります。

 

 

ホイールクレーンとは移動式クレーンの一種

ホイールクレーンとは、移動式クレーンと呼ばれるクレーンの一種。

移動式クレーンは、エンジンなどの原動機を内蔵することで、さまざまな場所に移動することができるクレーンです。

 

移動式クレーンの一種であるホイールクレーンの特徴は、1つの運転室でクレーンの操作も車両の運転も可能だということ。

 

最小回転半径が非常に小さく、狭い現場などでも活躍します。

 

ホイールクレーンなど移動式クレーンを業務で使用する際は、ベース車両区分の運転資格を満たす免許と、クレーンを操作するための資格・免許の2つが必要ですので注意してくださいね。

 

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