2022.11.30
トラックのタイヤがパンクする原因や対処法は?予防策も確認!
こんにちは!グットラックshimaです!
タイヤのパンクはトラックドライバーが遭遇する可能性の高いトラブル。
万が一、運送中にタイヤがパンクした場合、その対処法を知っているかどうかで初動対応に大きな違いがでます。
今回は、トラックのタイヤがパンクした際の対処方法や、パンクの原因、その予防策などをご紹介します。
ぜひ参考にしてください。
トラックのタイヤはなぜパンクしてしまう?
タイヤのパンクは、車にはつきもののトラブルのひとつです。
走行距離の長いトラックは、パンクに悩まされる可能性もどうしても高くなりがちです。
そもそもトラックのタイヤはなぜパンクしてしまうのでしょうか?
タイヤがパンクする主な原因は次の4つです。
原因①釘などの異物が刺さったため
路上にさまざまな異物が落ちており、路上の釘やネジ、ガラス片や鋭くとがった石などはパンクの原因となる異物の代表格。
タイヤに異物が刺さると穴が空き、そこから空気が漏れ、パンクします。
トラックのタイヤは大型なので、小さな穴なら問題がないと思われるかもしれませんが、2~3時間で空気が抜けてしまうともいわれています。
原因②タイヤの側面に傷がついている
縁石で擦ってしまったり、ぶつけてしまったりしてタイヤの側面に傷がつき、空気が抜けてしまうことがあります。
実は、タイヤの側面はあまり強度が高くなく、少し擦ってしまっただけで傷や亀裂を生じさせてしまいます。
原因③タイヤの空気圧の低下
タイヤの空気圧とは、タイヤ内部にある空気の圧力のこと。
それぞれ車ごとに適正空気圧が設定されており、高すぎても低すぎてもタイヤの耐久性を落とします。
特に、空気圧が低い場合はパンクの原因に。
空気圧が低いまま走行を続けると、走行中にタイヤがたわみ、横から見るとウェーブ状に変形してしまう、スタンディングウェーブ現象が起こります。
スタンディングウェーブ現象は車の乗り心地を低下させ、パンクトラブルを引き起こします。
原因④タイヤの経年劣化
寿命を超えたタイヤは表面が徐々に硬くなり、ひび割れが起きて、パンクしやすくなります。
タイヤはゴムでできているため、走行距離にかかわらず、製造から年月が経過すると劣化します。
その寿命は走行距離や空気圧の状態にもよりますが、製造からおよそ3〜4年程度です。
中古タイヤ一覧
トラックのタイヤがパンクしたときの対処法
トラックの全荷重を支えるタイヤは、非常に重要なパーツのひとつ。
積み荷を積載したトラックがパンクすると深刻な事故に繋がりかねず、パンクの際の対処方法をしっかり把握しておくことは安全のためにも必要不可欠です。
パンクトラブルは急に発生します。
事前にその際の対応方法をしっかりと把握しておきましょう。
①安全な場所に停車する
走行中のトラックがパンクした場合、まず安全な場所に停車してください。
パンクしたトラックは正常な走行機能を失っています。
まだ走行できそうであっても、一刻も早く停車しましょう。
停車の際は急ブレーキを踏むのではなく、タイヤに負担がかからないように少しずつスピードを緩めてください。
高速道路の場合は、車の後方に停止表示板・発煙筒を設置し、後続車に停車していることを知らせましょう。
②タイヤの状況を確認する
安全を確保した上で、タイヤの状態を確認します。
タイヤがへこんでいたり、釘やネジが刺さっていませんか?
