2020.12.19
トラックの導風板(風防・エアデフレクター)とは?役割や種類など
こんにちは!グットラックshimaです!
トラックの運転席の屋根の上に、三角形のパーツが取り付けてあるのを見たことはありますか?
あれは「導風板」または「風防」「エアデフレクター」と呼ばれるパーツです。
主にアルミバンやウイングトラックのような、荷台が箱型で高さのあるトラックに取り付けられています。
今回はこの導風板が果たしている役割についてと、どのような種類があるのかについてもお伝えしていきます。
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目次
トラックの導風板とは?役割や効果を紹介!
導風板は、取り付けに適しているトラックと付けなくてもOKなトラックがあります。
取り付けるべきなトラックとしては、主にアルミバンやウイングトラックなど、荷台が四角形で風の抵抗を受けやすい種類です。
ただし、大型トラックは平ボディでも導風板を付けている場合はあります。
思いっきり雨風にさらされるパーツですので、錆びない素材であること、耐久性に優れた素材であることが必要です。
また、燃費効率から考えて、軽ければ軽いほど好ましい素材と言えます。
その条件を満たしているのが「FRP」と呼ばれる繊維強化プラスチックで、導風板の素材として多く使われています。
同じく条件を満たしている、合成樹脂が使われているケースもあります。
導風板には、次のような役割と効果があります。
発進や加速をスムーズにする効果
トラックの運転席の屋根と、荷台の高さに差があると、走行時に荷箱の平面部分に強い空気抵抗が発生します。
レーシングカーや新幹線を見てもわかるように、形状を流線形にすることで、空気抵抗を軽減することができます。
これにより、発進や加速がよりスムーズに行えるようになります。
燃費効率の向上
導風板を取り付けて空気抵抗を軽減することにより、燃費効率が向上するというメリットもあります。
車体の状況や走行距離によって向上の度合いは変わりますが、少なくとも取り付けていない状態よりは燃費効率の向上が期待できるでしょう。
安定性の向上
車高の高いトラックは、風の影響を受けやすいというデメリットがあります。
特に橋の上や高速道路などでは不安定になり、ふらつきを感じることがあります。
そこで導風板を取り付けて、正面からの空気抵抗を軽減することで、安定性を向上させ、ふらつきを抑えることができるのです。
風切り音の軽減と雨水除け
トラックの運転席の屋根と荷箱の高低差があるにも関わらず、導風板を取り付けていないと、速度を上げれば上げるほど風切り音が強くなります。
風切音が強すぎると他の音が聞こえにくいなど、安全運転という観点から考えても、あまり良いこととは言えません。
雨が強い日のトラックの運転は、フロントガラスに水がたくさん流れて視界が悪くなり、細心の注意が必要になります。
導風板は風切り音を軽減し、雨水もフロントガラスの横を流れるように設計されたものも開発されています。
安全運転にも一役買っているパーツとなっています。
トラックの導風板の種類は3つある!
トラックの導風板には3つの種類があります。
それぞれに特徴がありますので、ご紹介していきましょう。
可変式タイプ
導風板の角度を変えて、防風の効果を調整することができます。
角度を調整することができるので、車種専用というわけではなく、いくつかの選択肢から選ぶことが可能です。
固定式タイプ
大きさや角度が固定されていて、調整することはできません。
トラックの運転席の屋根の部分をワイドに覆うタイプが主流です。
トラックの車種に合わせたものを選ぶことになるため、純正品の多くはこの固定式になります。
ボードタイプ
3つの種類の導風板の中で、1番安い価格で購入できます。
固定式、可変式と大きく違うところは、左右の側面がカバーされていないところです。
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導風板を取り付けて、より快適なトラックのドライブを!!
トラックの運転席の屋根の上に取り付けてある三角形のパーツ「導風板」。
何気なく見ていたこのパーツには、さまざまな効果や機能、効果や種類があります。
トラックの導風板について、内容を振り返っておきましょう。
- 導風板は、主に荷台が四角形で風の抵抗を受けやすいトラックに取り付ける
- 発進や加速をスムーズにする、燃費効率の向上、安定性の向上、風切り音の軽減と雨水除けなどの効果がある
- 可変式・固定式・ボードタイプの種類があり、それぞれに特徴がある
トラックの導風板は、安全走行に重要な役割を果たしています。
まだ取り付けていらっしゃらない方は、ご購入を検討されてみてはいかがでしょうか。