2022.11.08
ラフタークレーンとは?用途・他のクレーンとの違い・免許を解説
こんにちは!グットラックshimaです!
建築工事現場などに欠かせないクレーンには、さまざまな種類があります。
その中でも、さまざまな現場で活躍しているのが、1つの運転室でクレーンの操作も車両の運転も可能なラフタークレーンです。
今回は、ラフタークレーンについてのお話です。
特徴をはじめ、用途や他のクレーンとの違い、必要な免許などを詳しく解説します。
目次
ラフタークレーンとは?特徴や用途をチェック
「ラフタークレーン」とは、エンジンなどの原動機を内蔵することで、さまざまな場所に移動することができる、移動式クレーンの一種。
「ラフテレーンクレーン」とも呼ばれることがあります。
移動式クレーンの一種であるラフタークレーンの特徴は、1つの運転室でクレーンの操作も車両の運転も可能という点です。
大型タイヤを装備した2軸4輪駆動式で、ぬかるんだ場所などでもスムーズに作業できます。
ただし、ラフタークレーンの吊り上げ荷重はほとんどの場合100t未満で、時速は50kmと非常に遅いです。
なお、ラフタークレーンという名称は、建機メーカーの加藤製作所で製造しているクレーンの商品名のこと。
同じく移動式クレーンであるホイールクレーンの一種で、他社のホイールクレーンのことをラフタークレーンと呼ぶこともあります。
中古建機一覧
ラフタークレーンと他のクレーンとの違いを解説
ラフタークレーンと同じ移動式クレーンに、「トラッククレーン」と「オールテレーンクレーン」という車両があります。
トラッククレーンとの違い
ラフタークレーンの運転室が1つなのに対し、トラッククレーンは道路を走行するための運転室と、クレーン装置を設けたクレーンを操作するための運転室が、別々に装備されています。
また、トラッククレーンは大型自動車に区分されるのに対し、ラフタークレーンはクレーン装置側に運転席があるためクレーンとみなされることから、大型特殊自動車に区分されます。
なお、ラフタークレーンとは速度も異なります。
ラフタークレーンは最高時速50km程度ですが、トラッククレーンの最高時速90kmで、高速走行が可能ですよ。
オールテレーンクレーンとの違い
オールテレーンクレーンは、トラッククレーンの高速走行機能と、ラクタークレーンの不整地走行機能をあわせ持ったクレーンです。
トラッククレーンと同じく、運転室は2つあります。
オールテレーンクレーンの最高速度は時速60〜70kmのため、最高時速50kmのラフタークレーンにくらべて長距離の走行に向いています。
また、ラフタークレーンの吊り上げ荷重はほとんどの場合100t未満ですが、オールテレーンクレーンの吊り上げ荷重は100tを超えるケースが多く、パワーにも差があります。
ラフタークレーンの運転に必要な免許もチェック
移動式クレーンを運転・操作する際は、「ベース車両区分の運転資格を満たす免許」と「クレーンを操作するための資格・免許」2種類の免許が必要です。
ラフタークレーンを運転する際の「ベース車両区分の運転資格を満たす免許」は、大型特殊免許に該当します。
なお、資格・免許の種類は吊り上げ荷重によって異なります。
- 吊り上げ荷重0.5t〜1t未満:移動式クレーンの運転の業務に係る特別教育
- 吊り上げ荷重1t〜5t未満:小型移動式クレーン運転技能講習
- 吊り上げ荷重5t以上:移動式クレーン運転士免許
ラフタークレーンとはさまざまな現場で活躍する建機
移動式クレーンの一種であるラフタークレーンは、1つの運転室でクレーンの操作も車両の運転も可能。
大型タイヤを装備した2軸4輪駆動式で、不整地などでも活躍します。
ラフタークレーンと同じ移動式クレーンに、運転席を2つ備えた「トラッククレーン」や、トラッククレーンの高速走行機能と、ラクタークレーンの不整地走行機能をあわせ持った「オールテレーンクレーン」という車両があります。
それぞれ特徴が異なるので、現場にあわせて使い分けると良いでしょう。
ラフテークレーンを業務で使用する際は、大型特殊免許とクレーンを操作するための資格・免許の2つが必要です。
グットラックshimaでは、さまざまな建機を販売しています。
豊富なラインアップをホームページから簡単に検索できますよ!
お気軽にお問い合わせください。