2020.09.29

トラックのオーバーヒート、原因や対処法は?こんな症状には注意!

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こんにちは!グットラックshimaです!

 

トラックを運転するうえで気をつけなければいけないのが、走行中の車体トラブル。

なかでもオーバーヒートは非常に危険で、廃車になるほど重篤な状態になってしまうこともあります。

 

実は、オーバーヒートはトラックのトラブルで発生率が高い症状なんです!

そこで今回は、いざトラックがオーバーヒートしてしまった場合の対処方法などについて詳しくご紹介します。

 

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トラックのオーバーヒートとはどんな症状?こうなったら要注意!

トラックのオーバーヒートとは、冷却水(クーラント液)や冷却系統の異常により、エンジンが過熱して起こるトラブルのことです。

 

冷却水が劣化や、漏れ・加熱といった異常を放っておくと、ガスケットの破損やエンジンの焼き付きが発生し、オーバーヒートします。

 

オーバーヒートが起きた時の主な症状は下記の通りです。

  • 水温計が上昇・下降を繰り返す
  • アクセルを踏まないとエンジンが止まる
  • エンジンの回転数が不安定
  • エンジンから異臭がする
  • エンジンから煙が発生する

このような水温計の変化や、走行時の異変を見逃さないように注意しましょう。

 

 

トラックがオーバーヒートしてしまう主な原因は?

クエスチョンマークとビジネスマン

では、なぜトラックのオーバーヒートは発生するのでしょうか。

主な原因についてご紹介していきます。

 

① 冷却水漏れ・不足

冷却水は、ラジエーターや冷却ファン、ウォーターポンプやサーモスタットによって、エンジンに送られます。

 

しかし、何らかの機械トラブルによってラジエーターやホースから冷却水が漏れると、エンジンを冷やせなくなります。

その結果エンジン温度が上がり過ぎてしまい、オーバーヒートが起こってしまうのです。

 

 

② ウォーターポンプの不具合

冷却水をエンジン内部とラジエーターに循環させるウォーターポンプ。

 

そのウォーターポンプにサビや固形物が混入して劣化したり、磨耗して水漏れしたりという不具合が起こると、冷却水を正常に送れなくなってオーバーヒートします。

 

 

③ 冷却用電動ファンの不具合

ラジエーターを冷やすための走行風を発生させる冷却用電動ファンの不具合もオーバーヒートに繋がります。

 

エンジンの回転やモーターで駆動されているので、ヒューズが飛んだり、電子回路の部分が焼き付いたりすると、風を発生させられなくなり、エンジンは加熱してしまうのです。

 

 

④ サーモスタット・サーモメーターの不具合

サーモスタットとは、エンジンを冷やす冷却水の温度を一定に保つために使われています。

 

サーモスタットが経年劣化すると、一度開いたバルブが開閉できなくなり、冷却水の通路をふさいでしまいます。

 

 

トラックがオーバーヒートした時の対処法や修理費用の目安を知っておこう!

トラックのオーバーヒートを感じたら、早急に対処する必要があります!

続いて、その対処法と修理費用の目安について解説しますね。

 

オーバーヒートした時の対処法

オーバーヒートが起こったら、まずは慌てないことが大切です。

その上で、次のような対処法を適切に行いましょう。

 

トラックを停車させてエンジンを停止する

オーバーヒートが発生したら、まずは安全な場所を探してトラックを停車し、エンジンを停止しましょう。

 

事故を起こさぬよう交通の流れの邪魔にならず、安全に対処作業を行える場所に停車してください。

また、オーバーヒートは発火による車両火災の可能性もあるため、周囲に可燃物がない場所を選びましょう。

 

 

冷却水を確認する

冷却水の量が適切か確認します。

冷却水はエンジンから発せられる熱によって膨張するため、タンク内のHマーク以内までなら量が増えていても、基本的には問題ありません。

 

ただし、Hマークを超えていたり吹き出した形跡がある場合は、ラジエーターキャップやガスケットへの異常が考えられます。

また、Cマーク以下まで減っていたら、冷却水が漏れている可能性もあるので、整備工場で対処してもらいましょう。

 

 

エンジンオイルを確認する

エンジンを停止させたあと5分ほど放置して熱を冷まし、オイルパンにオイルが戻っているのを確認してから、エンジンオイルの点検を行います。

 

オイルの量が極端に減っていたり、金属の粉といった異物が混ざっていたりする場合は、交換が必要になる場合もあります。

 

 

ロードサービスに連絡

トラックを停車したあと「エンジンを停止してもエンジン部分の温度が一向に下がらない」「キャブを開けられない」「停車した後の対処がわからなくなった」という場合は、すぐにロードサービスや最寄りのディーラーなどに連絡を入れましょう。

 

 

オーバーヒートした時の修理費用の目安

トラックの車種や年式、症状によって、オーバーヒートの修理費用は大きく異なります。

 

冷却液の交換:数千円

サーモスタットの交換:10,000円前後

ラジエーターの交換:20,000~60,000円

ガスケットの交換:40,000~150,000円

エンジンの載せ換え:100,000~数百万円

 

さまざまな修理のケースが考えられますので、参考程度に目安として覚えておきましょう。

 

 

トラックのオーバーヒートを防ぐメンテナンスは?

工具を持った作業着の男性

トラックのオーバーヒートを防ぐためには、定期的なメンテナンスが大切です。

 

エンジン冷却機能を維持するために、以下のポイントに注意しながら日々のメンテナンスを心がけましょう。

  • リザーブタンクの確認:冷却水は十分な容量を確保しているか
  • ファンベルトの確認:冷却ファンは正常に動作しているか
  • 計器類の確認:温度計は正常に動作しているか
  • エアコンの確認:暖房機能などに異常はないか
  • 水温計の確認:針が「C」を示していることはないか
  • エンジンオイルの確認:量は十分にあるか
  • ラジエーター本体やホース・ウォーターポンプの確認:液漏れがないか

トラックのエンジン冷却機能が正常に作動していれば、オーバーヒートが発生する確率は大きく低下します。

上記のポイントを確認し、不具合がある場合は早めに適切な対処法を取りましょう。

 

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トラックのオーバーヒート、メンテナンスと正しい対処で安全運転を

トラックのオーバーヒートは、冷却水(クーラント液)や冷却系統の異常により、エンジンが過熱して起こるトラブルです。

 

まとめると、主な原因は以下の4つ。

  1. 冷却水漏れ・不足
  2. ウォーターポンプの不具合
  3. 冷却用電動ファンの不具合
  4. サーモスタット・サーモメーターの不具合

 

もしもオーバーヒートが起こってしまったら、安全な場所へ停車してエンジンを切るなど、落ち着いて対処することが大切です。

 

深刻なオーバーヒートに至ると高額なエンジンの載せ替えが必要になるケースもありますので、その場合にはトラックの買い替えも検討してみるのも手です。

トラックの購入や買取のご相談ならグットラックshimaに、ぜひお任せくださいね!

豊富な品揃えと安心・信用・満足をお客様にお届けするため、スタッフ一同、心よりお待ちしております。

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