タイヤにヒビや亀裂が入っている場合は、それがパンクの原因かもしれません。
③会社へ報告する
タイヤと車両、周辺の状況を説明して指示を仰いでください。
パンクトラブルによる荷物の延着のリスクを最小限にとどめるため、会社への連絡は必ず行いましょう。
④ロードサービスを依頼する
会社の指示に従い、必要であればロードサービスへ連絡しましょう。
トラックのタイヤがパンクしたときに注意すること
トラックのタイヤがパンクしたときに注意することが3点あります。
こちらも事前に確認しておきましょう。
注意点①そのまま走行しない
パンクに気付いてもまだ、走行できそうに感じる場合もありますが、基本的にパンクしたらその場から動かないのが鉄則。
タイヤがパンクした状態で走行し続けると、変形のため熱が発生し、発火の可能性があります。
さらにトラックはタイヤ1本あたりで支える重量がかなり重いため、パンクの状態で走行するとホイールが変形し、使えなくなってしまいます。
特に高速道路では、パンクしたまま走行するとタイヤがバーストしやすくなります。
サイズの大きなタイヤが吹き飛んでしまうと、周囲を巻き込む大惨事になりかねません。
注意点②自分でタイヤ交換をしない
トラックに搭載されているスペアタイヤは、ロードサービスに交換してもらうためについています。
トラックのタイヤのボルトは機械を使って締めているため、人間の力ではボルトを緩ませることはできません。
トラックのタイヤの交換は非常に複雑なため、自分で行おうとせず、ロードサービスを待ちましょう。
注意点③タイヤに異物が刺さっていても抜かない
タイヤの状態を確認した際に異物を発見したとしても、抜かないでください。
無理に引き抜こうとすると、パンク修理ができなくなったり、バーストを引き起こす可能性があります。
トラックのタイヤをパンクさせないための予防策
トラックのタイヤのパンクは大きな事故に繋がる可能性もあるため、パンクを予防することが大切です。
トラックのタイヤをパンクさせない予防策には次のようなものがあります。
予防策①タイヤの状態を乗車前にチェックを
乗車前にタイヤのチェックをしましょう。
ダブルタイヤを装着している場合など、異物を踏んでいても気づかず、ゆっくりと空気が抜けていたなんてことも少なくありません。
乗車前に点検すれば、気づいていなかった異物や亀裂・傷を発見でき、被害を最小限に抑えることができます。
予防策②定期的な空気圧点検を
タイヤの空気圧は高くても低くてもタイヤに悪影響を与えます。
タイヤは、走行してなくても空気が自然に抜けていき、空気圧は低下していきます。
適正な空気圧を保つため、月に1度は点検しましょう。
また、スペアタイヤを積んでいる場合は、万が一の場合に備えてスペアタイヤの空気圧も併せてチェックしておくことをおすすめします。
つけっぱなしのスペアタイヤは、ボルトの緩みがないかも確認しましょう。
予防策③3年以上経過したタイヤには点検を
ゴム製品のタイヤは時間が経つと劣化します。
タイヤの寿命は走行距離や空気圧の状態によりますが、製造からおよそ3〜4年程度。
これを越えるとゴムはだんだん硬くなり、ひび割れなどの原因になります。
使用開始から3年以上経過している場合、点検を受けて、問題がないか確認してもらうと良いでしょう。
トラックのタイヤのパンクは異物や空気圧の整備不備が原因
トラックのタイヤのパンクは大事故につながりかねない問題です。
トラックのタイヤのパンクの原因には、異物による傷、タイヤ側面の損傷、空気圧の低下、タイヤの経年劣化が考えられます。
タイヤのパンクに気付いたら、すみやかに安全な場所に停車しましょう。
パンクした状態で走行し続けるとタイヤがバーストし、大事故に発展する可能性もあります。
トラックのタイヤのパンクの予防方法として、乗車前のタイヤの状態のチェックや、定期的な空気圧の点検、経年劣化の恐れがあるタイヤは安全性の確認を行うことをおすすめします。
タイヤのトラブルはいつ起こるかわかりません。
事前にしっかり点検し、万が一に備えましょう。
グットラックshimaでは、トラック用の部品を数多く取り揃えております。
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